心の栄養♪映画と英語のジョーク

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「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」

2010-03-19 | 映画「ま」行
独身を謳歌する大学教授のジョン(フィリップ・シーモア・ホフマン)と、契約社員に就きながら
作家を目指しているウェンディ(ローラ・リニー)のサヴェージ兄妹。ニューヨークでそれぞれ
淡々とした日々を送っていた彼らはある日、父のレニー(フィリップ・ボスコ)が認知症との
報せを受ける。しかし、兄・妹二人はは自分たちの経済状況や、過去のわだかまりから、
今や他人同然である父の面倒を見ることに戸惑うばかり。だが、父の後妻も亡くなり、
頼れる身寄りがジョンとウェンディしかいないため、彼らは仕方なく面倒を引き受けるのだが・・。


これがDVDスルーとは、もったいなさ過ぎですね〜。
確かに、淡々と、もしかしたら人によっては受け取り方が違うだろうなぁ
という内容ではありましたが、私なんて、リアルだわ〜〜〜と 展開に
釘付けでしたし、フィリップ・シーモア・ホフマンもローラ・リニーも
大好きな俳優さんなので、彼らの淡々としたリアルな演技に大満足でした。

それに2007年のアカデミー賞の脚本賞と主演女優賞にノミネートも
されてるんですよね。やはり未公開はもったいないです。
他の賞では脚本賞をとってるところもあり、さすがの脚本だと思いました。
兄と妹のやりとりも、楽しい場面も、言い合う場面も、ちょっとした会話も、
とてもリアルで 納得もし、笑いもし、共感もし・・でしたし、
なんといっても、認知症になった父親をどうするべきか・・というところ、
この父親の言葉や動作や仕草が、身につまされたし、胸に堪えました。
 
でも、この父親、認知症とはいえ、まだまだ軽度。主人の両親も含め、
3人の親の認知症を見てきたわたしとしては、やはりこの程度ならかなり
軽度だわ〜と思いました。が、軽度というのもまたこれ問題で、動ける、
なんでも出来る気でやっちゃうというのが、寝たきりになってしまうよりも、
もっと大変な部分もあるんですよね。
この父親をどうするべきか。過去が描かれていなくて、言葉だけだったので
(そのあたりは残念でした)どの程度兄・妹に迷惑をかけたのか、
どんな風だったのかがはっきりわからなかったですが、確執があったらしいし、
兄・妹の心が揺れる様が、暗くなりすぎず、上手く描かれていたなぁと感心しました。

これまでにも邦画はもちろん、洋画でも認知症やアルツハイマーに
かかった家族の物語を、けっこう見ましたが、ここまでリアルに
描いてあるのは見たことありませんでした。
だからって悲惨とか、だからって、余計に重いとか、そういうのじゃなくて、
淡々と。そこが好感でした。ただ、とても短期間の出来事だったので、
そのあたり不満と言えば不満でしたが、兄・妹の“その後”(といっても
6ヶ月後)の描写もチラッとラストにあって、そこも良い感じ。
 
監督自身の体験を映像化した作品ということを見終わってから知り、
やはりこのリアルさはそこのあたりからきてたのか〜・・と納得。
エンターテイメント性というものは、ほぼないんですが、とても上質の
作品だったと思います。で、この兄と妹を演じた二人ですが、やはり
さすがでした。会話がとても自然。こんな風に演技できるなんて、
すごいなぁ〜・・と この二人の演技の巧さもこの映画をさらに
良いものにしていました。

ただ、一点気になったのが、ローラ・リニーの髪の毛、あれはカツラでしょ、
とすぐにわかるものだったこと。なんであんな風にしたのかなぁ?せっかく
何もかもが自然な感じの映画だったのに、そこに目がいっちゃう時が
あってもったいなかったです。

兄・妹が車で口ケンカをしているときに父親がゆっくりと補聴器の音を
下げるシーン、兄・妹がテニスをするシーン、その後家に帰ってからの
シーン(会話)、お父さんの車椅子を押すシーン、介護施設に行くシーン、
その他諸々、さまざまな映像や会話が頭の中に残りました。
兄が妹を説得するとろこで語った言葉も、わかるわ〜〜〜と心に残ったし・・。
完全な人間なんていないとは思いますが、兄も妹もいまだ結婚に
踏み切れないでいたり、妹はファザコン気味で不倫していたり、
この不完全さが嫌な感じではなく、人間って・・というところが
出ていたのも好感でした。

決して人ごとではない彼らの置かれた立場とか、介護、家族や親子、
兄弟について、見る人それぞれがいろいろ感じる事がある映画なんじゃ
ないかなぁって思いました。暗いだけじゃなくて、優しくて、とても
力強く感じる部分もありましたし。
しんみり、しっとり、温かい、そんな作品でした。
でも人に寄って感じ方がだいぶ違うかなぁとも思いました。

個人的お気に入り度4/5

マイ・ライフ、マイ・ファミリー [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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ジャンル:
映画(DVD)
キーワード
フィリップ ローラ・リニー マイ・ファミリー マイ・ライフ ウェンディ フォックス ファザコン ニューヨーク アカデミー賞 家族の物語
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5 コメント

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この映画でしたか… (ちゃぴちゃぴ)
2010-03-19 22:00:50
ノミネートされていて、また観ようと思っていたのですが、すっかり題名が思い出せなくって。
ローラ・リニーだけは覚えていたんですがねぇ。
たしか、これも置いてなかったような???インプットしとこーっと。

初めまして (NARCY)
2010-03-20 13:08:32
初めまして(でしょうか?)NARCYと申します。
ブログ、拝見させて頂きました。なかなかのメジャーから隠れたマイナーまで色々鑑賞されているのですね。すごいです。

最近、オムニバス映画のサイトを開きました。もしよろしければご覧頂き、感想などをお聞かせ下さい。

アクセスお待ちします。
宜しくお願いします。
ちゃぴちゃぴさんへ♪ (メル)
2010-03-21 07:25:16
ちゃぴちゃぴさん、こんにちは☆^^

そう、オスカーにも2部門(?)ノミネートされてたのに、DVDスルーだったんですね〜。
見る人を選ぶかも?とは思いましたし、ぐぐっと盛上がるとかいうところがあったわけじゃないんですが、とても良い映画だったなぁと思ったので、未公開は残念です。

ローラ・リニー、良かったですよ〜♪
それにフィリップ・シーモア・ホフマンも。

もしもどっかにございましたら、是非♪^^
NARCYさんへ♪ (メル)
2010-03-21 07:27:17
NARCYさん、初めまして♪

オムニバスの映画のサイトを開設されたんですね。
先ほど、お邪魔させて頂きました^^
コメント等、何も書いてませんが(^_^;)
またお邪魔して、もっとゆっくり読ませてもらいますね〜。
紹介、ありがとうございました♪
「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」 (K)
2011-11-13 16:36:33
はじめまして。
「フィリップ・シーモア・ホフマン」
「リアル」
「二人の演技の巧さ」
その他いくつかの点でピンとくるものがあり、
いつか観れるかもしれない事を考え、
作品にふれている内容は極力見ないようにしました。
楽しみに残しておく意味で。
また「英語」にも関心あるので、
時間を見つけ、「心の栄養♪映画と英語のジョーク」に
おじゃましたいと思っています。
興味深い作品の紹介、ありがとうございました。

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