昨日、県議会各会派要望に対し、知事回答が出されました。我が民進党・無所属クラブの31項目の要望につきましても全て回答が出されました。31項目のうち、予算反映の有額回答項目は22項目。更に、前進のあった項目は5項目程度でした。私が担当した項目のうち、文化プログラムの充実については、文化の担い手育成に勘案し、小中学生に対する体験講座の開催が言及され、今後文化の担い手育成に向けた方向性と予算案が示されました。農業分野では、酪農畜産に対しての特に交雑種に対する受精卵に対する支援、更には施設農業では、いちごにおけるICT導入や新規就農者に対する支援等が具体的に言及されました。農産物輸出対策では、新たな販路開拓として、米国やUAEにおけるいちごのテストマーケティング等も示されました。会派としての受け止めは、やはり財政健全化に対する懸念。単年度収支均衡予算から平成29年度予算より、中期財政収支予算に方針がシフトされたことを受けて、県の貯金にあたる財政調整基金を110億円程度切り崩すことが、平成29年度で示されていますが、平成30年度も同様な方針で臨むとのことであり、基金残高や県債残高等も悪化するため、極めて財政規律的に心配な方向に向いていることに警鐘を鳴らさなければならないところです。ここ数日の世界的な株安等を勘案しても、県税収入が安定して確保出来るかは不透明です。2月予算議会に向けて、会派としても今回頂いた回答内容を検証し、議案審議や本会議、委員会に臨んでいきたいと思います。
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