「大正広重」吉田初三郎は印刷折図や絹本以外にも、写真のように全国各地の巨大な絵看板の観光鳥瞰図を多数描きました。これは宮崎県の戦前の作品の写真で「水力の國日向」と記され、初三郎も写っています(所有する初三郎踏査時ネガ資料)。
現在の何処にあったのか気になりますが、内容からすると延岡市と五ヶ瀬川など県北が中心のよう。左下に記された落款から推測するに1931(昭和6)年頃だと思われます。初三郎の宮 . . . 本文を読む
つい先日、某ネットオークションに出品されていた絹本肉筆画(軸装)を無事に最低価格で落札し商品が届きました。
研究者や収集家は誰も気づかなかったようですが「大正広重」吉田初三郎の高弟・城下豊栄の「京都全景」肉筆画でした。本名・城下常一、愛知・犬山蘇江画室で初三郎の画業を支えた四天王のひとり。彼の作品で確認されている肉筆画は殆ど無いと思います(豊栄の独立後、彼を支えた京都・和多田印刷で1点肉筆画を見 . . . 本文を読む
吉田初三郎の戦後作品は自治体の「昭和の大合併」前後に集中しています。企業絡みの作品も多く「島本町・大山崎村史蹟景勝鳥瞰図」は、今話題のサントリー(旧社名壽屋)山崎工場を中心に描かれています。
さらに「大山崎」といえば、大河「軍師官兵衛」のクライマックス「中国大返し」山崎の戦いの古戦場も。
それにしても、6枚目の天王山「十七烈士の墓」「太閤旗立松」の左の山肌にある「蛙の京阪見物」 . . . 本文を読む
7月31日夜、月末恒例の福岡ビル1F西鉄ショーケースの写真展示替えを終えました。
8月度のテーマは「宮地岳線高架化、そして貝塚線へ~西鉄千早駅改称10年、香椎宮前駅開設55年(連続立体交差事業と路線名変更)」です。
ちょうど10年前、2004年8月2日に香椎副都心土地区画整理事業に伴う路線変更&高架化で名香野駅はJRと一体の「西鉄千早駅」となりました。
今回は移転前の名香野駅ののどかな光景、 . . . 本文を読む
名古屋市博物館「NIPPONパノラマ大紀行~吉田初三郎の描いた大正・昭和」展はりっぱな図録が制作されています。その表紙に使用されている「木曽川と大同電力」鳥瞰図を3分割でご紹介。福博電気軌道(福岡市発展の基礎になった軌道)に始まる福沢桃介と松永安左エ門の実業タッグはここでも活発でした。
松永安左エ門が福岡に遺した功績を改めて検証するため、自伝も含めて10数冊の評伝や伝記・関連本を入手し読破。 . . . 本文を読む
今回の名古屋&犬山行き、個人的に博物館明治村で見たかったのは約100年ぶりに札幌から里帰りし、6月から期間限定展示が始まった「名電1号形」。名古屋と札幌の戦前の絵葉書に登場する車両です。http://www.meijimura.com/50th/
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昭和レトロな福博風景満載!フォ . . . 本文を読む