まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

日本美の華

2009-10-13 12:53:24 | くらし

連休最終日の上野のお山はすごい混雑。

 覚悟の上とはいえどこちらも大混雑。

この展覧会は、人間修行が足らなくても、そんなものものともしない懐の深さでお出迎えしてくれました。期待にたがわず、いや、それ以上で・・・

会場に入って狩野永徳の『唐獅子図屏風』を目にした途端、寒気なのか大迫力のそれなのか、軽い震えが来ました。
その部屋にはほかにも大きな屏風がたくさんあったのですが、吹っ飛んでしまいました。

次の部屋は今回の目玉作品の一つ 『伊藤若冲 動植綵絵(さいえ)』全30幅

もう、すごい!の一言。
超絶技巧
色彩の氾濫
好きだ嫌いだなんてものじゃない
双眼鏡で観覧してらした人を何人も見かけましたが、大正解

1幅から30幅まで観賞し終わるのは容易じゃあないです。
瞼の裏が色で溢れかえって、いまだにちかちかする感じがしてますから。

若冲の全30幅作品 個人の方のブログから拝借しました)

若冲を観た後は、酒井抱一の『花鳥12ヶ月図』でお口直しをして。
この人の描く植物は好きなんですよ、優しくて。

ここまでくると、円山応挙さんまですっとんだりして、申し訳ない気分になってきます。

そんなこと言っていながら、葛飾北斎の『西瓜図』には足が止まります。
小品ながら、みずみずしくてうまそうだと感じさせてくれるのですから。

そのほか、
いつも力をもらう横山大観の単純明快、力強い『朝陽霊峰』
上村松園の優美な『雪月花』
螺鈿の棚や花瓶等々、堪能しました。

まさに皇室の名宝ー日本美の華
そのものの展覧会でした。

ただ、混んでいます。若冲の部屋なんぞ「インフル絶対うつるよな」というくらい人口密度が高いです。観賞日および時間をよくよく検討することを勧めます。



 

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