南斗屋のブログ

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交通事故被害者の悩みの原因

2007年05月14日 | 未分類
交通事故のご相談や、法律上の手続きなどをしておりますと、被害者やその家族の方々が、様々な悩みをもっておられることがわかります。

その悩みの原因は
1 交通事故に遭って怪我を負い、場合によっては後遺障害を負ったり、死亡という不幸な出来事がおこるというのが、最も直接的なものですが、それに
2 交通事故に遭わなければ、出会わなかったであろう人々との人間関係のストレスが加わっています。

交通事故に遭うことで
① 加害者
② 保険会社
と顔をあわせたり、話し合いをもったりする場面が、でてきてしまいます。

加害者の態度が不誠実だと、それだけで非常なストレスになりますし、加害者の態度が一応誠実なものであっても、保険会社の担当者の対応が、被害者に苦痛をもたらす場合もあります。

特に、保険会社では、監督官庁である金融庁から、不払いの問題で、行政処分を受けるように、保険金の支払い体制がガタガタになっている状況です。

最近、私が受けたご相談の中でも「保険会社の担当者に連絡しても、連絡が遅い、連絡をくれない」という被害者側の声も耳にします。被害者側が何度も督促しているのに、保険会社の対応が全くなされないというのは、連絡、報告というコミュニケーションの基本的なところが欠落しているということであり、保険会社にこの部分の是正を、強く求めたいところです。


被害者としては、保険会社の担当者を信頼して、支払い関係等の手続きを進めなければならないだけに、この信頼関係が崩れることは、被害者を途方に暮れさせることになってしまうからです。

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2 コメント

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保険会社に泣かされた (交通事故被害者の父)
2007-05-14 09:53:38
私は、現在保険会社と裁判をしている交通事故被害者の父です。どれだけ保険会社の不法で、非倫理的行動に泣かされて来たことか。このような会社が日本の社会に存在し、金融庁が認可を与えているのが理解できない。
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ストレス多いです。 (sato)
2007-05-15 18:53:00
私は痛みを訴えても解ってもらえるどころか詐病扱いされたこともあり、医師の無理解と診断力の無さに泣かされました。的確な検査と診断無くしてはどうにもなりません。払い渋り以前の大きな問題です。
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