だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ドイツ・サッカーの父、コッホ先生

2012-08-06 21:38:21 | 映画
ヴォルフガング・ベッカー監督のドイツ映画「グッバイ、レーニン!」(03)で、世界中に知られるようになったダニエル・ブリュール。日本でも大ヒットし、ブリュールはいきなり人気者になりました。

1978年6月16日、スペインのバルセロナ出身。父はドイツ人の舞台演出家、母はカタルーニャ人だとか。誕生後すぐドイツのケルンに移り住みます。だからスペイン語、ドイツ語、英語が話せるのね。

ハンス・ワインガルトナー監督「ベルリン、僕らの革命」(04)でも主演を務めます。そして3作目のチャールズ・ダンス監督「ラヴェンダーの咲く庭で」(04)で、イギリスに映画デビュー。

渋谷のル・シネマでは連日超満員で、なかなか席が取れませんでした。ウィリアム・J・ロック原作で、ジュディ・デンチとマギー・スミス演じる初老姉妹とヴァイオリニストのポーランド人青年の物語。

「青い棘」(04)「戦場のアリア」(05)「サルバドールの朝」(06)←これはつらかった…。「ボーン・アルティメイタム」(07)「イングロリアス・バスターズ」(09)とヒット作にも出演。

ひさびさにドイツ映画に主演!セバスチャン・グロブラー監督「コッホ先生と僕らの革命」(11)です。思えば、心臓発作で昏睡状態中に両ドイツが統一され、それを母に知らせまいと奔走するアレックス。

あの青年も8年経ち、撮影当時33歳。今回は先生役です。1874年の帝政ドイツ。歴史ある都市ブラウンシュヴァイクの名門カタリネウム校に、英語教師コンラート・コッホ(ブリュール)が赴任して来ます。

コッホはイギリスのオックスフォードに留学中、グスタフ・メアフェルト校長(ブルクハルト・クラウスナー)に招かれたのでした。ドイツ初の英語教師。4年ぶりに母校に帰って来たコッホでした。

コッホは、生徒たちが英語に興味を持つよう授業にサッカーを取り入れます。サッカー用語で英語を学び、階級や国籍に対する差別意識、フェアプレイの精神やチームプレイの大切さも教えるのですが…

ドイツ・サッカーの父と呼ばれるコッホ先生。実際は留学はしていないそうです。反英感情の高まる時代に、進歩的な考え方をする若き教育者を描く本作。1911年4月没、生涯教育者だったそうです。必見!

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