いつまでもチンピラでいてね♪

オリバー・ストーン監督お久しぶりです。９９年の「エニイ・ギブン・サンデー」以来でしょうか。アイルランド出身のコリン・ファレルを主演に、アンソニー・ホプキンス、アンジェリーナ・ジョリー、ヴァル・キルマー、ジャレット・レト、クリストファー・プラマー、ジョナサン・リース・マイヤーと豪華なスターを集めた「アレキサンダー」で、またお会いしました。

相変わらず、男の映画を作るのがうまいですね～。戦闘場面での血みどろの男たちは「プラトーン」を思い出させる力強さ。今回は大軍勢なのでスクリーンに溢れんばかりの人数ですが。ストーン監督が子供頃のからの夢「アレキサンダーの生涯を描く」は、とうとう実現したのですね。

しかしすごい！歴史劇は今、ハリウッドで流行ですがストーン監督だと一味ちがいますね！いつの作品にも社会の裏側の問題点に鋭く挑む…というイメージがあるのですが、この作品には単に世界征服で富や名声を得るためでなく、アレキサンダーには文明の手の届かない人々を統一する理想があったのです。映画は見事にその精神までを描いていました。

でもやっぱり、コリン・ファレル♪かっこいいぞ！若くして王になったアレキサンダーを熱演していました。私のコリン・ファレル像はなんといっても、やんちゃでわがままなチンピラ。これからも変らないでいて欲しいけど、時には真面目な顔も見たいです、はい。
おまけにアレキサンダーは妻より大切な男の友人、恋人（ジャレット・レト）がいたのです。ストーン監督にはウソがない！うれしかったです。ヘアスタイルが気に入らなかったけど…プン！アレキサンダーで、見てください。