安倍ジャパンという別の国(体制)になっているー佐川被疑者不起訴
森友学園問題で「不起訴不当」議決が出ていた元国税庁長官の佐川宣寿被疑者らが大阪地検特捜部により、再び不起訴となった。
この国は、安倍総理が政権を奪還し、2014年7月に閣議決定で解釈改憲をして以降、「安倍ジャパン」という別の国になった。国名は変っていない。
しかし、それを言うなら実は「ナチス・ドイツ」という国もない。あくまでずっと「ドイツ国」だった。それと同じで、「日本国」という正式国名は残りつつも、実質的には日本は「安倍ジャパン」であり、「安倍天皇」と「昭恵皇后」が即位した状態になったといえる。
あるいは、古代ローマではローマ皇帝という地位も実は最初はなかった。あくまで、形式的には、アウグストゥスは、共和国のトップだった。
1868年から1945年までが天皇を頂点とする官僚国家・大日本帝国。ただし、実を言えば、天皇機関説が否定された1935年以降を別の体制(軍部統制派+革新官僚による独裁)と見なすことも出来るだろう。
翻って今、安倍晋三(昭恵)に都合が悪いことは全て隠ぺい、改ざんしても罪に問われない。安倍晋三がやることに与党や政府内部でチェックがまったく掛からない。そういう国になった。安倍総理の権威・権限は、いまや、昭和天皇と東條英機を合わせた以上になったといっても良いだろう。