レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告

2012-02-10 | 左利き
昨日も2月10日は「左利きグッズの日」ですが… で書きましたように、いよいよ本日2月10日「左利きグッズの日」です。

ネットでも「今日は何の日?」といった書き込みであちこちで取り上げていただいています。
左利きの当事者であり、左利きを応援するものとしましては、嬉しいの一言です。

右利きの人に便利な道具・機械・システムは、基本的に(右手)右利き用です。

同じように、左利きの人にとって便利なものも、やっぱり(左手)左利き用なんですね。

「(世の中右利きが多数だから)右利き用に慣れるほうがいいのだ」という意見もありますが、当事者の立場で言いますと「慣れる」より「自然」がいいと私は思うのです。

もちろん、「自然に慣れる」ことのできる人はそれでいいと思います。
でも、がんばっても思うように「慣れる」ことのできない人もいるのですから。

「右利きは右利き用、左利きは左利き用の…」という考えは、当たり前と言えば当たり前のはずなのですが、その辺がうまく理解されていないように思います。
この機会にもう一度見直していただければ、考え直していただければ、幸いです。

今週末発行の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』では、2月10日「左利きグッズの日」を記念した<LYグランプリ>の6年目、<第6回 2012>の発表です。

 ・・・

第299号(No.299) 2012/2/11
「第6回<LYグランプリ>2012発表」は、
「第6回<LYグランプリ>2012」読者大賞の投票結果と大賞の発表です。

お楽しみに!

詳細は、明日発行の本誌でどうぞ!

*参照:
第289号(No.289) 2011/12/3
「第6回<LYグランプリ>2012読者大賞候補発表&アンケート」

■「LYグランプリ」とは―
左利きライフ研究家レフティやすおがメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』誌上で、
 2月10日「左利きの日グッズの日」(レフトの日)を記念して、前年最も活躍した、話題になった左利きの人物/左利きに関わる人物、および事物を顕彰するものです。

○●過去の<LYグランプリ>●○
▼第1回<LYグランプリ>2007▼
▼第2回<LYグランプリ>2008▼
▼第3回<LYグランプリ>2009▼
▼第4回<LYグランプリ>2010▼
▼第5回<LYグランプリ>2011▼

※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」297号告知」を転載したものです。
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2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知

2012-02-09 | 左利き
タイトルにもありますように、2月10日は「左利きグッズの日」です。

日本記念日協会 2月10日・左利きグッズの日
社会生活で左利きの人が感じているさまざまな道具の使いづらさ。それを解消するための左利き用グッズの普及を目指し、左利きグッズを扱う神奈川県相模原市の菊屋浦上商事株式会社が制定。日付は2月10日を0210として「0(レ)2(フ)10(ト)」と読み、レフト=左の発想から。

*参照:
@nifty:デイリーポータルZ:風雲!2月10日は左利きグッズの日になりました
菊屋浦上商事株式会社
2008.12.28 2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される

左利きの人のために左利き用品の普及をはかる記念日です。

私は36歳のとき、左手・左利き用品を使って初めて、普段右利きの人がいかに楽をしているのか、いい思いをしているのか、の一端がわかりました。

例えば、ハサミ―。

私は「バカとハサミは使いよう」という言葉をそのまんまに受け止めていました。
「バカもハサミもそのままでは使えない。使い方が難しいものである。それでも、うまく使えば、使えるものになる。」という意味に。

でもそうではなく、ハサミというものは、手に合ったものなら「簡単に切れる。切り取り線も見ながら切れる。刃と刃と間に挟んでしまったり(だから「ハサミ」と言う名前のだと思っていました!)しない。便利なものなのだ。」と知りました。

左手・左利き用品は、そういう左利きの人の優しい友だち、強力な味方なのだ、と。


でも、ちょっと待ってください。
中には、勘違いしている人もいるようです。

「左利き用品は、欠陥商品だ」とか、「左利きには使いにくいものだ」という人がいるのです。

また実際に、これで本当にいいのか、と思わせる製品があることも事実です。
一応左利きの人の使用を想定しているらしいのですが、本当のところはどんなんだろうかと思わせるようなものもないわけではありません。

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』では、そういう問題について考えるコーナー<左手・左利き用品を考える>を始めました。

 ・・・

第298号(No.298) 2012/2/4
「レフティ・グッズ・プロジェクト<左手・左利き用品を考える>第1回」は、
ズバリ先ほども書きました【「左手でも切りやすいハサミ」とは?】です。

この『お茶でっせ』で昨年の末に書きました「スコッチ キッズシザーズ」の場合を手始めに、ある工業大学の学生さんの研究「利き手に合わせて使える文房具の製作」からも、同じようなハサミの問題を取り上げています。

2011.12.23 左手・左利きに優しくない!?学童用はさみ「スコッチ キッズシザーズ」住友スリーエム

詳細は本誌でどうぞ!


※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知」を転載したものです。
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左利きでも万年筆は使えます。『レフティ生活 万年筆編』―左手書字の研究

2012-02-08 | 左利き
しばらくぶりで、左手書字について書いておきましょう。
あまりにもほったらかしですからね。

(前回の【左手書字考】-左手で字を書くために(その3)-の記事)
2011.4.21 左手で(それらしい)字を書く方法(左手書字考)1ペンを持つ手の構え

左手書字研究ファン(?―そんな人おるんかい!? ファンとは呼ばないでしょうけれど、必要とする人は少なくないようです。)の皆様にお役に立つだろうサイトを紹介します。

「左利きでも万年筆は使えます。」という「Mag」さんのサイトです。

『レフティ生活 万年筆編』

左利きで万年筆を快適に使うための情報を掲載中!
というものです。
ブログもあります。
左利きで使う万年筆情報
左利きの管理人が使う万年筆の数々を紹介するブログです

この「Mag」さんのサイト『レフティ生活 万年筆編』を見てゆきますと、
左手で万年筆を使って字を書く方法には、二つの方法があることがわかりました。

【左手で万年筆を使って字を書く方法】

(A)(左手で書くために作られた)左利き用万年筆を使う
(B)(左手で書くのに不都合が起きないような)持ち方を工夫する


これは、万年筆に限らず、どんな筆記用具でも言えることではないか、という気がします。

要するに、次の二つの方法でしょう。

【左手で字を書く方法】

(a)左手でも書きやすい筆記具を選ぶ
(b)持ち方を工夫する


 ・・・

では、サイトのほうを見てゆきましょう。

まずはご自分で使っておられる万年筆の紹介から。

「左利き用」としては、「プロフィット21レフティ」をお持ちのようです。

・セーラー万年筆 レフティ(左利き用) プロフィット21 細字(F) 11-2023-220


でも、今ではどんなものでもそれなりに使えるようになられたご様子。

それには一つの秘訣があります。

それはご自身が苦心の末に“開発”し、身に付けられた方法です。
それは「持ち方を工夫する」方法です。

ブログでも書かれていますが、私なりにまとめますと、従来の左利きの人の場合の代表的な持ち方としましては、

(1)右手の持ち方のオーソドックスな持ち方の裏返し―鏡像である持ち方。
(2)横方向から押し書きするような持ち方
(3)手首を曲げ、巻き込むような鉤型の持ち方

があります。

それぞれ、時計の針に見立ててだいたいの目安として、右手標準型を「5時」、その反転した鏡像である(1)を「7時」(2)を「9時」(3)を「11時」といったふうに呼ぶことにしましょう。

管理人のMagさんの研究によりますと、ペンを持つ軸方向が(ペン先を中心にして)、
数学用語で言いますと、第一象限(時計の針の位置で、0時(12時)から3時)から左回り(時計と逆回り)に、第二(9-12時)・第三(6-9時)・第四象限(3-6時)へと進むにつれて、「文字は書きやすくなる」というのです。

左利きの人の持ち方で言いますと、(3)「11時」より(2)「9時」、(2)「9時」より(1)「7時」、(1)「7時」より右手標準型の「5時」となります。

これが重要なポイントでしょう。

この「最も書きやすい位置」というのが、「右手でペンを持つ位置」だという事実です。

これが「文字は右手で書きやすくできている」と言われる所以でしょう。


そして、Magさんはこれを発見し、この方向にペンを持つ持ち方を訓練し自分のものにされた、というわけです。

左手で自然にペンを持ちますと、「/」こういう角度になります。
逆に右手で持ちますと、「\」こういう角度になります。
そうではなく、左手でペンを「\」こういう角度に持つということです。

この持ち方は、単に万年筆での書字に有効というだけでなく、ボールペンといった他の筆記具でも効果がある、ということです。
これは知っておくとよいでしょう。

ただし、この方法は通常の持ち方とは大きく異なりますので、身に付けるまでにかなりの訓練が必要とのこと。
その点はお含み置き願いたいものです。

 ・・・

私の推奨するものとの一番の違いは、指先の動きで書くのではなく、「手」で書くのだ、という点でしょう。

私なりに説明しますと、「ペンを持つ手の指を動かすのではなく、ペンは手に固定したまま腕を動かす」書き方です。
ゲームセンターのUFOキャッチャーの位置を変えるように、手を腕ごと移動させるイメージでしょうか?

私が従来おススメしているものは、
時計で言いますと、「6時」に近い方向―正確には「6時から7時までの間で、限りなく6時に近い位置」にペン先を持ってゆきましょう、ということです。

そして、基本的には指の屈伸を使って書く
(もちろん大きく見れば、身体全身・肩から先・肘から先・手指を総合的に使って、ということですが。)

横画は、ペン先を右横に押すのではなく、横に滑らせる感覚で書く、ということです。

図示しますと―

 ⇒ ⇒ ⇒(横に滑らせる感じ)
↑ ↑ ↑(ペン先の方向:「6時」)

*参照:
左手で字を書くために―レフティやすおの左利き私論 4―
左手で字を書くために(その2)実技編―レフティやすおの左利き私論 4―

因みに私が愛用している万年筆は、「PARKER 45 CT」の左手用。

普通のものは、ペン先の紙に接する部分が「点(・)」です。
これはペン先が(/)のように左側に斜めにカットされている(left-handed nib)ため、左手でペンを左斜め「/」(「7時から8時ぐらい」)の角度で持つと、接する部分が「横線(-)」になります。
「横線(-)」の状態で接しているため、左から右へ押すように書く横画でも、そのまま横に滑るようにスムーズに書き進めることができます。

ただし、接する部分が「横線(-)」のため、縦画は「横線(-)」の幅だけ太くなります。
ちょうど「明朝体」の文字のように、横画は細く、縦画は太いものになります。


他にも、ペリカンのLタイプ(左手用)やその他のメーカーの廉価版の、多分子供の練習用と思われるものを持っています。
これは、左手の親指・人差し指・中指の三本指で保持するときの位置が自然と身に付くように、くぼみがつけられています。
ペン先も微妙に傾いているように思います。

ヨーロッパはやはり万年筆の文化のお国柄のせいか、子供の練習用に廉価(1500円程度でしょうか)な万年筆が売られています。
そして、当然のごとく左手用も用意されています。
この辺はやはり文化の違いを感じさせます。

*参照:『レフティやすおの左組通信』
左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)

・NewペリカノJr.Lタイプ(左利き用) ブルー
・NewペリカノJr.Lタイプ(左利き用) レッド

(画像:左からPelikano、Platignum、愛用のパーカー万年筆とそのペン先拡大図)

 ・・・

私の方法とは若干の違いはありますが、方向性としましては、ペン(筆記具)の方向を右手で書く時の方向に近付けよう、ということです。
そのために具体的に採る行動には違いが出ています。

今のところ、左手書きに「この書き方が正しい」というものはない、と思います。

みな試行錯誤しながら、ふさわしいと思われる方法を模索している、というのが現状です。

なぜ未だにそういう段階かと言いますと、「書」や「習字」といった字の書き方に関するお偉い先生方が「字は右手で書くものだ」という固定観念にとらわれて、右手で書く方法しか研究して来なかったからです。

仕方なく、私のような素人がない知恵を絞って考えたり、あるいは、この方のように独力で工夫して自分なりの方法を編み出したりしている最中なのです。

ぜひ、専門家であるお偉い先生方のお知恵を拝借したいものです。


※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「左利きでも万年筆は使えます。『レフティ生活 万年筆編』―左手書字の研究」を転載したものです。
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『三月は深き紅の淵を』恩田陸:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」296号告知

2012-01-25 | 左利き
無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』の先週号の告知です。

 ・・・

第296号(No.296) 2012/1/21
「名作の中の左利き〜推理小説編4『三月は深き紅の淵を』恩田陸」は、
「■名作の中の左利き■〜推理小説編」の第4弾。

恩田陸氏の異色のミステリ『三月は深き紅の淵を』のうちの第二章「出雲夜想曲」を取り上げています。
《決してできのいい小説ではないけれど、誰もがはまるという稀覯本『三月は深き紅の淵を』の作者は誰かという謎を、現役の小説編集者が推理するという趣向。》
その作者こそ左利きで、その左利きの人らしい動作を描いた文章が多々見られると言うのですが…。

さらに作中、右利きの編集者が、この左利きらしい描写の部分に対して抱いた「違和感」がそもそも「左利きの作者像」に思い及んだ発端だったというのです。

人が左利きの仕草に抱く、この「違和感」とは何なのでしょうか?

詳細は本誌で―。

*今回取り上げた本:
『三月は深き紅の淵を』恩田陸/著 講談社文庫(2001.7.13)
―誰が書いたか不明の謎の稀覯本を巡る、読書好きの面々による読
 書談義・創作談義が面白い。作中作と対応した内容を持つ独立し
 た4話からなる異色のオムニバス長編ミステリ。解説:皆川博子。

【過去の ■名作の中の左利き■〜推理小説編 の記事】
2011.12.29阿刀田高「兄弟」とLYGP2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」291、292号告知
2011.11.24<アブナー伯父>「藁人形」:週刊ヒッキイhikkii287名作の中の左利き〜推理小説編2
2011.9.24推理小説と左利き:週刊ヒッキイhikkii278名作の中の左利き〜推理小説編1

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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「『三月は深き紅の淵を』恩田陸:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」296号告知」を転載したものです。
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左利きとマナー(1):メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」295号告知

2012-01-18 | 左利き
無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』の先週号の告知です。

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第295号(No.295) 2012/1/14
「左利きとマナー(1)はじめに」は、
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その19― 左利きとマナー」の第1回目。

今年からまた新しいテーマ「左利きとマナー/作法」について考えてゆこう、というものです。
この問題はなかなか難しいもので、簡単に結論が出るものでもあにでしょう。
しかし、絶対に避けては通れないものであり、時間をかけて考察してゆきたいものです。

まずは私なりに総論としての結論をまとめてみました。

●形式は手段であって、目的ではない
●ルールとマナーの違い
●目の前の現実を見つめる
●利き手・利き側の違いを考慮したマナーへ

詳細は本誌で―。


*本誌でふれた本:
『幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。』幅允孝/著 マガジンハウス2011.6.23
―ブック・ディレクター幅允孝の選んだ本88冊を“幅”流に紹介する本のガイド。

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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
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左利きには天才が多いって本当?―web R25より

2012-01-11 | 左利き
『web R25』<W×Rウェブレビュー>の
「身体にまつわる都市伝説 第80回 左利きには天才が多いって本当?」
という記事が出ています。

“都市伝説”というぐらいですから、話題の一つとして聞き流せばよいのかもしれません。

しかし、左利きライフ研究家としては、やはりちょっと書き留めておいても良いかと思います。

池袋スカイクリニック須田隆興先生によりますと、
《「... 左利きの人が後天的に才能を鍛えられる要素はあるのではないでしょうか。世の中にある道具の大半は右利きの人向けに作られているため、左利きの人は必然的にトレーニングの頻度が多くなるからです」》
というお話。
《「... 手を使うという行為自体、良い意味で脳に大きな負荷を強いています。たとえば左利きの人が右利き用の道具を使う際には、“どう対応すべきか”という思考や検証が発生します。つまり、先天的に左利きの人は、幼い頃から自然に脳がトレーニングされてきたと考えられるでしょう」》
と解説されています。

「左利きには天才が多い」説の中身は、《幼少期から鍛錬された脳が、常人とは違ったポテンシャルを発揮する…》ということか、と。
〆として、《日常生活であまり利き手ばかりに頼りすぎず、脳トレを意識してみるのもいいかもしれない。》というのですが…。

“脳の違い”ということも書かれています。
《「利き手」を医学的にひもとくと、「右利きの人は言語機能の優位半球が左脳にあり、左利きの人は右脳にある、というのが定説」と須田先生は解説する。つまり、利き手によって脳の使い方が変わるともいえそうだ。》
と。

ただ脳と言語と左利きについて書かれた本(例えば、『言語と脳』杉下守弘/著 講談社学術文庫 2004)を読みますと、
失語症の研究から、
《右利きでは左脳が言語優位半球であるのが普通》であるが、左利きの場合は左脳が言語優位半球である人が多いけれども、右脳が言語優位半球である人が二十%ほど存在する》
「第三章 左利きの人の言語と脳」p.69 とあります。

一概に「左利き=右脳が言語優位半球」とは言えないようです。
この辺のところが、左利きの問題を複雑にしているように思います。


とにかく、言語優位脳に関してはどうであれ、日常生活の中で左利きの人が工夫を余儀なくされ、その結果として後天的に脳が鍛えられるという点は、充分あり得る話だと納得できます。

ただそこから、「左手・左側を使えば、即右脳が鍛えられるか」というと、その辺は疑問だと思うのですが…。

先に、2012.1.9 魚に「右利き左利き」 人間の脳解明に期待-MSN産経ニュースから
でも書きましたように、
人間の脳は、通常左右の脳が総合的に働いているので、右脳がどうとか左脳がどうということは、一概に言えないそうです。
『脳科学の教科書 神経編』理化学研究所脳科学総合研究センター/編
 岩波ジュニア新書680 2011.4 

右利きの人が恵まれた環境(右利き仕様の社会構造)により甘やかされている→怠惰に陥りやすい、無能化する危険性がある、また身体的にも非“利き”側が劣化している、という事実は否定できません。
それに比べて、左利きが冷遇されているがゆえに工夫を求められる→創造性豊かになる、また身体的にも非“利き”側が鍛えられる、という事実も確かです。

本日の結論として、
《甘やかされた人間は怠惰から無知に陥るが、努力するものからは知恵が生まれる。》(レフティやすお)
とでも書いておきましょう。

*『R25』での左利き記事のなかに、私の関係するものがありますので、メモしておきます。
2007.12.6 R×R 右利きが左利きより多いのはなぜ?
『レフティやすおのお茶でっせ』2007.12.6 『R25』左利き記事にコメント掲載される

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「左利きには天才が多いって本当?―web R25より」を転載したものです。
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魚に「右利き左利き」 人間の脳解明に期待-MSN産経ニュースから

2012-01-09 | 左利き
新年早々左利きの記事を書こうと思いつつ、そのままになっていました。

(画像:7日朝、産経新聞で見た記事)
そこに飛び込んできたニュースがこれ。
これ幸いと、飛びついた、という次第。

魚に「右利き左利き」 人間の脳解明に期待 - MSN産経ニュース
(動画ニュース)
魚に「右利き左利き」 名古屋大研究員らが撮影

《名古屋大の竹内勇一研究員らの研究チームが》、《餌を捕る時に左右性(右利き、左利き)があるとされる魚の捕食行動を明確に撮影、分析することに成功した》と、《6日付の米科学誌プロスワン電子版に発表した》
―というものです。

《人間の利き手と脳構造の関係解明への応用も期待できそうだ。》
―とあります。

記事の冒頭まとめの言葉には、《人間の利き手》とありますが、
記事内の竹内研究員の言葉では、
「今後、魚の左右性に関係する神経系を特定し、人間の“利き”と脳のメカニズム解明につなげたい」》
―と“利き”という表現になっています。

この辺のニュアンスは、私は重要なポイントだと考えています。

「利き手」と言い切ってしまうと、一般の人にはわかりやすいかもしれませんが、
範囲が絞られていまします。
利き手以外にも、利き足や利き目・利き耳などがあります。

あくまでも“利き”というのは、身体全体にわたる偏りの傾向を示すものだと思います。
実際にどちらの側(の手)を使うかというより、どういう傾向があるか、ということです。

人間の場合、意識的に使う場合と無意識に使う場合、また意識していなくても、習慣的に使う場合があります。
学習により習慣化する行動というものがあるわけです。

そういうものを除外して、あくまでも真に“非”意識的な傾向を“利き”と呼ぶのだ、と私は理解しています。

 ・・・

閑話休題―。

昔は、人間にだけ「利き手」がある、と考えられてきました。
「手」を持つのが、人間だけ、という考え方もありますから。

たぶんに、これはキリスト教文明の影響ではないか、と思うのですが、
キリスト教では人間と他の動物とはまったく別格の扱いですから。

理由の一つに、
「ヨーロッパにはサルがいなかったからではないか」という説があります。

人間と他の動物が一つながりのもの、という考えを導き出す
「進化論」をダーウィンが発表するのを何年も押さえていたのは、
一つにはこのキリスト教会からの弾圧を恐れたから、といわれています。


話を戻しまして―。

「左右の非対称性」という考え方をすると、
様々な動物に「利き手」に相当するものが見つかるようになりました。

テレビでも犬や猫の利き手、
シロクマの利き手調査をやっている番組も見たことがあります。

今では人間特有の現象という考え方はないようです。

 ・・・

昨今では、オリンピックの代表選手などが、右利きでも左手で箸を使う訓練をしたり、
『右脳革命』(T.R.ブレークスリー/著 大前研一/訳 プレジデント社 1981、新潮文庫 1993)以来、
左脳に偏った思考に柔軟性を持たせるために右脳を鍛える、
といった理由で、左手を使え、という話があります。

身体の左右のバランスを取るのは、理解できますが、
思考や発想がどうこうというのは、考え過ぎのような気がします。

ちゃんとした脳科学の本

『脳科学の教科書 神経編』理化学研究所脳科学総合研究センター 編
 岩波ジュニア新書680 2011.4

など読んでみますと、ほとんど否定的です。

人間の脳は、通常左右の脳が総合的に働いているので、
右脳がどうとか左脳がどうということは、一概に言えないそうです。

巷に溢れる“エセ”脳科学の本といわれているものには
色々と出ていますが…。

なにはともあれ、
“利き”の解明に近づく第一歩として、大いに期待しています。

*利き手と左利きの研究に関する本:
(日本)
『左対右 きき手大研究』八田武志 化学同人(DOJIN選書 18) 2008.7.20
―1996年11月刊『左ききの神経心理学』以降、世界で研究された成果を一般向けに読み物とした本。
(イギリス)
『非対称の起源 偶然か、必然か』クリス・マクマナス/著 大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006.10
―20年にわたる利き手・左利き研究の成果をまとめた本。
(世界)
『「左利き」は天才?―利き手をめぐる脳と進化の謎』デイヴィッド ウォルマン/著 梶山 あゆみ/訳 日本経済新聞社 2006.7
―自身左利きの科学ジャーナリストが、左利きの謎に挑み世界を駆けるサイエンス・ノンフィクション。

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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「魚に「右利き左利き」 人間の脳解明に期待-MSN産経ニュースから」を転載したものです。
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新年明けましておめでとうございます!

2012-01-01 | Weblog
早いもので21世紀も12年目。

今の家に引っ越してから10年が過ぎました。
(12月29日にガス給湯機がダウン、10年を一月過ぎてたので有料修理!)
パソコン歴も同じく丸10年。
このブログ『お茶でっせ』は丸8年が過ぎ、記事数も700にあと数本。

 ・・・

昨年は色々と大きな出来事が重なり、大変な一年となりました。

「おめでとう」気分ではないよ、という方もいらっしゃるかと思いますが、
人間というものは生きていることに価値がある、という見方もできましょう。

わが敬愛するヘンリー・デイヴィッド・ソローは、こう書いています。 
《惨めな人生でも、現実に向き合い、生きるべきだ。
 それを避けたり、悪態をつくべきではない。
 生きることそのものは、自分のありようほどひどくはないのだ。
 生活は富めるときほど貧しく映る。
 あら探しの好きな者は天国にだってあらを見つけるだろう。
 貧しくても自分の生活を愛そう。
 救貧院にいても、気持ちのよい、刺激のある、楽しい時間があるだろう。
 夕日は金持ちのお屋敷にも、救貧院の窓にもまぶしく映るだろう。
 春の訪れに、雪も同じようにドアの前で溶けだすだろう。
 穏やかな気持ちさえあれば、救貧院にいても満足し、
 宮殿に住んでいるように元気よく生きていけるにちがいない。》
 ―『森の生活』〜『ソロー語録』「生きる」p.62より


また、こうも書いています。 
《それが生であろうと死であろうと、
 僕らが必要なのは現実のみである。
 もし僕らがまさに死にかけているなら、
 その間際には喉からもれるあえぎ声を聞き、
 手足の先の冷たさを感じよう。
 生きているのであれば、
 しっかりと生きることから始めよう。》
 ―『森の生活』〜同「生きる」p.64-5より


『ソロー語録』岩政伸治/編訳 文遊社 2009.10
―自然愛好家、奴隷制反対論者等の顔を持つソローの著作『ウォールデン 森の生活』他から名言集。ソローへの入門としても良し。


たとえどのような状況にあろうとも、
人はただ今この時を生きるしかないのです。

同じ生きるなら、苦しくても「楽しい」と思って生きる方がいいのかもしれません。

「それはお前が恵まれているから言えることだ」
と反論されるかもしれません。

そうかもしれません。

しかし、たとえそうであれ、
人間というものは、人それぞれに悩みを抱えて生きているものです。

他人から見れば、大したことはないと思えることであれ、
本人にとっては大きな問題なのです。

上を見ればキリはなく、下を見てもキリはないのです。

生まれて来た限り、人はただ生きるのみです。
死が訪れるそのときまで。


空海の言葉にあるそうですが、
雲に隠れていたとしても太陽はその上で輝いているのです。

希望を持って生きてゆきましょう!

では、
今年もよろしくお願い致します。

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※本稿は、レフティやすおの他のブログに転載しています。
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「新年明けましておめでとうございます!」を転載したものです。
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雑学文庫フェアで『左利きの人々』が…

2011-12-31 | 左利き
(画像:レフティやすおのおススメの左利きに関する本※)

近くのイオン系のスーパー内の未来屋書店で、未来屋×中経出版の“雑学文庫フェア”を実施中です。
年末年始の隙間時間を埋めるのにちょうどよい読み物を集めたフェアです。

十数点並んでいる中に、渡瀬けん/著『左利きの人々』(中経の文庫 2009)が入っています。

左利きの人に不便な“右利き仕様”の品々(右手で扱いやすく作られているもの/裏返して言えば、左手で使いにくいもの)にどんなものがあるのかを示したエッセイ集です。

第一章では、家の中にある左手で使いにくいもの―包丁・急須といった食器や調理器具からねじ回しやパソコンなど、19項目。
第二章では、学校編―はさみやものさしといった定番から窓ふきや顕微鏡といった一見「あれっ!」と思うものまで、14項目。
第三章では、街にあふれる自動販売機や自動改札からカメラ、そうめん流しなど、17項目。
第四章では、おしゃれ用品、洋服の右利き仕様を、12項目。
第五章では、スポーツ、音楽といった趣味的な世界まで、16項目。

この本を読みますと、いかにこの世の中が、左利き/左手・左側使いの人を疎外しているかがわかります。
(逆に言えば、いかに右利き/右手・右側使いの人が恵まれているか、ということになりますが。)

これらの一部は、ネットなどでも一般の生活の中でも、左利きの人たちがよく口にするものであり、よく目に耳にする事柄です。
しかし、とにもかくにもこれだけ集めて一覧させた業績は見事といえましょう。


見開き一項目で書かれているので、読みやすくなっています。

しいて言えば、見出しタイトル面にあるイラストをその都度内容にふさわしい図解イラストとしてくれれば、もっと理解しやすいものになっていたでしょう。

やはり「百聞は一見に如かず」ですから。
言葉だけで説明するのはむずかしい面がありますよね。


著者も序文で書いておられるように、この本をネタに、あなたの身の回りにもいるだろう、左利きの人、および左利きの要素を持った人とのコミュニケーションに役立てて欲しいものです。
それが、利き手の違いという多様性を生きる人と人との相互理解への一歩につながるだろうと思うからです。

まずは、互いを知ることがスタートなのです。


※『左利きの人々』以外のレフティやすおのおススメの左利きに関する本:
【左利きの科学研究書】
『左対右 きき手大研究』八田武志/著 化学同人・DOJIN選書18 2008.7
―『左利きの神経心理学』の著者による、それ以降の研究結果を一般読者向けに読み物風にまとめた本。
『非対称の起源 偶然か、必然か』クリス・マクマナス/著 大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006.10
―イギリスの左利き研究20年の権威がその成果をまとめた本。下記の『左利きの子』の中でも引用されている本。
【左利きの子育てガイド】
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009.4
―イギリスの有名な左利き用品専門店とその顧客を会員とする左利きの会の運営者で、自身左利きで、かつ左利きの子を持つ母である著者がまとめた左利きの子のための子育て手引き書。

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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「雑学文庫フェアで『左利きの人々』が…」を転載したものです。
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阿刀田高「兄弟」とLYGP2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」291、292号告知

2011-12-29 | 左利き
無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』2週分の告知です。

 ・・・

第291号(No.291) 2011/12/17
「名作の中の左利き〜推理小説編-3-「兄弟」阿刀田高」は、
今回は、広義のミステリ、ショートショートを。

阿刀田高氏の「兄弟」

 初出:東京新聞等 昭和56年(1981)5月31日
 『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 2009.1.15 収録

このショートショートは、阿刀田氏の古典の紹介書シリーズの一冊

『イソップを知っていますか』(新潮社 2010.1.30)
「第9話 役立つ知恵と愚かな思案」

の中で、親の愛情に優劣があった場合の例としても紹介されています。

私の思うところ、ベンジャミン・フランクリン「左手からの手紙(双子の姉から妹への手紙)」を基に考え出されたのでは、と推理しています。

第211号(No.211) 2010/5/15 左利きの本から〜「左手からの手紙」

◆「兄弟」を収録/紹介した本:
『新装版 最期のメッセージ』阿刀田高/著 講談社文庫 2009.1.15
『イソップを知っていますか』阿刀田高/著 新潮社 2010.1.30


第292号(No.292) 2011/12/24
「第6回<LYグランプリ>2012読者大賞アンケート 途中経過」は、
左利き関係で今年最も話題になった、もしくは大活躍した、あるいは今後に期待できる【人】・【物】・【事】を読者の投票で決める、来年2月10日<左利きグッズの日>を記念する、第6回<LYグランプリ>2012読者大賞アンケート途中経過です。


第6回<LYグランプリ>2012読者大賞・候補

12月22日22時30分現在の結果:

1.卓球全日本選手権優勝:水谷隼選手・石川佳純選手 ------ 1
2.ウィンブルドン3回戦テニスプレーヤー:土居美咲選手 --- 0
3.女子サッカーW杯優勝<なでしこジャパン>澤穂希選手 -- 2
4.両手対応:コクヨS&T「フレーヌ」カッタ―ナイフ ------- 0
5.サンワダイレクト エルゴノミクスマウス(左利き用) ----- 0
6.フェリシモ新・左きき友の会ウェブサイト -------------- 2
7.大阪府/人権学習シリーズvol.7 みえない力 左利きの国?! 1
8.理科ハウス「RIGHT&LEFTみぎとひだりをかがくする」展 -- 1
9.その他(もっとほかにあるやろう!)------------------- 2

詳細は本誌で―。

末尾に、今年の発行を終わるにおえての挨拶を入れています。

震災と原発事故という大きな出来事の後、
どのような考えを持って復刊に至ったか、といったことに触れています。

是非お読みいただけると嬉しく思います。


◆本文で触れたわが敬愛する作家・宮沢賢治の「虔十公園林」について:
『もう一度読みたい宮沢賢治』別冊宝島編集部/編 宝島社文庫
―『別冊宝島1463』から童話10作品、詩8編を割愛し文庫化したもの。「雨ニモマケズ」手帳の写真入り。
『読んでおきたいベスト集! 宮沢賢治』別冊宝島編集部/編 宝島社文庫
―上記『別冊宝島1463』の完全文庫化。589ページたっぷり楽しめるゴツイ本。

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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「阿刀田高「兄弟」とLYGP2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」291、292号告知」を転載したものです。
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