![]() ★画像は、僕の「開かれた孤独空間」の片隅。 ピアノの上に、こんなふうに、昔のレコードを飾っている。 毎月、取り換える。 今月は、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(Giovanni Battista Viotti)のヴァイオリン協奏曲・第22番イ短調だ。 手に入れたのは、僕が19歳のときだった。 2000円だった。 大学の授業料が年間12000円、下宿代が月3000円、学生協の定食が100円……の時代だ。 2000円もするレコードを買ってしまい、その月はかなり堪えたはずだ。 しかし、苦しかったことは忘れた。 取り寄せてもらったレコード店から、Viottiを受け取り、レコード店のそばの石造りの橋を渡り、古めかしい商店街を通り抜け、お城のそばの下宿に帰る道々のワクワク感だけが記憶に残っている。 ★聴いてみたいと思うのだが、以前、地震でプレーヤーが落下、大破。 もうずっと聴いていない。 なお、ひょっとして……と、このレコード店をインターネットでチェックしたら、まだ同じ場所に健在! ★関連記事 ・野菜ジュースとチーズと夕張メロン……ミステリー列車の1日 ・カランコロンの響きが、モーツァルトのヴィオリン協奏曲を聴いているときのように頭の先を走り抜けて ・「指針メモ」――大袈裟&イメージ化。嘘つき接写。オチ&批判封印。怒濤の片々を川上未映子のように図太く ★公式ホームページへ ★WEB無人駅線ページへ |
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