職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

絶不調の原因は、ノートPCを載せているカウンターの高さと椅子の高さと僕のカラダが合っていないから?

2011-03-03 05:49:08 | Weblog

 

2011
03.03
意気阻喪感も「お釈迦様の手の上の悟空」も、みんな違う?


★近況報告――
 いやぁ~、ここ、10日間くらい、「やる気(意欲)」という点で、きわめて不安定な状況がつづいている(ノ△・。)。
 ま、どうにもならない、どうにもできない、絶不調(ノ△・。)
 仕方なく、目をつむると、内側にいくつもモヤモヤとした精神の「かたまり」がある。
 ああ、この「かたまり」を「原稿用紙のマス目」に絡めればいい……と、僕はブツブツつぶやいている。
 屋根材、壁材、床材、建具等を組み立てて建築物を創りあげるように、原稿用紙の上に端正に思想を構築していけばいい……^^;とつぶやいている。

 どうも僕は「原稿用紙は神様だ」と思っているところがある。
 しかし、「原稿用紙は神様」であっても、そのモヤモヤのかたまりを、神様にぶっつけることができないと意味がない。
 今回の「どうにもならない、どうにもできない」は、ぶっつけて、原稿用紙のマス目の力を借りて組み立てていくパワーがない。
 意欲がない。
 「モヤモヤのかたまり」がどんどんたまっていく。
 ご丁寧に、僕には変な習性があって、「モヤモヤ」をどんどんメモして、カードをつくっているから、おびただしいカードの束ができている。
 ホンマ、困ったことだ。

★絶不調というと、今回の場合だと、すぐに先月の「怒涛の2時間教育ライブ&紙芝居」後の意気阻喪感を疑う。
 現に疑っている。
 つづいて、ムリなスケジュールによる身体的・精神的な限界超え。
 あるいは、「お釈迦様の手の上の悟空」的心境。
 あるいは、政局の停滞に対する焦り&1ミリ前進させるシンドサ……等々。

 しかし、みんな、ちがうのではないか?

 昨夜、眠る前に、ふと、食器戸棚のカウンターに載せているノートPCの下に、厚さ1センチくらいのボードを敷いてみればいいのではないかと思いついた。
 僕は、学生時代に「机に向かってやらなければいけないような仕事はしていないのだから、机は不要」と決めてから、机は持っていない。(机が必要なレベルになれば、購入するつもり。)
 で、今は、食器戸棚のカウンターやソファーの肘掛けにノートPCを載せている。
 このカウンターの高さ(=キーボードの高さ)と、椅子の高さと、僕のカラダが合っていないのではないか?と疑ったのだ。
 高さにくわえて、食器戸棚のカウンターは、机やテーブルと違って足が入らない。
 かなりムリな角度でへばりついている。
 この姿勢も怪しい。

★押し入れから、以前、パートナーが使っていたパソコンラックをバラしたあとのボードを一枚発見。
 ボードを敷くと、手首の位置が1センチ上がる。
 ボードを少し手前に引くと、足のスペースができる。
 これで、カウンターの高さ(=キーボードの高さ)と、椅子の高さと、僕のカラダの角度の「ズレ」の集積からくるヒズミが解消し、背筋が伸び、ピタッと決まり、「モヤモヤのかたまり」と「原稿用紙のマス目」の間に新しい流れが生じるといいなぁ~と夢みて、昨夜は眠った。

 厚さ1センチのボードに期待している。

★2月の中頃、僕の「600字の教育学」が、明治図書・Eduブログランキング20位にランクされたと大喜びしていたが、さっきチェックすると、13位まで上昇している。
 いったい何がヒットしているのか?
 チェック(ログイン→アクセスログ→リンク元URL)すると、「2008/03/17の卒業式・式辞」だった(*^_^*)。
 正直、式辞の出来としては「イマイチ」なのだが、こういう絶不調のときに、自分の過去の式辞がガンガン、ヒットしているというのは、ホンマにうれしいことだ。
 元気が湧いてくる。

★卒業式・式辞


◆本日の佳き日にあたり、日頃、本校に何かと、ご支援・ご援助を賜っております、地域の方々、また保育園・幼稚園・小学校の先生方、くわえて、これから卒業生がお世話になる、高等学校の先生方など、多数の、ご来賓の、ご臨席を得まして、第17回卒業証書 授与式が、このように盛大に行えますことを、心より感謝申しあげます。
 本日、みなさまにお出でいただいたことによって、卒業生たちは、15年間、多くの方々に支えられ、応援してもらい、成長してきたということを実感していると思います。
 本日、本校を卒業しますが、今後、地域の方々との日々の交流、地域活動・行事などを通して、さらに大きく成長してくれることを願っています。
 地域のみなさま、卒業生のこと、引きつづきなにとぞよろしくお願い申し上げます。

◆さて、卒業生のみなさん、おヘソをこちらに向けてください。
 卒業おめでとう。
 きょうは、みなさんにとっても、また、わたしたち、みなみ中の教職員にとっても、3年間の中で、特別な日です。
 いろいろな感情が、交錯して、それがいっぱい胸に詰まっています。
 胸の中の、その感情の、強い順に、3つだけいうと、1つは、ほんとうに、よく、成長したなぁ~という気持ちです。
 2つ目は、このあいだ入学したと思っていたのに、もうお別れかぁ~、たいへんさびしい……という気持ちです。
 3つ目は、義務教育終了という、みなさんの、人生の、ひとつの、節目に、こうして、わたしたちが、卒業証書を渡せるという喜びです。

◆中学という時代は、親の保護から、人生、独立に向けて、第一歩を踏みだす、大切な時期です。
 しかし、まだまだ、独立する力があるわけではありませんから、その一歩一歩は、実に、不安定です。
 だから、いろいろ迷うこと、悩ことも、多かったと思います。
 大失敗をして……というか、もう失敗、失敗の連続だったと思います。
 生きることの意味がわからないと感じたことも、きっとあったと思います。
 こういう不安定さの中を、みなさんは、このみなみ中で、先生方と、友人と、ご家族と、地域の方々と、貴重な、1分1秒を刻んできました。
 この1分1秒の積み重ねが、きょうの成長したみなさんの姿です。

◆1分1秒に関連して、もうひとつ、わたしは、先日の送る会でも話しましたが、いい学校のひとつの条件として、先輩たちのものをしっかりと受け継いで、それを自分たちで、1ミリでも、2ミリでも、さらによいものにして、後輩たちに伝えていく……、こういう伝達のかたちが、しっかりとしている、くっきりとしているのが、よい学校だと考えています。
 みなさんの日々の学ぶ姿勢、あるいは、生徒会役員を中心とした生徒会活動、そして、合唱。
 みなさんは、よいものをくっきりと伝えたと思います。
 わたしは、体育祭のことが強く心に残っています。
 これまでの歴史の中で最高点の体育祭だったと思うし、わたしの宝物でもあります。

 貴重な1分1秒を刻んだ自分たちの3年間を……、しっかりと、くっきりと伝達した、自分たちの3年間というページを、人生の宝物として大切にしてほしい。

 3年間、ほんとうによくがんばりました。

◆きょうは、みなさんにお話できる最後の機会です。
 これまで、話したことの中から、わたしの念押しとして、ひとつだけ、お話します。

 それは、みなさんひとりひとりの魂の話です。
 魂には、水平の線と、垂直の線があります。
 魂の水平の線というのは、(今、みなさんが座っているところから、ずっと水平に線をのばしてみてください……)友人たちがいる、、先生方がいる、親がいる、地域の人々がいる……、こういう、いろいろな人々との交流の線です。

 そして、魂の垂直の線というは、みなさんの過去・現在・未来という時間の線です。
 「将来、こういう自分になりたい」というのは、この魂の垂直の線上にあります。

 まず、この魂の水平の線をピーンと張って生きていってほしい。
 魂の水平の線をピーンと張るということは、自分を支えてくれている人々に感謝の気持ちを持ち、その人々に報いよう、喜んでもらおうと強く意識することです。

 そして、魂の垂直の線をピーンと張るということは、将来、なりたい自分をデザインして、そのなりたい自分になろう! 多少の困難があっても、ピンチがあっても、絶望せず、負けないで、努力をつづけることです。

 みなみ中の卒業生であることの、喜びと誇りを胸に、魂の水平の線と、垂直の線をピンと張って、新たな一歩を、独立の一歩を、力強く踏みだしてくれることを願って、また、いつでも、どこにいても、みなみを応援しつづけてくれるようお願いをして、卒業生へのはなむけのことばとします。

 最後になりましたが、保護者のみなさま、お子様のご卒業、おめでとうございます。
 お子様を、3年間お預かりいたしましたが、必ずしもご満足いただけるような教育ができなかったかもしれません。
 冒頭で、「わたしの胸の中に詰まっている、その感情の、強い順に3つ」という言い方をしましたけれども、4つ目に、いや、もっと強い感情で、「ああしてやりたかった、もっともっと、こうしてやりたかった」という気持ちが、強く強くあります。

 お子様たちは、これからの人生、花梨がいっぱい、ホタルがいっぱい、歌声がいっぱい、真心がいっぱいの、このみなみを精神のふるさと、魂の原点として、「南中生でほんとうによかった」「南中の卒業生であることを誇りに思う」と力強く生き抜いていってくれるものと信じています。
 3年間、PTA活動、すこやかみなみネット事業などを通して、本校、本校区の教育をご支援くださいましたことに心から感謝申し上げ、卒業生の限りない前途を祝し、わたしの式辞といたします。


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