花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

世も末(>_<)

2022-08-26 21:20:34 | プライベート
8月も残りわずかとなりました
お子様達の夏休みもいよいよ終了ですね
子供の昼食づくりから解放されるのは私もひじょー--に嬉しいです

さてさて、先日「世も末」と思うような出来事が・・・・

母とランチをしようと恵比寿駅で待ち合わせをしていた日の事
電車で恵比寿駅に向かっている途中寝てしまったのですが・・・(外国だったら間違いなくスリにあう
ふと目を覚ますと、なんと隣りに座っていた若いお嬢様が椅子からずり落ちた状況になっているではありませんか

どの位の間、その状況だったのか分からなかったのですが、お嬢様の向こう隣りのおば様が心配そうに声掛けはしていた模様。
起きた私を見て、おば様いわく

「貧血みたいなのよ~


お嬢様に意識はありましたので、体調を確認してみると

「貧血です 大丈夫です

と弱々しい返事が返ってきました。
降りる駅を確認すると次に停車する池袋駅との事。

駅に到着すると、まだフラフラしながらも降りていくお嬢様。

「大丈夫かな~

と心配しながら車内から見ていたのですが・・・
その現場にいて同じドアから降りていくお客様もたくさんいたので、きっと誰かが気にかけてくれるはず・・・と

ところが・・・・
フラフラとホームに座り込むお嬢様
にもかかわらず、気にかけてくれる人なんて誰もいないじゃないですか
誰一人としてお嬢様を心配する様子もなく、全員消えていくのでした

おいおいお~い

そんなお嬢様を放っておけるわけはなく、一方で待ち合わせに遅れて高齢の母を長時間暑い中待たせることもできず・・・
ほんの一瞬の間に、色々な選択が頭の中をうず巻きましたが、すぐに電車を降りてヘルプにGO
待ち合わせ時間にかなり余裕をもって出てきたのも幸いでした。

お昼の時間帯という事もあり、駅員さんは見当たらず・・・
お嬢様を1人置いて呼びに行くこともできず、周りを見回すとカップルさんが心配そうに来てくれました。

その場をお願いして、駅員さんを呼びにダッシュです
改札の窓口で駅員さんに体調不良のお嬢様の件とホームの場所をお伝えして急いで戻ると、慌てていた私は間違って別のホームに行ってしまいました
隣りのホームを見ると駅員さんがお嬢様の元へ来ているのが見えました

元のホームへ戻った時には、お嬢様も駅員さんも誰もいませんでした
私が呼びにいった駅員さんなのか、他の駅員さんだったのかわかりませんが、とりあえず救護室に運ばれた様子に一安心

とっさの事で私自身も慌ててしまいましたが、よくよく考えれば駅員さんを呼びに行かず、その場で携帯電話から池袋駅に電話して救護依頼をすればよかったと・・・
慌てていると適切な対処ができないもんですね

その後どうなったかはわかりませんが、あの状況で手を差し伸べる人が誰一人いなかったことに愕然としました
きっと、皆待ち合わせや予定があって急いでいたのかもしれないし、誰かが助けてあげるだろうと思っていたのかもしれませんが・・・
私ももし、仕事に向かう途中だったら、電車を降りてまで助けに行ったかはわかりません

それでも、車内でたくさんの人が倒れたお嬢様を見ていて、一緒に降りる時に誰も関心を持たなかった事には世の中の冷たさを感じざるを得ませんでした
コロナで人との距離が遠くなっている時代ではありますが、困っている人がいたら皆で助け合えるような社会になって欲しいですね






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コメント
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