きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

早稲田大学内藤多仲博士記念館(旧内藤多仲邸)

2019-01-07 | 美術館・博物館・記念館・園
公開講座の建築史(木子七郎)の講義の後、見学会がありました。
2010年に訪れて以来の、再訪です。





軒と庇の二重のラインは、木子七郎と大学同期の、安井武雄の助言と言われています。














木目が描かれた、金属の扉 


TV百年名家で、3段の引き出しは、背面の部屋からも引き出して使えると、押していたけれど、この日は触らず。








棚の天板を持ち上げると、椅子になる家具

  



  

  



耐震壁を生み出したトランクは、たてもの園に貸出中でした。
木子七郎、今井兼次のことを知らなかった初めて訪問したときの印象(装飾に心奪われたこと)は、正しかったのだなあと
改めて感じました。
優美な模様が、博士の書斎の家具のあちこちに。

ツアー形式の定員制見学会などあったら、嬉しいのにね。

◇早稲田大学内藤多仲博士記念館
設計  木子七郎
構造設計 内藤多仲
設計協力 今井兼次
竣工  1926年
所在  東京都新宿区若松町22-8
(非公開)
コメント (3)
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日本二十六聖人記念館 長崎

2018-09-03 | 美術館・博物館・記念館・園
記念館東側のモザイク壁画。
近寄ってみると、色んな素材が使われています。
陶器や破砕タイルをコンクリートに埋め込んだ、今井兼次の二十六聖人へ捧げる、壮大な祈りの壁画。



右上から天の光がさし、中央に生命の樹が描かれています。







二十六聖人記念館の礎石 石面に彫られているのは、「イエスの平和」を意味するもの。



いつか訪れてみたいと思っていた 場所です。

竣工 1962年
設計 今井兼次
所在 長崎県長崎市西坂町7-8
コメント (2)
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栗林公園と うどんと

2018-03-10 | 美術館・博物館・記念館・園
直島(宮浦)からフェリーで高松に着いたのは、3時20分頃。
栗林公園を目指し、タクシーで移動。
タクシー乗務員の方に、園内をさくっと案内してもらいました。

「栗林公園の開園は、日の出から日没まで」なのだそうです。
びっくり。。

園内の松が、どれも立派です。



鶴亀松


箱松・屏風松


ハート形に花が咲くそうです。


飛来峰からの展望 
古い建物も点在し、次回旅した時?は、ゆっくり見てみたいなあと思います。
この日の泊まりは、琴平温泉。
翌日、こんぴら石段マラソン大会があり、参拝は後回しにして、うどんを食べに行きました。

食料品店の一角で、うどんを販売しています。
外のベンチで食べましたが、雨の日はどうするのか気になりました。






温かい小、温玉付き。

ふらっと食べに行ける、地元の人が羨ましいなあ~。
今まで食べた中で、一番美味しいうどんです。(あくまで個人的な感想です)

□須崎食料品店  香川県三豊市高瀬町上麻3778
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直島 ベネッセハウスから地中美術館へ

2018-03-08 | 美術館・博物館・記念館・園


ビーチのミュージアムショップで、絵葉書を購入。



テラスレストランで夕食後に通った通路。壁が光っていた たねあかし。
散歩を終えて、オーバルへ。もう少し 探検しました。
 





またいつか、泊まってみたい。できれば 空の青い日に。




ミュージアムと連絡するケーブルカー
 


ベネッセの施設に宿泊すると、シャトルバスに乗れる利点があります。
チェックアウト後、ミュージアム前でシャトルバスを待っていたら、帰りの時間までパーク棟で荷物を預かってくれるとのこと。
急に身軽になりました。
地中美術館バス停から、地中美術館を目指して しばし歩きました。




美術館内は、撮影禁止です。



スタッフの白いユニフォームに、違和感を感じるのは 私だけかな。。
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トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園 飯能

2017-12-24 | 美術館・博物館・記念館・園
すみません。季節は、5月です。
なかなか行けなかった場所へ、ドライブのついでに立ち寄りました。
駐車場から、急な坂道をのぼると、いきなり公園の中に迷い込みました。






図書コーナーがあります。


木造のホール


屋根の上には、こんなサインが。









大人には入れないほこらがあったり



ムーミンたちの小さな部屋があって、ひとつひとつ のぞいてみました。




一番見てみたかったのは、これ。
子供の頃夢みた世界で、年を忘れ、「探検ごっこ」をしてみました。

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園
所在地 埼玉県飯能市大字阿須893番地の1
2017年6月から、公園名にトーベ・ヤンソンが付け加えられました。
「危険」と禁止するのではなく、体験することで、
危険に対する知識を身につけるコンセプトが素晴らしい公園です。
コメント (8)
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釧路市立博物館

2017-11-29 | 美術館・博物館・記念館・園
月曜日が休館日。
よくあることですが、建物が見たくて
午後遅い時間に着きました。
正面右手に太陽があり、上手く撮れませんでした。


羽を広げたタンチョウのイメージだそうです。


建物の周りを、ぐるっと一周。





そして、あのアーチのある建物が 見えました。
予期せぬ出来事に、どきどき。



竣工 1984年
設計 毛綱毅曠
所在 北海道釧路市春湖台21-7
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釧路市湿原展望台

2017-11-27 | 美術館・博物館・記念館・園
温根内ビジターセンターから木道を歩きましたが、あいにくの雨模様で、ショートカットコースで切り上げ、
車で展望台へ向かいました。









初めに屋上を目指します。



城壁のよう



屋上からの眺め。晴れていれば もっと綺麗に見えたかも。



毛綱毅曠の建築作品を紹介する垂幕











釧路湿原の復元ブース

展示より、建物が気になってしまう私です。
垂幕の建物も、気になりました。

竣工 1984年
設計 毛綱 毅曠
所在 北海道釧路市北斗6-11
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アイヌ民族資料館 弟子屈町屈斜路コタン

2017-11-24 | 美術館・博物館・記念館・園
2017年夏に、北海道を旅しました。
旅日記を書く時期を逸してしまったので
記憶に残ったところを いくつかUPしていきます。

























毛綱毅曠の神々しい不思議な空間。
記録スライドを、展示室上部の壁に映し出して
見せて頂きました。

竣工 1982年
設計 毛綱毅曠
所在 北海道川上郡弟子屈町字屈斜路市街1条通14番地
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竹中大工道具館で匠の技を知る

2016-12-24 | 美術館・博物館・記念館・園
11月に、今年も「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」(略してイケフェス)に参加するため、
チョット早めに出発して、3泊4日の旅に出ました。
新神戸で下車し、向かったのは竹中大工道具館。
旅の荷物を持って歩ける距離です。

建物は、日本の伝統職人技と現代の建築技術が融合したものとHPに書いてあります。
匠の技を肌で感じることのできる空間を
楽しみました。



高さを抑えた、地上1階、地下2階建


大好きな数寄屋建築の壁の秘密が学べました。







唐招提寺金堂の柱や屋根の原寸大復元模型 日が当たると、ノミの跡が見えます。



大徳寺玉林院にある茶室「蓑庵」の復元模型 スケルトン茶室

上がることが出来ます。



組子細工の障子



木目を触ってみよう コーナー




右手奥に見えるのは
スケルトン模型茶室の原型 「一滴庵」。 年2回特別公開されるそうです。

道具を、どう使い分けるのか
想像がつきません。

日本はノコギリを引いて使うけれど、
世界は押して使う。
墨つぼは、大工さんが彫刻の練習などのために
自ら彫った道具だった などなど 初めて知りました。
もっと時間があれば、木工室の体験コーナーに立ち寄ってみたかった。。
カンナ型の鉛筆けずりとキーホルダーをお土産に。
マニアックですが、日本の素晴らしい職人技を知ることができる博物館。
面白いです!

設計施工は、もちろん竹中工務店
神戸市中央区熊内町7-5-1
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立教大学江戸川乱歩記念 大衆文化研究センター

2016-11-22 | 美術館・博物館・記念館・園
立教大学池袋キャンパスの一角に、
江戸川乱歩が1965年に亡くなるまでの33年間住んだ自邸が
2002年に、立教大学に蔵書等とともに帰属され、
その後記念館として、水曜日と金曜日公開されています。
平日に訪問するのはなかなか大変で、
やっと出掛けてみました。

玄関ホールがミニ展示室になっていて、手書き原稿や愛用の品などがガラスケースの中に展示してあります。

 

玄関を出て、建物沿いに庭にでて、書斎を覗きました。





建物内には入れないのです。



 

土蔵は、入口まで入れます。

ガラス越しに蔵書を眺めます。



書庫は、土蔵の中。和書・洋書・雑誌・和本など、膨大な本がぎっしり。だけど、よく見えない。



これは、パネルを撮ったもの。あはは。。

 





そういえば、大人になってから
乱歩作品を読んでいないことに気が付きました。
作品を書き上げるための膨大な書籍等の資料が、
そのまま蔵の中に眠っています。
本箱は、自分の小宇宙と思っていますが
これだけの収納スペースがあればねえ。。。
コメント (4)
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多治見市 モザイクタイルミュージアム その3

2016-10-16 | 美術館・博物館・記念館・園






文京区の廃業したおとめ湯のタイル











味気ないユニットバスに無い
優美な時間があった記憶がここに


タイルの製造工程や歴史を学べます。

絵葉書にあった 水飲み場を探しました。





家庭にあった流し台や浴槽のコレクションは、
見ていて飽きません。
収集はこれからも続くそうです。
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多治見市 モザイクタイルミュージアム その2

2016-10-15 | 美術館・博物館・記念館・園


階段で、いっきに4階を目指します。





空の見える 吹き抜けのある空間は、屋外展示場のよう










タイルが キラキラ。日の移ろいを ずっと見ていたくなる。
好きです。この 空間。
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多治見市モザイクタイルミュージアム くらしの中の美

2016-10-09 | 美術館・博物館・記念館・園
夏休みの旅の最後は
多治見市モザイクタイル美術館。



山を削ったイメージ
タイルの原料になる土を掘る
「土取とり場」を模しているそうです。



わっ!!
可愛らしくて おもわず走って行きたくなっちゃう。
わくわく・ドキドキ。



博物館の入口は、あそこ?







押して入りたくなるけれど、博物館の入口は、自動ドアです。
壁にはめ込まれたタイルが、とってもロマンチック


竣工 2016年6月
設計 藤森照信
所在 岐阜県多治見市笠原町2082番地の5


コメント (6)
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松濤美術館 館内建築ツアー

2016-08-29 | 美術館・博物館・記念館・園
定期的に行われている美術館主催の建築ツアーに参加し、
見どころを、いろいろ案内してもらいました。
まずは外観から。
住宅街なので、高さや開口部の制限があり、
地上2階、地下2階建。
石水館(静岡市立芹沢けい介美術館)と同じ韓国産の花崗岩(紅雲石)が使われています。









正面入口は、高さがないため、美術品の搬入が大変らしい。


入口右手にある水飲み場
「PVRO DE FONTE(知識涌き出す泉)」とラテン語で刻まれています。




地下の階段の照明は、オリジナルの明るさだそうです。







ギャラリーへと続くブリッジは、展示作品によって渡れたり、閉ざされたりするそうです。











水と石と。 
空を見上げ、そして水盤を見下ろすと
神々しさを感じる。
閉ざされた空間の中で 不思議なパワーをもらった感じ。
 
◇以前の記事
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星薬科大学 春の薬草見学会 薬用植物園

2016-08-23 | 美術館・博物館・記念館・園
正門入ってすぐ右手にある歴史資料館で、建学精神や沿革を学びました。

謎のプール跡?がありました。


創立者 星 一の胸像の右手方向脇に、薬草園があります。












ジギタリス

植物にはラベルがついていて、植物名、薬効・薬効が記され、
漢方薬や医療品の原料になる植物や、中には有毒植物も栽培されています。

「薬用植物は人類の長い歴史の中から見出されたもので、いわば人類共通の貴重な文化遺産ともいえます。
こうした先人の知恵と植物からの恩恵とを大切に受け止めていきたいものです」
 と植物園のパンフレットに記されています。
植物からのプレゼント。計り知れないものがありますね。

すこし前に話題になりましたが、
この植物園を通る放射2号線という道路が計画されているそうで、
植物園の存続を願うばかりです。
次回は、もっときちんと見学したいと思います。
春の次は、秋の見学会?!
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