きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

日本26聖人記念聖堂 聖フィリッポ教会

2018-08-25 | 教会・礼拝堂
夜の西坂の丘
右手に、不思議な塔が見えました。







まるで 生き物のよう。両手を高く掲げ、天に昇っていきそうにも見える。
この教会を設計した今井兼次は、「天の門」と名付け、天高いところでつながりアーチになっている
と語っているようです。




二十六聖人の一人であるメキシコ人宣教師 フィリッポ・デ・ヘスス(24歳)に捧げられた教会
フィリピンから司祭になるためにメキシコに向かう途中、船が座礁して日本で布教活動中に捉えられ殉教。
メキシコからの寄付で建てられました。。




日曜日のミサ前の時間。外壁の写真を撮っていたら、
見学どうぞ、と 声をかけられ、聖堂内へ。












明治になっても、キリスト教弾圧が続いたことを知ったときの驚きを
ふと 思い出しました。
2018年6月から同12月まで、外装工事のため覆われて塔は見えないようです。

竣工 1962年
設計 今井兼次
所在 長崎県長崎市西坂町7-8
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西坂の丘 西坂公園「二十六聖人記念碑」

2018-08-23 | 公園
夕食後、気になっていた場所へ。
急な坂道をのぼっていくと、左手に公園が。
ライトアップされていましたが、人影もなく、静かな夜でした。



翌朝、再訪。
訪れたのは、2018年3月。
長崎空港に着いたときは、肌寒く、桜は蕾でしたが、
翌日は暑いくらいの陽気に誘われて、西坂公園の桜は綺麗に咲きだしていました。



「二十六聖人記念碑」
豊臣秀吉の命令で1597年(慶長2年)に西坂の丘で殉教した26聖人を記念したものです。
ブロンズ像部分は 1962年に舟越保武が4年をかけて制作したもの。台座は今井兼次が制作。
現在は高層ビルが立ち並び、見えませんが、かつては、ここから長崎港を一望するように設置されたのだそうです。
手を合わせる殉教者像の中で、聖ペドロ・バプチスタと聖パウロ三木の二人は、手を広げています。










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