熊本熊的日常

日常生活についての雑記

搬入

2011年01月17日 | Weblog
陶芸などの作品を個展会場となるギャラリーに搬入して陳列。荷物の運搬のためにレンタカーを手配しておいた。住処からレンタカーの事務所まではすぐなので、事務所の人に事情を説明して、住処とレンタカー事務所の間を3往復して荷物を車に積み込む。住処は地蔵通り沿いなので平日の昼は車を駐車する場所が無いのである。最近まで国道17号と地蔵通りの間に大きなコインパーキングがあったのだが、国道の拡幅工事の一環と見られる再開発事業のために立ち入り禁止になってしまった。ほかにもいくつか近所のコインパーキングだったところで建設工事が始まって、近隣で駐車場所を確保することが困難になってしまった。仕方が無いので、荷物を抱えて白山通り上を3回も往復することになった。荷物を積み込んでしまえば、後は楽なものだ。会場のギャラリーまでは車で10分もかからない。

ギャラリーに到着してから、まずはテーブル類の設置。部屋の中央に大きなテーブルをつくり、片側の壁に沿って作り付けの棚があるので、その延長に段違いで棚をつくる。ギャラリーの展示スペース部分は5.46メートル×3.65メートルの広さなので、それほど大きな空間ではないのだが、そこに展示作品数60となると、陳列方法を工夫しないと間が抜けたようになってしまう。

まず、テーブルや棚の上には布を広げる。中央テーブルには風呂敷を8枚ほど重ねながら並べてみた。作り付けの棚には、少し間を置いてランチョンマットを4枚並べてみた。追加した棚2つのうちの片方にもランチョンマット状の布を2枚並べ、もうひとつの棚は布無しとした。この布を並べる作業、特に中央のテーブルに8枚並べる作業は多少試行錯誤があった。布の並びが決まると、布の色柄に合わせて、その上に置く器類の配置も自ずと決まってくる。最後に配置を調整して、値札を並べる。

棚の無い壁のほうには写真の入った額を3つ、ピクチャーレールを使って吊り下げる。最初、3つの額を挟むように両脇に時計も吊るしてみたが、重心の関係で下を向いてしまうので、時計は作り付けの棚の端のほうに置くことにした。

搬入から陳列終了まで約2時間半かかった。細々としたことでいくつか明日に追加しなければならないことに気付いたが、開場準備はほぼ完了。ギャラリーのオーナーの岩崎さんと少し雑談をして、午後6時前に会場を後にする。

搬入作業が終わってしまえば、もう車には用が無いのだが、せっかく午後10時まで借りたので、板橋区内のホームセンターに寄って、木工で使うエゾマツの板と角材とキャスターを購入する。それから白金高輪にあるKif-Kifへ行って晩御飯をいただく。車で移動することに不慣れなので、駐車場を探すのにまごついて、店に入ったのが午後8時を回っていた。この時間になるとKif-Kifのある高輪コミュニティぷらざは閉館しており、中庭のようなところの外階段から店の前に行くのだが、さすがにこれでは始めての客は店にたどり着けないだろう。事実、この時間では私が唯一の客だった。下仁田ネギのソテー、椎茸と生ハムのクリームソースのパスタ、鴨のグリルに赤ワインとカシスのソースをかけたものに温野菜を添えたものをいただく。食いだめ、というわけではないのだが、普段は夜勤なので、ディナーらしい晩御飯をいただくのは滅多に無い機会なので、「本日のおすすめ」の黒板から自分の好物を前菜、パスタ、メインから一品ずつ選んだらこうなった。食べ終わってから、シェフの原さんと少し雑談をして、午後9時10分過ぎくらいにKif-Kifを出た。

レンタカーの返却は午後9時55分。ガソリンを入れている余裕が無かったので、事務所で走行距離でガソリン代を計算してもらって支払を済ませた。