お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

アントニオ猪木とナス(見立て絵-初級編-)

2014-12-30 05:16:35 | 雑記
何かに見立てて描く似顔絵があります。
その描き方を簡単に説明させて頂きます。

まず、「何かと、何かは似ている」というものを見つけます。
例えば、「アントニオ猪木さんと、ナスは似ている」などです。
この例で進めていきます。

まず、アントニオ猪木さんの似顔絵を描きます。写実的でもかまいません。

注意すべきところは、カッチリと完成させないことです。のちのちナスに見立てにくくなるからです。

次に、ナスを描いてみます。

これもカッチリと完成させないで下さい。ナスの特徴をつかむ程度でかまいません。

そして、猪木さんの似顔絵と、ナスを融合させます。

このときに大事なのは、ナスのほうを優先させることです。
似ていなければ似顔絵ではないですが、ナスに見えなければ、ナスに見立てる意味がありません。
※シンボルの赤いマフラーも入れてみました。

色を塗って、ナスに見立てたアントニオ猪木さんの似顔絵の完成です。
アントニオ猪木の似顔絵

着彩もナスを優先させたほうがよいと思います。

慣れてくると、以上の作業を頭の中だけでできるようになります。


さて、ここで問題です。
「アントニオ猪木さんがナスになっていて、何か意味があるのか?」
という点です。
答えは…ただ閃いただけで、特に意味は全くありません。

次の段階として、「+意味のあるもの」に見立てられると、見る人も納得できる似顔絵になるでしょう。
「デフォルマシオン・デフォルメ・誇張と歪曲」ができるようになると、少々強引でも、意味のある見立て似顔絵が描けるようになると思います。
(暇があったら、意味のある見立て絵の描き方も紹介します)

ぜひチャレンジしてみてください。



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