遠き生家
真白に零るる
雪柳
真白に零るる
雪柳
寡黙なる
父の手入れし 庭と花
父の手入れし 庭と花
朗らかなる母 遠い思い出
ー作者からー
ウォーキングをしていると、あちらこちらで雪柳の
真っ白が揺れるさまに出会います。
思い出すのは亡き父が丹精を込めた庭。
雪柳は生垣として植えられていました。
桜の終わる頃、いれ違いに花盛りを迎える生け垣の真っ白。
それは、新学年を迎え真新しい教科書やノートを手にして
心躍らせる少女の私の気分、そのものでした。
大好きな季節、大好きな花、大好きな思い出!
むかーしむかし、50年も前の思い出です。
ー挿画人からー
あの花を雪柳と命名した人の詩心を思います。
その名の通り雪のような花。
葉の緑もまた美しくて、花と調和してるんですよね。
数年前、渓流の岩場にひと株咲いているのを発見した時は
感激しました。
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