( 茄子・初茄子・なすび )
だしで煮て冷ましてあるや初茄子 長谷川櫂
糠床に寝かしつけたる初茄子 宮原つね
茄子潰の色鮮かに母とほし 古賀まり子
ぬか味噌の茄子紫にけさの秋 会津八一
八月や睦みてゐたる山と雲 村沢夏風
独り言
子供の頃、どこの路地にも縁台が出て枝豆・とうもろこし・西瓜をならべ隅田川の花火を
見ていました。二階の物干場に上がれば仕掛花火まで見えたのですから、それほど下町両国
界隈には高い建物が無かったわけです。
(下町の子はとうもろこしは、「とんもろこし」と言っていました。今はどうなんでしょう)
昨日は両国の花火をテレビで見ました。懐かしい気持ちで見るものの「何か違う」何かを感じて
います。 それも時代の流れについていけない、いや認めたくない自分なのでしょうか
今日から八月、このブログも開設から1801日目を迎えました
当初は7~8名の俳句の仲間にお知らせしたこのブログも今は300名ほどの閲覧をみることが
あります。怠け者ののころころがよくここまで続けれこられたのも、飽きずにお付き合い下さった
仲間のおかげです。本当にありがとうございます これからもできる限り続けて行きますので
時には厳しい叱咤激励の書き込みをよろしくお願いします。
「伊吹嶺」8月号では、江ノ島、鎌倉の鍛錬会の句です
空と書く一石一字経涼し
夏帽子被りなほして富士仰ぐ
魚臭き島の夕暮れ花海桐
揚舟のマスト鳴らせり夕南風 こころ