4月30日

2008-04-30 00:36:55 | Weblog

    ( 筍 竹の子 たかんな たかうな )

 

竹の子のさみどり揃ふ山の宿   木村敏夫

 

たかんなや吉良累代の墓所    加古宗也

 

朝掘りと大きな札を筍に       森田公司

 

 

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4月29日

2008-04-29 00:18:40 | Weblog

     ( てまりばな )

 

繍毬花雨のきざせる重みあり     小方史郎

 

鞠よりも手にあたたかし繍毬花     岡星明

 

曇天の耐へて耐へをるおほでまり  篠田悌二郎

 

今日は昭和の日

ちょっとだけ嬉しい事。先日27日NHKBS 列島俳句スペシャル

「蜂」「藤」「昭和の日」のお題で2句ファックスで投句、そのうち

「昭和の日」で稲畑汀子さんが予選で採ってくれました


現代俳句協会から賞品を送るとのメールあり

一昨年は図書券、今年も同じなら或るところへ寄付の約束済み

 


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4月28日

2008-04-28 00:13:02 | Weblog

     ( 白藤 )

 

白藤や火の粉はげしき杣の風呂   大峯あきら

 

白藤には白きひかりの夕日射     飯田龍太

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4月27日

2008-04-27 17:27:41 | Weblog

     ( ハンカチの花 )

 

泪ふく為ハンカチの咲きつぐよ   和気久良子

 

ハンカチの花降る八十八夜かな   岡田史乃

 

久しぶりに赤塚植物園へ散歩、まさに春、夏の花の繚乱

木々ではハンカチの木、花水木、潅木、五葉つつじ、三つ葉つつじ、牡丹

つくばねうつぎ、むべの花、藤、はくさんぼく、手毬花

草では鈴蘭、踊子草、チューリップ、都忘れ、れんげ、うずら葉たんぽぽ、

りゅうきんか、しらいとそう、舞鶴草、、むさしあぶみ、翁草、菖蒲 などなど

そろそろ植物園のシンボル、はんてんの木の開花がありそうです

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4月26日

2008-04-26 00:47:09 | Weblog

     ( 紫蘭 )

 

雨を見て眉重くゐる紫蘭かな    岡本 眸

 

司書の眼をときどきあけて紫蘭咲く   富安風生

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4月25日

2008-04-25 01:11:19 | Weblog

    ( 藤棚 )

 

  春愁や鏡の中に百鬼棲む

  八十八夜友を送りし手を洗ふ

  道標絶ゑて三辻の柳かな

  縦横に酢の飯を切る花の冷え

  春雷の野に残されし石仏            野仏

 

 ころころの兄であり俳句の良きライバルだった俳号「野仏」の忌日です
56歳という若さで、悲しさよりも悔しさでいっぱいの急逝でした

 

  行く春や石の湿りの石仏      ころころ

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4月24日

2008-04-24 00:49:24 | Weblog

   ( 仲見世 夜景 )

 

 浅草に喜劇の幟つばくらめ       

 

 燈の入りて大提灯の朧かな       喜多川水車

 

昨日は夏の季語、今日は春と季戻りしてますね・・・
さて、物の本にて「夏めく」「夏兆す」のちょっとした違いを知りました。
同じように使っていたような気がします
簡単に言えば「夏めく」は夏(立夏)になってから、「夏兆す」は晩春から
初夏に入った頃の感覚でしょうか。
季語集、歳時記、などでは同じところに載っていることが多いようです


夏兆す杉の吉野の水鏡      原裕 青垣

少年の鋭角の肩夏兆す      大西泰世

 

妹山の夏めく裾の白瀬かな    田中英子

袖かろし夏めく水仕はげまされ   及川 貞

 

ほとんど変わりが無いように思われますが、「夏兆す」には直線を感じ、
「夏めく」には光を感じます。例句が少しなのでそうとも言えませんが
何かの参考に・・・・





 

 

 

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4月23日

2008-04-23 00:17:51 | Weblog

     ( 牡丹 )

 

   志ん生の廓噺や夕ぼたん     喜多川水車

  

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4月22日

2008-04-22 20:38:46 | Weblog

    ( 芍薬 )

 

芍薬に雨狼藉を尽しけり        上野さち子

 

芍薬に魅入られし身の冷えにけり   東早苗

 



 

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4月21日

2008-04-21 06:15:46 | Weblog

   (きぶしの花 木五倍子 )


果実を黒の染料に用いるそうです

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