5月 18日

2024-05-18 05:58:29 | Weblog
                          十薬・どくだみ・毒痛み



             ドクダミは高さ20~50cmの耐寒性多年生草で、生命力盛んな地下茎によって広がり日本各地に自生して
             おり、日陰の湿気を含む土地でよく見かけます。
             5~7月の梅雨頃、茎先に一見花びらにみえる白い四枚の総苞をつけた黄色い花穂を出し白い花に見える
             部分は葉の変形です。開花期に根ごと採取して日干しにしたものを十薬といっていて緩下、
             利尿の作用がある。生薬名の十薬は十種の薬効があるところからつけられたという説です。





                     




          十薬咲く清く痩せたる苔地かな          細見綾子


          盲ひの鵜十薬の辺にうづくまる          栗田やすし


          どくだみを千切りて犬の傷ぬぐふ         上杉美保子


          干し上げし十薬の香の芳しき           山本法子


          十薬や古道に石の道しるべ            東口哲平


          目が合ひし猫十薬へ駆け込めり          奥山ひろ子





                     




                     


                        八重どくだみ




          どくだみの密生神を斎く庭            山口誓子


          十薬の白さこの世の捨て葉書           鍵和田釉子


          うしろ手を解き十薬に親しみぬ          岡本 眸


          十薬を踏むやたちまち臭ひだつ          上村占魚


          村中を墓にどくだみ花ざかり           斎藤 玄


          十薬や才気ささふるもの狂気           鷹羽狩行





                


             五色どくだみ <ドクダミの改良品種>カメレオンと言う名で店頭では売られているそうです




              サイトから一部資料・写真・知識お借りしています
コメント (2)
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