konaki。

年寄りの好き勝手。

薄々攻撃 ~アクスルシャフトの先端編~

2012-06-16 20:25:03 | DeAGOSTINI McLaren HONDA MP4/4

ということで teru さんがコメントされたアクスルシャフトのディテールアップを実践します。

この部分、実車の画像を見ると確かに肉厚のすごく薄いパイプになっています。なので「先端の穴を少々大きめに開け直す」のは効果的だと思うのですが、問題は穴の深さです。貫通穴かな?とも思ったのですが、横から見ると…

Rimg0382

ホイルナットを取り付けるネジ山がありますので、ここまでかな?と推測しました。

(…と言いながら加工をしているうちに目分量となってしまい、先端からネジ山までが約2mmなのに対して穴の深さは4mm程になっていました。いい加減だなぁxxx)

 

次にどの位に穴を広げるかです。シャフトの先端穴を測ってみると外径が3.2mm、開いている穴径が2.0mm、ということは厚みが0.6mm です。
ならば厚みを半分(0.3mm)にするには 2.6mm径 の穴を開ければよいので、そのドリルの刃を用意します。(シャフトの材質はダイキャストなので鉄工用です)

Rimg0378

で、真っ直ぐに穴を開けたいので「ボール盤」を使います。

Dp_375v

ホームセンターなどで1万円以下で売られている「卓上ボール盤」です。安いこともあってボール盤の命「芯」への信頼性は薄いですが、一般工作なら十分使えると思いますし、リューターやハンドドリルではなかなか真っ直ぐな穴を開けるのは難しいです。

Rimg0380  

バイスという道具でパーツをしっかり押さえて、先端部分に「切削油」を付けてから穴を開けていきます。

穴はこんな感じに広がりました。

Rimg0383

次に、穴の内側の塗装が削れてしまったのでその色を作ります。

用意したのはMr.カラーのNo.10 カッパー(銅) No.61 焼鉄色 No.49 クリアーオレンジです。

Rimg0384

これらを混ぜて色を作ります。

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左から右に見てください。

まず一番左がベースのNo.10 カッパー(銅)で、これに次のNo.61 焼鉄色を混ぜたのが三番目、続いて四番目のNo.49 クリアーオレンジを様子を見ながら混ぜていって五番目が完成です。

Rimg0385

加工した右側と、未加工の左側です。

…なんかピンとこないxxx。もうちょっと肉を薄くしたいなぁ。と言うことは2.7mm ? その径のドリルの刃を持っていないので、ホームセンターへGO!

 

で、ホームセンターに行ったら思わぬものを見つけました。

実はボール盤を手に入れる前、リューターをボール盤に変身させる「ドリルスタンド」なるものを手に入れたのですが、そのリューターの先端は径の決まったチャックしか取り付けられず不便だったのです。

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そのチャックを0.5~3.2まで使えるようにする「ドリルチャック」を見つけました。これで、より「卓上」で作業が出来ます。。。

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んー、ただやっぱりリューターだと回転が速すぎてちょっと強引な感じです。出てしまったバリはヤスリ掛けしてとることにします。やっぱり安定・安心して作業出来るのはボール盤ですね。。。

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改めて、未加工と比較します。

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かなり追い込んだのではないかと。。。と言うことで、ドリル径は2.7mmで決まりかなと。

と言うことで左側も同じにしようと…あ、ブレーキディスクを組んでしまうとアクスルシャフトが抜けません!なのでウェス(布)でカバーしながらバイスで固定して、ボール盤で慎重に加工します。

Rimg0392

この時、一気に2.7mmを開けてしまうのは危険です!まずは(2.4~)2.6mmで開けてから、仕上げのつもりで2.7mmにする方が怪我しないです。。。

で、さすが金属(ダイキャスト)切削面が綺麗なのでアップで一枚。

Rimg0393

まるで削りだしのパーツみたいなので、このままクリアーだけを吹いておくのもありかも???

いやいやそれでは別物になってしまうので、ちゃんと色を塗って完成です。

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以上!薄々攻撃、完了です!

コメント (3)
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