旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

THRILLER LIVE~マイケル・ジャクソンに捧げるSHOW

2011-10-09 23:17:31 | イギリス
帰国便BA005便へ搭乗の日。
**昨夜ロンドン、ライリック・シアターにてTHRILLER LIVE マイケル・ジャクソンへ捧げるLIVE SHOWミュージカルを見た。


土曜日なので16時と20時の二回公演。午前中ロンドン市内観光。大英博物館を見学した後13時少し前にピカデリーサーカスの三越へ到着。JAPAN CENTERで寿司のパックをささっと食べる。バスでウエストミンスターへ行き外観のみ見学。地下鉄でセント・ポール大聖堂へ行き、そこからタクシーでシャフツベリー・アヴェニューのライリックシアターへすべりこんだ。

早い回へぎりぎりでチケットを買って入る。ストール席の真ん中あたりがとれた、料金は60ポンド弱、いちばん高い席である。このショーも三年目になって、マチネなら当日でも良い席が手に入るようになってきたという事なのだろう。会場がとても狭いのが良い。このシアターは全部で924席なのだそうだが、古い馬蹄形の場所にぎゅっと音楽が詰まった感じがする。

★誰もが興味を持つのは、どんな人がマイケルをやるのか?という事。 これは、四人の個性の違うダンサー・シンガーがその位置に代わる代わる立った。一見して完全な黒人はひとりだけ。ひとりはティナ・ターナーを思い出させるソバージュヘアの女性。さらに小柄なヒスパニックが入っているかと見える男性。そして歌にもダンスにもいちばん切れがあったのはディカプリオに似た白人男性だった。彼は体型も素晴らしく似ていて出てくると場を惹きつける力があった。後半になると観客の歓声も彼に対してひときわ大きくなった程。 

ステージは二部構成。最初の一時間ではジャクソン・ファイブからジャクソンズ、そしてオフ・ザ・ウォールでクインシー・ジョーンズに出会うまでを扱う。だいたい予想される内容だが、子供時代のマイケルの役の子は、音程以外はよく似た雰囲気をだしていた。
一部の最後のほうで、観客を巻き込んでのパフォーマンスとなる。
ロンドンの観客はみんな立ち上がって声を出すし、周りを気にしないで個々に反応して楽しんでいる。中に居て見ていると、日本でやっても絶対観客はこんな風にはならないと感じる。このマイケルのショーは日本で上演してもある程度成功すると思うけれど、観客は日本人なのだから、ロンドンと同じ内容でも同じ反応にはならないのである。

十五分ほどの休憩の後はじまった後半のショーはいよいよ誰もが知っているスーパースターの時代となる。マイケル役だけでなく、出演しているすべてのメンバーが「マイケル大好き」なのが伝わってくる。映画「THIS IS IT」で、出演者が皆マイケルを心から尊敬していたのと同じ雰囲気が感じられる。

曲順などはあえて載せないけれど、80年代90年代に音楽を聞いていた人なら必ず楽しめる。
それはビート感のある曲よりも、特にHEAL THE WORLDのようなメッセージがはっきりある曲に顕著だ。 手を上げて左右にゆらしながら一緒に歌う年代もさまざまな観客。みんなの気持ちが暖かくまとまってゆく。私もこの曲一曲が気に入ってCD「DANGEROUS」を買ったっけ。

次々に演奏される(すべて生バンドです)ヒット曲にのせられているうちに一時間以上。最後にお約束のTHRILLERが登場(それだけでは終わらないけれど伏せときます)。全部で二時間半に及ぶ充実したSHOW TIMEであった。

これだけのパフォーマンスのすべての中心にいたのがマイケル・ジャクソンであり、彼が突然居なくなってしまったという事実にちょっとした喪失感を感じる。いろいろな批判はあったのだろうが、マイケルの音楽はどうかんがえてもカッコよい。

曲をもう一度聴きなおしてから、もう一度見たいなぁ。次にロンドンへ来るまでロングランしていると良いのだけれど。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホクソンの宝 | トップ | ミラノへ到着 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。