旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ヴェルサイユ宮殿がまたやってくれてます

2012-08-12 07:43:41 | フランス
モネが住んだジヴェルニー(ジベルニー)の庭には睡蓮だけでなく、色とりどりの花がある。

ルーアンを出て10時前にはモネの庭の前に到着。

日差しは暑いが、さわやかな風の吹く良いお天気。雲が時折空をよぎってゆく。
このジベルニーの睡蓮の庭を見るのに最良の環境かもしれない。

ただ、バカンスシーズン真っ只中ゆえ人は多い。モネの家に入るのに行列。アメリカ人がやはり多い。

**
昼食をヴェルサイユ宮殿前の団体御用達レストランで食べる。14時15分に入場予約があったのだが、とにかく混雑していてなかなか入場許可してくれない。二十分ほど待たされてからやっと入場。一般の入場券購入行列はもっとたいへん(下写真参照)なのだから、文句は言えません。

★大混雑のベルサイユ宮殿だが、混雑以上にびっくりさせられるアート作品が置かれていた。
以前にもこういうものを置いているベルサイユはあった。これはジェフ・クーンズの作品、おもしろいけれどここに置かれるのはどうなんでしょう?

最近のベルサイユは現代アートの展示を積極的にする場所にもなっている。
これ、よく見ると全部金属の鍋でできている。
下の写真のオブジェはナイフやフォークなどの食器類できている。
作家はジョアナ・ヴァスコンセロスという今年42歳になるポルトガル人女性。確かに面白いし、いつもではないベルサイユがそこに出現している。でも、はじめて来る人はこんなものひとつも見たくないにちがいない。
下は「メリー・ポピンズ」だそうな

日本の村上隆もまたここで展覧会をやったが、その時ももちろん大反発があったそうな。議論を呼び起こすことが現代アートの使命のひとつなのは、そのとおり。これによって彼らの名前を知った人も多いだろう。小松ははじめて「ジョアンナ・ヴァスコンセロス」を覚えました。

***
今日のベルサイユ見学は、普段はいかないトリアノン宮殿の方も訪れる。

こちらこそがマリー・アントワネットが住んだ場所であり、生活があっただろうと思わせるサイズである。普通の邸宅にあるような階段。
彼女のイニシャルがはまっている。

この近くに「田舎屋」がある。マリー・アントワネットが自ら農民に扮して遊ぶためにつくられた場所だ。
これら、外見は農家であっても、内部はかならずしも農家そのものではなく、王妃が快適に過ごせるようになっていたのだそうだ。さもあらん。

****
18時ごろにはパリ、オペラ座となりのホテルへチェックイン。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ターナーもルーアンを画いていた | トップ | オランジェリーからルーブルへ »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。