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こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年4月12日 火曜日 夜 憤怒と諦念

2011-04-12 23:02:23 | 雑記帳
書き置きしていた電気グルーヴの記事が先に出てしまったが、結局3月12日予期した事態となってしまった。
一体なんなのだ?この国は?

***

くもおさんへ
日本人の辛抱強さは、日本人の良いところです。
ただ、「場」「空気」「世間」に全体が流される民でもあります。
本当は、東京の人で言えば多くの人々が、仕事を投げ打って、どこかへ逃げ出したい。
それが本音。
しかし、「場」「空気」「世間」に拘束されながら、仕事場に向かい、地震に揺られ、ビルが軋み・ヒビの入る中、何事も無いかのように振舞い・働く。
誰かが本当に騒がないと事実が伝わらない鈍さ。

養老先生も言わせると「日本人は無意識という思想」の持ち主だから、異なる文化と思想背景を持った外国の方々には理解されえないことでしょう。

『・・・福島原発もそう。みなだまって放射能の高い空気を吸っている。この落ち着きが海外からはだんだん不気味がられているようです。』

そうだと思います。
「いったい本当の事は何なのか?→その本当の事に対して何を今すべきか?」
そういう「当たり前のこと」がこの国では全く意識されていない。

福島を震源とした地震が昨夜から永遠に繰り返されているのに、何事も無いかのようにニュースは復興だの希望だのふざけたことを抜かしている。
現地で、今、まだ震災は終わっていなんだぞ?
そういう当たり前のことを抜きで、復興だの希望だのというレベルでは無い。
未だにサイレンは鳴り続けているんだ。

***

ガンガンガン速さんへ
アメリカの報道もニュースにならないほどに地震が絶え間ないことかもしれません。
また、これは支援してくれている海外の方々、多くの感謝せねばならない方々、そういう人に対して、日本を外から見て、①一方で被災者への同情と支援、②もう一方でふがいない言行を続け・地球レベルでの汚染に至らそうとしている危うい者ども。
①>②なら可ですが、①②ともに日本ですから、①<②となったら、誰も相手にはしない。
そういうことかと思います。
どうしようもない。
本当に情けない。

***

さくりんさんへ
写真や絵を載せることで、あなたの気を安らかにしたいと思いながらも、どうして、こう想定された最悪のシナリオ通りに物事が行ってしまったのか?
こんな変な国は、どこを見たってありゃしないです。
理解に苦しみ、憤怒に耐えません。

私の写真ではありませんが、私が愛するアラーキー、そして、アラーキーが愛した愛猫チロちゃんの写真集「センチメンタルな旅 春の旅」の表紙の写真を送ります。



チロちゃんは、昨年亡くなりましたが、20年近くアラーキーの相棒として一緒に生きてきた分身です。

***

以下は、ニュース記事より抜粋。
今まで言及を避けてきたが、政府要人と社長の清水ならびに東電の役員全員、命の保証はしない。
それは、私がどうこうではなく、ヒトとして「気持ち」にも、耐えられる限界がある、ということだ。
よく、私も人に言うが「お詫びなんてものは誰でも出来る・土下座も誰でも出来る」そんなものでやってしまったことが片付くと思ったら大間違いだ。
いまさら謝罪したところで、時はもう逆には戻れないのだ。

■時事通信 4月12日(火)12時2分配信「チェルノブイリに並ぶ」と速報=福島原発事故評価―外国メディア

経済産業省原子力安全・保安院が12日、福島第1原発の事故を国際原子力事故評価尺度(INES)で最も深刻なレベル7と暫定評価したことについて、外国メディアは「1986年の(旧ソ連の)チェルノブイリ原発事故に並んだ」(ロイター通信)などと速報で伝えた。
 ロシアのインタファクス通信は、日本の正式発表前の段階から英BBC放送を引用して報道。記事の中で「これはチェルノブイリ原発事故のレベルである」と指摘した。タス通信は東京発で「これまでレベル7はチェルノブイリ(原発事故)だけだった」と論評した。
 原発大国フランスのAFP通信は、従来レベル5だった暫定評価がレベル7に引き上げられ、「平時の原子力事故で過去最悪」のチェルノブイリ事故と同等になったと報じた。
 韓国の聯合ニュースはレベル7について、日本のテレビ報道を引用する形で12日朝から速報。チェルノブイリ原発事故との比較や、同日に韓国内で薬品やマスク製造業者の株価が上がっていることを紹介した。
 中国国営新華社通信も日本の正式発表前にレベルの引き上げ決定を速報し、さらに日本政府の発表を至急報で伝えた。

■産経新聞 4月12日(火)16時54分配信 原発「レベル7」「極めて重く受け止める」東電・清水社長が声明

 東京電力の清水正孝社長は12日、政府が同日、福島第1原子力発電所の事故について、国際的な評価に基づく事故評価を最悪の「レベル7」に引き上げたことに対し「極めて重く受け止めている」との声明を発表した。

 このなかで清水社長は「発電所の周辺住民をはじめ、県民、社会に心配とご迷惑をおかけして心より深くお詫び申し上げる」と謝罪。「原子炉の冷却、放射性質の飛散防止を鋭意進め、事態の収束に向け全力をあげて取り組む」としている。 

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加えて言わせていただくと (くもお)
2011-04-13 22:33:34
日本人には「予測する力」が劣っているとよく言われます。だから政府はビジョンを描けないのです。この先20年後どうなっているのか?といった議論は、下手すると20年たってからなされるでしょう。
高齢化社会を言われながら何にもできなかったのがいい例です。
20年後、かなり高いがん発症率になっていることの恐ろしさをまったく想像できないのです。
そういう長期戦的な恐ろしさがレベル7の意味です。
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