チャリティーと言っても、3人が肩を組み合って「We Are The World」を歌った訳では無い。淡々と、しかし、かつて無かったほどにリラックスした演奏。
「以心電信」に始まり、愛する娘との日々を綴った教授の「音楽」、そして「手がかりをください」という「CUE」。。。
選曲と2007年としての演奏へのスタンスの取り方が、憎いほどにYMOらしかった。
ライヴのチケット代、グッズのお金は全て、小児がんの子供と家族たちに寄付された。
このライヴは全曲素晴らしかったが、未だに心を打った記憶が強く残る曲「Everybody Had A Hard Years」を、今夜改めて聴く。
しつこくも何度も何度も振り返る我。
■Human Audio Sponji 「Everybody Had A Hard Years」2007■
■David Bowie & Brian Eno 「African Night Flight」1979(アルバム「ロジャー(間借人)」より)■
科学などの事実に基づく発見はともかく、文学も芸術に於ける「賞」なぞは、ごく一部の選ばれた作為者が、どう作為を働かせるかだけである。どこぞかの出来レース演出された、オリンピック招致と変わらない。
単純に三流作家にセクトを求め・寄生し続け、文学賞なるモノを貰うか否かを祈る者の絵ヅラのちぐはぐさ。
なあんか違うんじゃないか、としか見えない。
文学も芸術も、資本主義世界で売買される「モノ」では無い。