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子どもに「苦手な片付け」を身につけさせる収納のポイント3つ

2016年12月02日 | 新聞や雑誌の記事
子どもが遊んだあとの散らかった部屋、「ちゃんと片付けなさい!」と毎度叫んでいませんか? 自分がやったほうが早いから、とママがほとんど片付けてしまうというケースもありそうですね。

実は子どもにとって“片付けをする”ということは相当難しいことなのです。大人でも片付けが苦手な方がいるくらいですから、子どもにそれを強いるのは無理難題を押し付けているようなもの。

では子どもには、どうやって片付けを教えていくべきでしょうか? 整理収納アドバイザーの椎名美子さんによると、まずは片付けのしやすい場所づくりが重要だそうです。

そこで今回は、椎名さんに伺った“子どもが片付けしやすい収納環境”を3つご紹介します。



■1:子どもの手の届く範囲で


子どもが片付けをするにあたり、無理のない高さの収納を心がけましょう。手の届く高さが目安です。目線の高さに合わせた収納だとさらに使い勝手がよくなります。

高さがあっても、例えば踏み台や椅子などを活用すれば届くかもしれません。しかしそうなると、危険が伴う上、わざわざワンステップ踏まなければならない面倒な作業となってしまいます。面倒になると、「とりあえずここに置いておこう」と仮置きするようになる可能性があり、片付けから遠のいてしまいます。

使いたいものがすぐ使えるように、またすぐにしまえるように、アクションが少なくて済むような配置を心がけましょう。



■2:カテゴリ分けをする


片付けは“使ったものを元の場所に戻す”という作業です。つまり、どこにその物がしまってあったかが明確であれば、片付けもスムーズです。

おもちゃといっても、ミニカーやままごとセット、積木やブロックなど、そのジャンルはさまざまかと思います。

そこでまずはおもちゃのカテゴリ分けをしましょう。細かく分けるか大雑把に分けるかは、収納の数とお子さんの年齢によるところかと思いますので、ご家庭の事情に応じて決めてください。

カテゴリ分けをするにあたり、例えば“電車の車体”と“レール”は一緒に使うものなので同じBOXに収納するようにしましょう。これを“グルーピング”といい、同時に使うものを一緒にしておくことで手間が省けて時短に繋がります。

カテゴリ分けできたら、それぞれを棚やBOXにしまいます。その際に“ミニカー”、“ままごと”など、収納する棚やBOXに明記します。文字が読めないお子さんへは、BOXに写真を貼ってあげるといいでしょう。これは保育園などでも実践されているやり方です。

何がどこにあったか一目でわかれば、片付ける際に手間取ることもありません。



■3:増えたら減らすサイクルを作る


片付かない理由の一つに、“おもちゃが多過ぎる”ということもあげられるかと思います。収納には限りがありますので、物の増えすぎは片付け以前の問題とも言えるでしょう。

とはいえ子どもに「これ使ってないから捨てるよ!」と言ったところで「使ってる!」と反発されるのがオチです。そこで子ども自身に“使っていない”ことを認識させる必要があります。

子どもが遊んだあと、片付ける際に“収納の右側に置く”というルールを決めます。何度遊んでも、片付けるときは右側に置かせます。

そうしていくと、使わないおもちゃは必然的に左側に寄っていくことになり、子ども自身が目で見て“使っていない”ことがわかります。

また、「捨てる」という言葉では子どもも手放しにくいでしょうから、「○○ちゃんにあげようね」など、ポジティブな言葉掛けで促すようにしましょう。

“増えたら減らす”というサイクルを作ってしまえば、子どもは何かを買う際に“どこに置くか”を考えるようになり、余計なものを買わなくなります。持ち込む前に収納場所を考えるクセがつけば、物があふれる生活にはなりませんよ。



以上、“子どもが片付けしやすい収納環境”をご紹介しましたが、いかがでしたか?

小さいうちは親が一緒に片付けしてその作業を教え、成長に応じて一人で片付けができるようにする必要があります。その際に必要なのが“環境づくり”なのです。

少し大きくなったからと一気に手放すのではなく、少しずつ手を放していくために環境を整えてあげてくださいね。


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