令和元年年12月1日(曜)⛅
11月も下旬、立冬を過ぎて秋深まり、朝晩は寒さが厳しくなってきた。
昨年より1週間遅れになった丹沢山塊の大山へ紅葉登山に行ってきました。
大山(1,252m)はホームグランド、我が家のベランダから、その勇姿を見ることができ、信仰の山として庶民の人気を集めている霊山です。
江戸時代、大勢の江戸っ子で賑わった『大山詣り』、今でも参道には宿坊が立ち並び、先導師と呼ばれる宿の主人が参詣者を迎えています。
▽アクセス
小田急線の伊勢原駅からバス(06:10発)で大山ケーブル駅バス停まで行き、徒歩でコマ参道の階段を登ります。
▽06:30到着時、朝陽に照らされた大山阿夫利神社の門前町をケーブルバス停から撮影しました。
▽コマ参道
362段の階段と27段の踊り場が続き、懐かしい昭和の風情漂うお店が、細い傾斜階段の参道に軒を連ねます。(早朝の為、全て閉店中)
▽秋なのにサクラ咲く
ケーブル駅付近の石段の手前にジュウガツ桜?(四季サクラ?)が咲いていました。
▽女坂コースを登ります。
登山道に入るとすぐに、男坂と女坂の分岐点になります。女坂には七不思議があって、楽しみながら登れます。
▽早朝の静寂
凛とした空気に包まれた参道を歩くのは、実に神秘的な気持ちになります。
▽龍神堂(八大堂)です。
▽大山寺です。
大山寺は、奈良の東大寺を開いた良弁僧正が755年に開山したお寺です。
ご本尊は「大山のお不動様」と親しまれ、関東三大不動の一つに数えられる大山不動明王です。
◽大山寺の参道の階段は真っ赤に色付いた紅葉の木が参拝客を迎えてくれています。
本堂に続く石段を下から見上げると、すでに赤く色づいた紅葉が石段を覆い、枝葉の隙間から差す木漏れ日も、とてもきれいです。
◽本堂前の階段は、目に染みるほどの赤の回廊で上ってゆくと身体まで赤に染まりそうです。
◽両脇にいる地蔵も手伝ってか、なんだか不思議な世界に吸い込まれそうな感覚になります。
◽石段を登りきった境内から見下ろした景色です。
◽厄除けの「瓦け投げ」
「厄除け」と書かれた直径6センチほどの土器を思い切り崖下へ投げるのは爽快で、気持ちがすっきりします。
◽崖下に赤い丸輪があり、瓦けが輪をくぐれば幸運が訪れると言われています。
▽大山阿夫利神社下社への石段の手前では、さっそく紅葉が出迎えてくれます。
▽大山阿夫利神社下社
別名「雨降山」と呼ばれ、古代より多くの人々に信仰されてきた大山の中腹(標高696m)に鎮座しています。
ご祭神大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)は、山の神であると同時に海の神です。
航行する船から大山が目印になったことから海上交通を司る神として信仰されたという由来に納得する絶景です。
◽眼下に相模湾と紅葉のパノラマが広がります。彼方で金色に光っているのが相模湾です。江の島の姿もくっきり見えます。
◽社殿前の広場の赤く色付いた紅葉は見事です。
◽下社の拝殿右側に「大山名水入口」があります。
入っていくと拝殿脇で、龍の口から流れ出るご神水をいただくことができます。
▽鳥居をくぐって登山開始です!
◽いきなり急な階段を上ります。下を見ると転げ落ちそうです。
▽夫婦杉
▽富士見台です。
天気が良く、空気が澄んで冠雪した富士山がきれいに見えます。
▽二十五丁目です。
ヤビツ峠からの道と合流します。ここからあと10分ほどで山頂に着きます。分岐から上の最後の登りです。
▽大山山頂に到着!(標高1252m)です。
まだケーブルカーが運行していない時間帯でしたのでハイカーは少ない。
◽大山々頂奥の院です。
◽江の島、相模湾などが見える。
◽東京方面
◽トイレの裏側の開けた場所で昼食しながら、しばし富士山を一人占め。秩父連山、丹沢山なども見えました。
▽下山道(見晴台方面)
樹林の中を下っていきます。
◽大山阿夫利神社門前町地域を見下ろすことができます。
◽山側は急斜面のため落石注意です。
◽登山道付近には鮮やかな紅葉が点在しています。
◽二重社
二重社のすぐ脇には、二重滝が流れています。
▽二重滝です。
▽下山
男坂から下山予定でしたが、昨日からの連チャン登山で足が悲鳴を上げ始めたのでケーブル下山に切り替えた。
▽コマ参道のお店を覗きながらの下山です。登る時は閉まっていたお店は、すでに営業中です。
▽大山ケーブルバス停到着!
大山登山の総歩数は、20,089歩でした。