goo blog サービス終了のお知らせ 

to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

50歳の恋愛白書

2010-02-19 01:11:33 | the cinema (カ行)
人生半分過ぎたら、やりたいことだけやろう。
原題 THE PRIVATE LIVES OF PIPPA LEE
製作年度 2009年
上映時間 98分
原作:脚本;監督 レベッカ・ミラー
音楽 マイケル・ロハティン
出演 ロビン・ライト・ペン/アラン・アーキン/マリア・ベロ/モニカ・ベルッチ/ブレイク・ライヴリー/ジュリアン・ムーア/キアヌ・リーヴス/ウィノナ・ライダー/マイク・バインダー
誰から見ても理想的な女性、ピッパ・リー(ロビン・ライト・ペン)。50歳まで美しく年を重ね、夫ともうまくいっていた。しかし、若いころのピッパ・リー(ブレイク・ライヴリー)の人生は波瀾(はらん)万丈だった。そして現在、幸せながらも物足りなさを感じていたピッパ・リーだったが、15歳年下のクリス(キアヌ・リーヴス)と出会ったことから変化が訪れる。

コチラは一度も予告を観ることもなく、そのタイトルから大人のラブストーリーで、
珍しくロビン・ライトが軽いラブストーリーで主役なんだわ♪と、決め付けて観にいきました~。ら、違ってました。。。

これは人生のターニングポイントを迎えた一人の主婦が、
自分の50年を振り返り、人生における幸せとはなにかを探り、自分を取り戻すまでをみつめた物語でした。

ピッパ・リーの夫ハーブは30も年上。出版業界で成功しているが、心臓発作を起こした為、
引退した老人ばかりが住むコネチカットのコミュニティに引っ越す。
誰もが羨む裕福な家庭の理想的な妻。
しかし、その退屈な生活は必要以上に夫に手をかけることになり、
理想的な夫婦の間に、精神的にも、肉体的にも変化が忍び寄って来ていた。

30年も良い妻であり、2人の子供を育て上げてきたピッパは、思い出す―。
私はこんな女ではなかった―。

そして彼女は原点から振り返る…

幼いピッパ・リーの残酷とも言える家庭環境もコミカルに
クスリに溺れていたケイハクな青春時代もポップに、手短に繰り広げられて、
そんな雰囲気のままその事件は突如起き、
彼女は平安を手にしたかのように30年を生きてきたのだ.....

ハッキリ言って、精神疾患と一言でいってしまうともう、、何も言えないものがある。
薬物中毒も、あまりに遠くて、
その行動や言動には、こういう作品などでしばしば学習はしているものの、到底理解は出来ない。
しかし―、
その理解できない人物ばかりがうじゃうじゃ登場する過去と現在なのだけれど、
思わず引き入れられてしまった!

暗くなりがちなテーマを、時にユーモラスにテンポよく、
重くなり過ぎない運びが良かったし、
共感はしなくとも、ピッパの爽やかな決断に胸のすく思い。

マリア・ベロ、モニカ・ベルッチ、ウィノナ・ライダーと、
豪華女優陣の演技が素晴らしかったです

いつか、誰の身にも起きる人生のターニングポイント。
それは冬の嵐のようにやってくるのか、回転ドアを潜り抜けるが如きものなのか?
ちょっと考えさせられるものがありました

最新の画像もっと見る

6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (ひろちゃん)
2010-02-19 15:39:41
会社で眠くて(笑)自分のブログ見たら
TBがあったのでお邪魔しました♪
(仕事しろよ~って感じですが・笑)
絶対にロビンの軽いラブストーリーだ~って
思ちゃうよねえ(汗)私もイメージとだいぶ
違いました。

>その行動や言動には、こういう作品などでしばしば学習はしているものの、到底理解は出来ない。

kiraさんに、共感!同感!理解はほんとできませんでした(汗)でも、重くなりそうな内容を軽いタッチで描いていたので見易かったかな。
ラストも明るかったし(笑)まずまずの作品
でした^^俳優陣も豪華でしたしね^^

なんですが、私は「新しい~」のほうが好きな作品でした♪

返信する
ひろちゃん♪ (kira)
2010-02-19 23:39:19
大きい声じゃ言えないけど、、、
ハリウッドは女優が余ってるんでしょうか~?(爆)
だってぇ・・・
「バレンタインデー」といい「ニューヨーク、アイラブユー」といい、
本作品も、主役級の女優てんこ盛りじゃない?

で、やっぱり非凡な設定だから、ちょっと離れてみちゃうわよね(^^ゞ
でもかなりキャストに助けられた作品って感じがしました。

なんか、またしてもアチラの中年のラブモノには乗り切れない私です。
「新しい~」DVDの楽しみにします(笑)
返信する
kiraさん★ (mig)
2010-02-20 18:06:08
こんばんは~♪いま例によって外からです

今日も新作押し寄せて公開でしたね!
中年のラブもの、、、、
モニカ・ベルッチ、ウィノナも気になるところだけど
時間ないのでパスになるので読んじゃった(笑)

でも際どいタイトルで見逃してたアシュトンの新作は観たいと思ってまーす★

ナマ恭子ちゃんの記事、upされるのかな?


返信する
共感出来ないと言いながら。 (mezzotint)
2010-02-21 23:15:35
あの奔放な生き方にちょっぴり
羨む私がいるのかも(笑)
ところでピッパとクリスはあの後どうなった
のか?それも気になるところです。
TB&コメントありがとうございました。
返信する
migちゃん* (kira)
2010-02-22 12:38:00
こんにちは~
あ、やっぱりmigちゃん、パスしちゃう~?
今までの、概ね評判がよかった中年ラブコメと比べてダメとかって事じゃないけど、
日本人からはちょっと遠い人物設定で、
共感し難いキャラ、描写なのよね~。

でも、モニカ・ベルッチは綺麗でショウゲキ!
ウィノナ・ライダーの壊れ方もある意味ショーゲキ!でしたよ
返信する
mezzotintさん* (kira)
2010-02-22 22:15:39
ピッパの青春時代、、には
母親目線で、かなり同情的に観てしまいましたが、
大人のピッパは、ただロビン・ライトって上手いなぁ~で、
あのあと、アノ二人、今度は介護するのが逆転?と、
その年齢差が、すぐ介護と直結してしまうオバチャンでした
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。