to Heart

〜その時がくるまでのひとりごと

ブルージャスミン

2014-05-13 23:01:57 | the cinema (ハ行)

原題 BLUE JASMINE
製作年度 2013年
上映時間 98分
脚本:監督 ウディ・アレン
出演 ケイト・ブランシェット/アレック・ボールドウィン/ルイス・C・K/ボビー・カナヴェイル/アンドリュー・ダイス・クレイ/ピーター・サースガード

ニューヨークでのセレブ生活が崩壊し、妹の住むサンフランシスコへとやって来たジャスミン。質素な生活を送る妹の厄介になりながらも、虚栄心が捨てられずに周囲にまるで馴染めない。おのずと精神もますます疲弊していく。それでも華やかな生活を諦めることができず、再びセレブな舞台への返り咲きを期して躍起になるジャスミンだったが…。

今月初めにチェックした時は地元上映は無かったのに、何気なく再チェックしたら、
あら!?いつの間に?
新宿まで行かないとと思っていた本作と、おまけに「チョコレートドーナツ」まで上映してた!
とにかくラッキー〜で、早速観てきました〜

なんか今まで合わないアレン監督作なんだけど、これは普通に面白かった。
しつこさを感じなかった(笑)

夫が嘘で築きあげたセレブな暮らしと破綻は、「ウルフ・オブ・ウォールストリート]を思い出させ、
無一文で何の資格も持たないくせに、真面目な妹たちに上から目線なジャスミンは、
ヤング≒アダルト」を思い出させる勘違い見栄っ張り女。可笑しいのに、イタ過ぎて笑えないところも同じ。

エレガントな仕草ながら、一方的に喋り倒すジャスミン(笑)
名前を変えたの、ジャスミンに。ジャネットなんて平凡だもの。
――その結末の、スタートはココかも知れない.....。


夫・ハルもひどい奴だけど、ジャスミンも被害者ではない。似ている。
ヒトに関心がなく、コミュニケーションは金品に変えられるという点で。
彼女は自分の見たいモノだけを見て、聞きたいことだけに耳を澄ませて生きてきて、
妹夫婦の相談もお金の額しか聞かなかったし、相談に乗る気はハナからなかった。
悪意がアルとか無いとかではなく、そもそも相談相手として、人として失格なのに、
妹もまた、どこかで姉に憧れていたのね、、、

DNAがそうさせるのか?(笑)生活感溢れる妹との対比が効いている
部屋を借りるお金は無くてもファーストクラスのチケットを気がついたら買っていた
荷物を運んでくれたドライバーにチップを弾んでしまったり、
せっかくの大切なお相手にも、言いたくないことはチョット脚色しちゃったり、
それも「嘘」とは別だというところが、人間としてアブナイ。。ブルーなジャスミン。

何を見ても聴いても、いつの間にか過去に跳んでいってしまってるジャスミン。
それは、幸せなシーンばかりではなく…―
そのいきなり始まる回想シーンが、現実と目まぐるしく入れ替わる時――
何を演じても巧いケイトだけど、こういう役は本当に嵌りますね。

NYセレブリティの花からの転落を描いているだけなのに、
自己中で虚栄心を捨てられない女の痛さを徹底的に演じるケイトが、
愚かしく、憐れで可笑しくて、、、切ない。
最後は「サイレント・プア」の里見涼(恭子ちゃん)を呼びたくなります

アレン監督の作品はいつも音楽がステキ!
カクテルにジャズと、なんだか今夜は浸りたいかも〜

ということで、おまけは私の想い出のBlue Moon はCarmen McRaeで


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12 コメント

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Unknown (Nakaji)
2014-05-15 16:28:59
音楽はやっぱりオシャレにつかってましたねー!!!
痛々しいくらいのケイトだったんですが、なんか可愛くもありましたね。
まあ、痛い女の人でしたけど(笑)
チョコレートドーナツはうちも上映決まったみたいで嬉しいです!!
Nakajiさん♪ (kira)
2014-05-15 22:20:12
そうなんですよね、いつも音楽が好き!
いつもキャストもいい
だけど、、なんか合わないんだけど、今回は普通によかった。
ケイト、スイッチの入り具合がもう、絶妙〜♪
で、アレン監督作って、観客の平均年齢が高くて(爆)それにも参った
ジャスミンティーが好き (オリーブリー)
2014-05-16 16:05:03
小籠包とジャスミンティー、これ最高(笑)

私だったら、賞金の半分は、投資しないな(爆)
ケイトの落ちたセレブがリアルだったー。
ひとつひとつの動作を計算しつくしたんだろうけど、とっても自然体でした。
オスカー文句なしですねー、(物まねでもないし)

アレン本人が出てこない最近の映画、好みなのが多いです。
いつもなら投影したような人物がいたりするけど、今作はいなかったね。
あっ、ハルが留学生(?)と本気モードになったって、年の差好きの投影?(爆)
Unknown (ぺろんぱ)
2014-05-18 00:28:49
興味深い一作です。

>人間としてアブナイ。。ブルーなジャスミン。

アブナイケイト、観たいです。と言うか、フツーに幸せな笑顔の
ケイトが違和感あるくらい巧い女優さんの「アブナさ」、ソクッと
するほど見せてくれてるのでしょうね。

チョコレートドーナツも、ご覧になるならレビューを楽しみに
しています。(*^^*)


オリーブリーたん♪ (kira)
2014-05-20 12:37:36
そうそう、私も昔一時期はまったよ、ジャスミンティー♪

あの夫婦に全額投資だなんて、
可哀想だけど、あぶく銭は身に着かないって本当よねー
本当にケイトの滲み出る雰囲気がドンピシャ
どっぷりセレブな時も、這い出ようと必死な形相も
全てがよかったね〜!

>いつもなら投影したような人物がいたりするけど
>年の差好きの投影?
あははは〜
そこ、私も感じた。よぎった(爆)
ぺろんぱさん* (kira)
2014-05-20 12:53:23
お久しぶりです。

コメントに引用したセリフは、ニコールの「ラビットホール」です。
このケイトのセレブからの転落人生も、滑稽だけど
女性なら共感できる感情もありますし、面白ですが、
ニコールの「ラビット〜」は、、
いつかご覧になったら感想書いて下さいね。
いつか。

それまではシネマじゃなくても乾杯♪
ぼちぼちと行きましょう〜
音楽 (sakurai)
2014-06-17 19:29:35
アレン監督の音楽のセンスは、昔からほんとに素敵ですねえ。
今回のは、やっぱ配役の勝利かなあと思います。
ウッディの癖の上行くうまさだったかと。
さすがの貫禄でした。ケイト女王様。
sakuraiさん♪ (kira)
2014-06-19 21:05:43
お忙しいのに、コメントを有難うです
ストーリー自体は好みじゃない作品でも(笑)
もう、劇中の音楽でなんかもう、あとはいいや〜、おまけでとかってなった作品も過去にはありました
そんでもって、いつもキャスティングもニクイくらいいいよね
Unknown (Nakaji)
2014-07-03 21:01:54
そうそう、音楽がお洒落だよね〜

>エレガントな仕草ながら、一方的に喋り倒すジャスミン(笑)
「名前を変えたの、ジャスミンに。ジャネットなんて平凡だもの。」
――その結末の、スタートはココかも知れない.....。

間違いない!!!ここがスタートだと思った。
Nakajiさん♪ (kira)
2014-07-08 07:14:20
そうなの。なんだかアレン監督の
ストーリー、展開に惹かれなくても、
いっつも音楽がお洒落だったり、キャストがワタシ好みだったりで困るぅ〜(笑)

いろいろとセーブが利かないオンナ(笑)
意外とこのテのオトナじゃない人って多い気がするわ
うん、 (ボー)
2015-02-25 21:33:09
里見涼たんの出番かもしれない。。。
ありえなくはなくて、こうなるのもしょうがないなあと納得できそうなのが、本作の巧いところですね。
うまいなあ〜、で、それ以上言うことがなくなっちゃう映画でもあります。(苦笑)
ボーさん♪ (kira)
2015-02-26 18:26:36
だよね?
里見涼たんらの出番になると思われるラスト。
詐欺まがいでリッチな暮らしをしていた人が、CSWの世話になる・・・
ちょっと納得いかないけど
面白くて、やがて哀しき女の人生を上手く見せてくれてました

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