12-76.バイオハザードV リトリビューション 3D
■原題:Resident Evil:Retribution
■製作年、国:2012年、カナダ・ドイツ
■上映時間:96分
■字幕:太田直子
■観賞日:9月29日、TOHOシネマズ渋谷
□監督・脚本・製作:ポール・W・S・アンダーソン
◆ミラ・ジョヴォヴィッチ(アリス)
◆ミシェル・ロドリゲス(レイン・オカンポ)
◆シエンナ・ギロリー(ジル・ヴァレンタイン)
◆ケヴィン・デュランド(バリー・バートン)
◆中島美嘉(J-POPガール)
◆ショーン・ロバーツ(アルバート・ウェスカー)
◆コリン・サーモン(ワン)
◆ボリス・コジョー(ルーサー・ウェスト)
◆ヨハン・アーブ(レオン・S・ケネディ)
◆オデッド・フェール(カルロス・オリヴェイラ)
【この映画について】
日本発の大人気ゲーム「バイオハザード」、実写映画化第5弾。もちろん主演・監督は第1作目からこのシリーズに関わっているミラ・ジョヴォヴィッチ×ポール・W・S・アンダーソン監督という夫婦コンビ。世界各地の街角で『バイオハザード』の世界を再現している。
本作の目玉は、過去4作に出演しているキャラクターやクリーチャーたち“バイオハザード・オールスターズ”が、様々な形で再び姿を見せていること。1作目の特殊部隊員・レインを演じたミシェル・ロドリゲスや、カルロスを演じたオデッド・フェールの登場は、ファンにはうれしいところだろう。4作目で第一感染者を演じた中島美嘉も登場し、ミラ・ジョヴォヴィッチとのアクション対決を見せている。
(この項、gooより転載しました)
※管理人注:この映画の製作国はプログラムでは「アメリカ」と印刷されています。正解は「カナダ・ドイツ」であり、エンドロールにおいてもこの2国が「co-production」としてクレジットされているのと、海外での公式HPにもそのように記されています。
【ストーリー&感想】
大企業アンブレラ社が開発したウイルスがまん延した地球は、アンデッドであふれ返る状況に陥っていた。生き残ったアリスはアンブレラ社への潜入調査で、自らの驚がくの過去を知ることとなる。さらに、アリスと仲間たちは滅亡の危機を引き起こした人物を捜し、渋谷、ニューヨークと世界中を追跡。そんな中、すべてを覆す新事実が明らかになり……。
今回の5作目は前作のラストから繋がった形のオープニングへと雪崩れ込み、そのオープニングでは空を埋め尽くすほどの規模のオスプレイが登場してきたのには思わず苦笑してしまったが、アルカディアのアリスたちに対し、ジル率いる攻撃部隊の奇襲が始まり降り注ぐ銃弾の中、アリスは仲間達とはぐれ海中へ落ちてしまい、やがて目覚めると死んだはずの夫トッドと耳に障がいを持つベッキーと共に郊外の住宅地に暮らす主婦になっていたが、突如としてアンデッドに住宅地は襲われてしまいアリスもアンデッドと化したトッドに襲われて絶命する。だが、これはクローンのアリス一家であり、アンブレラ社は大量のクローン・アリスやトッドを製作していることを表現したかったシーン。
実際のアリスはアンブレラ社の実験施設内に捕らわれ盟友だったジルに何故だか拷問されていて、一瞬のすきを突いて逃走して気が付いたら渋谷にいたという突拍子もない設定が。その途中で中島美嘉演じるJ-POPガールらとの激しい戦闘にも一人で立ち向かい撃退する。
アリスはその後、暴走を始めた人工知能レッドクイーンに対抗するためにアンブレラ社と決別したウェスカーと手を組むことになった時点で5作目はジ・エンド。
6作目はウェスカーと組んだアリスがレッドクイーンと対決すると思われるが、果たして一筋縄ではいかないウェスカーがどのような行動を取るかに注目したい。
シリーズも5作目となると、一体どういう風にして終わりを迎えるのか考えてしまうのと同時に1作目からの流れも確認する必要がある。アンダーソン監督はオープニングでそうした観客の悩み?に応えるかのように映像で振り返ってくれた。
そのオープニングでクローン・アリスが一瞬幸せな家庭の主婦におさまっていたのには驚いたが、やはりそんなシーンが長続きするはずもなく、あっと言う間にアンデッドに襲われるが、この家庭のシーンは一服の清涼剤でシリーズの名場面とも言えそうだ。
俳優陣では「反日中国人女優」リー・ビンビン(尖閣問題に抗議するとかで日本でのプロモーションには不参加。でもこの作品は日本オリジナルの作品なのに矛盾していないか?)演じるエイダ・ウォンやミシェル・ロドリゲス演じるレイン・オカンポの逞しさ?が目立っていた。中島美嘉は早い段階で登場してアリスとの対決シーンが用意されるなどアクションも立派にこなしていたが、へんてこな日本のセットには苦笑した。
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