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日本以外の国では「化石燃料が枯渇する」などという話を聞かない【化石燃料資源の基本】武田邦彦

2013-03-27 18:15:11 | 武田邦彦
日本以外の国では「化石燃料が枯渇する」などという話を聞かない【化石燃料資源の基本】武田邦彦

☆「化石燃料が枯渇する」などという話しを
☆日本以外の国では聞かないのも、
☆この原理原則が日本以外の国では
☆しっかりと報道されるからでもあります。

☆多くの日本人が考えているような「本当の寿命」ではありません。

☆石油メジャーや鉱山会社は資源製品の
☆暴落を防ぐために常に資源を公表しません。
☆それは不当なことでは無く正統な商売行為と考えられています.

☆その意味でエネルギー騒動は世界の中で
☆日本だけが枯渇を恐れているのですが、
☆それは「寿命」という日本語の問題とも言えます。

石油・石炭は、500万年分残っている

【化石資源は8000年は大丈夫】原発はいらない!!こんなことも記者、政治家も知らない?

「武田邦彦」のブログ記事一覧


武田邦彦ブログより
…………………………………………

■集中講義録・エネルギー資源を理解する(3) 化石燃料の基本

「energy03jymyoutdyno.98-(11:52).mp3」をダウンロード

さて、これまで 2回の講義で、
1)エネルギーは輸入するものでは無くなった こと、
2)新エネルギーは石油の価格を下げるものが無く、
むしろ高止まり の材料に使われている、ということを解説しました。

ここでは、もともと化石燃料
(石油、天然ガス、石炭、メタンハイドレード などの「炭素系資源」)は
どこから来たのかという話から始めます。
なぜ、 「炭素系資源」というのが膨大にあるのかということです。

image

音声を主体として解説をしますが、地下 資源は、
1)もともとは大気の中のCO 2からできた、
2)地球の中で比重 が1.1ぐらいのものが
どこにあるかは決まっている、という原理原則がありま す。

地球が誕生したときには温度などから見て
炭素系資源は無かったと考えられますが、
その後、生物の作用などでCO2が 徐々に分解され、
空気中に酸素がでるとともに、炭素が地下に沈みます。

CO2の固定は酸化カルシウムCaOに
トラップされたりしていますが、それでも理論計算しますと
今の消費量なら2000万年分ぐらいあることになります。

そのうちの多くが、人間が容易に
手に入れることができる場所にあると考えられます。

それは「地球の時間」というのはとても長いので、
「地球規模の時間では固体中の拡散係数が、
人間の人生では液体の拡散係数と同じぐらいになる」ということで、
地球に存在するものは、比重の順番になっていることからです。

地球の中心は比重の大きい金属、その表面に比重 2.2の地殻、
その上に比 重1.0の水、そして大気なので、
比重が 1.2ぐらいの炭素資源は、
地殻な ら2000メートルぐらいした(堆積による)、
海なら海底の浅いところという ことになるからです。

日本以外の国では「化石燃料が枯渇する」
などという話を聞かないのも、
この原理原則がしっかりと報道されるからでもあります。

また、主として鉱山会社から発表される、
いわゆる「資源寿命」というのは
現実に存在することが公表されているものを消費量で割ったもので、
多くの日本人が考えているような「本当の寿命」ではありません。

石油メジャーや鉱山会社は資源製品の
暴落を防ぐために常に資源を公表しません。
それは不当なことでは無く正統な商売行為と考えられています.

その意味でエネルギー騒動は世界の中で
日本だけが枯渇を恐れているのですが、
それは「寿命」という日本語の問題とも言えます。

(平成25年3月20日)

武田邦彦
(C)武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
より転載引用、音声もコチラ↓↓
http://takedanet.com/2013/03/post_c857.html

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