染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

佐野ラーメンを食べながら、手織りのことを考える。

2018年04月30日 | 店主の一日
手織りや手染めというのはある一定のムラを許容しないことには成り立たないものなんじゃないかと思っています。(多分)
もちろん、「プロなのだから機械のようにムラなく一定に織る(もしくは染める)ことに価値がある」という見方もなくはないけれど、
多分、そう言った方は機械で織った(もしくは染めた)モノの方がより目的を満たすことができるように思うのです。(多分)

自分の仕事で考えると、手作りの価値ってすごく微妙でわかりにくくなるのですが、この連休に「佐野ラーメン」を食べました。
店を入ると製麺の作業が見えます。






なるほど、手打ちです。
この青竹を使うのが特徴らしくて、随分大業な製麺作業です。







ただ思ったのは、「これは間違いなく麺の太さ、長さにムラが出る!!」

ラーメンで長さや太さが違っていたら「ツルツルっ」っていかないのが一番の問題のように思います。
果たして、ツルツルっといかないラーメンは旨いのか??
他の産地のラーメンでは細くて縮れているから、さっぱりしたスープが麺に絡むとか、太くてストレートなのでこい汁でもしつこくない
みたいなものがあるので、果たして、長さも太さも違うとはどういうものなのか??
今までのラーメン屋さんとかでも、「手打ち」とか書いてあっても大概はほぼ均一な太さと長さです。


丼の中に入っているので見えませんが、麺は太さも長さもまちまちで相当の偏差があります。
110の玉糸を二本撚り合わせて、そのまま使うよりももっと偏差が大きいです。
あるいは故意に偏差をつけた手引きの真綿くらいの感じです。

でもね、この麺がたまらなく旨かったです。
もちろん作業以外にも、原料の配分も大きく味や食感を左右すると思われますが、ツルツルと吸い込むよりも、口に入れて噛むような感触ですが、
もっちりとした食感とほどよい麺とスープの絡みはたまらなく旨かったです。

ここ、餃子も美味しかったですね。
普段、餃子を食べると「な〜〜んか、求めるものと違うんだよねえ〜」って感じでしたが、ここの餃子は「まさにこれを食べたかった」って
感じでした。

これが機械でできるかどうかはわかりませんが、明らかに手打ちの麺の価値を見出したように感じます。


この体験をもう一度、手織りの思考の中に加えていこうかと。

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高山 春の大祭

2018年04月14日 | 店主の一日
今日は高山にきています。
この週末は春の高山まつりにあたり、大変な人出です。
初めてこの街に来てから30年くらいになります。その間に、数回来ています。
とても好きな町です。
それでも、毎回増えていく観光客には驚くほどばかりです。
春の大祭の時に来るのは初めて。
屋台のからくり奉納も楽しく観ました。
ただ、天気は下り坂。
宵祭りはどうも、中止なのか。。。
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朝の掃除

2018年04月06日 | 店主の一日
朝、きはだやにく来ると先ず、玄関の掃除をします。
その後で並びの路上のシケモク拾い〜どうも、タバコの吸い殻が落ちているのが気になるのです。

きがだやの左前には旧繊労会館跡地が広場になっています。
この時期はここの広場のゴミ拾いも割と念入りに。
この場所は節季市が開かれたり、雪まつりではカーニバル会場への通り道にあたるので、雪が融けると吸い殻やら割り箸やらガムなんかがたくさん落ちています。
例年ならば半分以上の面積を雪が多いますが、今年は早くから暖かくなったので随分、雪が減ってもうこれしかありません。


ここは山の上の小学校に行く通学路でもあるので、、もうじき黄色の帽子とランドセルカバーをつけた新小学生がここを通ります。
そんなピカピカの子供さんたちにはゴミが放置されているようなところを見られたくないものです。
どこからともなく砂利っぽいのはご勘弁ください。

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とおかまちも桜咲くころ。

2018年04月05日 | 店主の一日
今年の春は暖かい日が続きます。
東京はすっかり桜が終わったそうですが、報道を聞く感じでは夜も暖かであったようですね。
桜は咲いても夜桜はまだまだ寒いのがイメージですが、今年はそうでもなかったようです。

各地での開花のニュースに聞き飽きた感がありますが、十日町はようやく開花です。
週明けから十日町産地のきもの新作展も始まり、お客様もみえるので、玄関に飾るのに少し枝を伐りました。
ちょうど、こんな感じ。
良い季節です。

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おおさか 阪急うめだ。

2018年04月05日 | 店主の一日


今週は大阪の阪急うめだに催事に出ております。
ちらしにはオリジナルの「絲しや」も一面に載っておりました。
まだ改装する前ですが、僕も糸取りきを持って行ったことがあります。
さすがに関西一の集客と言うお店です。
今回も越後上布やこれからの季節に向けての小千谷縮みも満載です。

オリジナルの更紗帯も順次できてきています。
どうぞおでかけください。

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