染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

古式ゆかしき防虫対策。

2015年06月29日 | 店主の一日
ここ数年は大した対応もしていなかったのですが、今年はアメシロ(アメリカシロヒトリ蛾)がきはだやの桜の木に大発生です。
大きな木になって枝が多く、立っていつ場所も日陰が多く風通しが悪いためか、周辺にくらべると随分、被害が多い気がします。
春先にきはだやの窓などに小さな白い蛾がたくさんいたのが悲劇の始まりでした。

「今年はちょっと多いのかねえ」なんて、呑気な話をしていたのも束の間。
桜の木はあっという間にアメシロの巣でいっぱいになってしまいました。
ほぼ手のつけようがないStage4です。

消毒を頼むにもまだ、数日かかるそうなので、ちょっと自力で。

アメリカシロヒトリは食欲が旺盛であっという間に桜の木を丸坊主にしてしまいます。
また繁殖力も強く蛾になって方々へ拡散するので、子供の頃は(多分、行政が)一斉消毒をしてしたように思います。
なんだか、一輪車だか、手押し車みたいなので、白い消毒液を吐きながら市内を回っていたように覚えています。
そのほかは「こーまつさん」が竹竿の先に灯油をつけたタオルに火を点けて焼いておりました。

消毒は多分、毒性が強いくらいのことで無くなってしまったのでしょう。今は個別にしています。

でも焼くと云うのは案外と効果がありそうです。
消毒も毛虫には効くようでうすが、卵への効果はイマイチらしく。

そんなことで、ちょっと焼くのに挑戦してみました。
竹竿は毎年、小正月の〆焼きの時にスルメを焙る時に用意してある竹です。
そこに古タオルを針金で巻きつけて、火を点けます。
丸坊主になろうとしている葉には毛虫が、巣には卵と毛虫がいます。


その辺を焼くわけです。
こんな感じ。

写真は自宅の桜を焼いているもの。

巣はほぼ枯れた状態なので、チリチリと火がつきます。
葉っぱは燃えませんが、焙るとポタポタと毛虫が落ちてきます。結構と面白いです。
葉が焙られて桜餅の香りが漂うのも楽しく。
最近は消毒がスタンダードなので、焼いていると近所の人が「アメシロか?」と声をかけて通ります。

自宅のアメシロを退治したあとはきはだやに向かったのですが、手の届かないような上にまで広がっていたのと、隣が銀行です。
煙が喚起扇から入って報知器でもなったら大変な騒ぎになるので、中途半端ですがやめておきました。

もう見かけなくなった手法なだけにこれでトラブルでも起こしたら格好悪いに決まっています。

巣が燃えたり、毛虫がポタポタ落ちてくるのを見ると効果が出ているのが実感できます。
古式ゆかしきというのもそんなに悪いものでないように思います。

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パクチー LOVE!

2015年06月28日 | 店主の一日
何かと好き嫌いの標的になるパクチーです。
十日町あたりだとあまり売っているのをみかけないのと案外、買えば高いので育ててみました。
我が家では僕以外にこれを好んで食べる人はいないので、これをプランターで育てていることに、皆、それなりに迷惑している感があります。
他方、ネットのコラムなどでは「パクチーが栽培禁止になったらシヌ。」みたいな方もいらっしゃるようでいろいろです。



モサモサと伸びてきました。面白いのは双葉は匂いがしないのに本葉が伸びてくるとあの独特の匂いがします。



これはKALDI COFFEにあった「パクチーラーメン」なんか、どこで作っているのかよく分からないけれど興味をそそります。
植えてるパクチーが育ったら食べようと待っていました。そろそこ頃合いかと。


出来上がりはこんな感じ。
鶏出汁みたいな感じと塩味。
細かく浮かんでいるのは袋に入っていた乾燥パクチー。茎のまま載っているのは採ってきたパクチー
具が少ないので、ちょっとあっさり感は否めませんが、パクチー好きにはたまらない感じです。

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サクランボ

2015年06月25日 | 店主の一日
母の実家からサクランボが届きました。
スーパーに行くとアメリカンチェリーなんかもありますが、この日本のサクランボの風味と云うのは、実に微妙で甘みと酸味と食感のバランスが絶妙です。
サクランボと枇杷はこの時期の極めて日本的な食べ物ですね。



今は幾分、値ごろな物もありますが、ちょっと前までは高くてとても買って食べるようなものではなかったように思います。
奈々子姐さんが子供の頃、おっかさまから「サクランボを食べると疫痢になる」と脅かされていたというのもご愛嬌。
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日本の職人展〜阿倍野近鉄

2015年06月25日 | 店主の一日

今日から阿倍野近鉄百貨店催事場で「日本の職人展」が開始です。
きはだやからは久エ門くんが行っています。
職人展でもガラス工芸がクローズアップされていたり、夏を意識したもの作りのようです。
きはだやは小千谷ちぢみを始め小千谷、十日町の夏モノも揃います。


会期は7月1日までです。
お近くにお出かけの際はお立ち寄りください。
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初セミ

2015年06月24日 | 店主の一日
夏至は越えましたが、毎日、暑い日が続いて、「あ~~、夏も近いんだなあ」と思うような気候です。
そんな中ですが、ついに初セミに遭遇。
もちろん、見たわけではなくてどこからか声が聞こえる程度。
この辺はアブラゼミが多いのですが、一匹だけ「ジィ~~~~」と鳴いているのを聞くと、セミと言うよりもなんだか耳鳴りみたいです。
昔と違って、どれほど楽しいことが待ち受けているわけでもないのですが、なんとなく夏はいいですね。


写真のアブラゼミはネットで拾ってきたもの。
このブログはそのままFacebook「きはだやてんしゅ」に転載されるのですが、何も写真をつけないと店主イメージ写真の「ヤンバルクイナ」の画像がFacebookに表示されてしまうので。
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恒例の夏至

2015年06月23日 | 店主の一日
昨日は夏至だったのですね。
漫然と過ごしていたらすっかりと忘れていました。
昨晩、ラジオを聞いていたら「今日は夏至です」と。
もう今日からは少しずつ日が短くなるのですねえ。

この夏至の日が7月末くらいだと多少の諦めもつくのですが、これから暑くなって夏に向かって時期には
次第に夜が長くなるっていうのもちょっと残念な感じです。

きはだやの駐車場ではタチアオイの花が咲きます。
誰だったかに聞いたのですが(真偽不明)タチアオイは白が劣性、赤が優性なので、次第にみんな赤くなると。
そういえば、昔はきはだやのタチアオイも白やピンクがあったように思うのですが、ふと気づけば同じ色になっていました。

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絲しや。。

2015年06月22日 | 店主の一日
久しぶりに音符柄を作ってみました。
落ち着いた色のきものに合わせて羽織にするとよいのかとも。


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ロストロポーヴィチ G線上のアリア

2015年06月22日 | 店主の一日
昨日、聞いたCD ロストロポーヴィチの無伴奏チェロ。
CDショップでジャケットが気に入って購入したもの。
6曲のうち、2番と5番を収めたもので、最後にG線上のアリアが収録されています。
このアリアが実によく。
夜に聴いていると心地よい一枚。
ちょっと甘すぎると感じる人もいるかも知れませんが、これもまたよきかな。




このCD、ロシア版の様で裏の解説等もロシア語らしきもので書かれていてさっぱりわかりません。
数字は読めるのでわかるのですが、バッハの生没年が誤植で間違っているのもご愛嬌
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夜汽車にて

2015年06月21日 | 店主の一日
昨晩、ぼんやり考えことをしていたら
「そういえば、昔、中島みゆきの夜汽車にてなんて歌があったなあ」と。

北斗星もトワイライトエクスプレスも24系を客車を使っていますが、食事も豪華だし、レジャー感が強くてちょっと「夜汽車にて」
のイメージと違う気がします。
時代の変化と言われればそれまでなのですが、昔はなんだか風情があったなあと。
そういえば童謡「汽車ぽっぽ」も子供達の本に記載が少なくなっているそうです。
「汽車、汽車しゅっぽ、しゅっぽ」「煙をはいて、しゅっぽ、しゅっぽ」と言われても今の子供たちには何の事だかさっぱりわからないのだそうです。 まあ当然といえば、当然です。

半分、仕方なしに乗る「夜汽車」という言葉の似合う列車が好きなようです。




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花の虐待

2015年06月18日 | 店主の一日
ちょっとドキッとするタイトルですいません。

町内ではアーケードの下にフラワーポットを飾っています。
春早い時期に花を植え、夏前に植え替えます。秋、雪が降る前に撤収です。
先日、パンジーから、ペチュニア?に植え替えました。
今までも春の花はパンジーが多い様。
価格も手頃で花もちもよく、色も様々あるのでちょうどよいのでしょう。

花を植え替えると今までの花はどうなるかと云うと、なんか摘まれて捨てられてしまいます。
それもなんだか花の存在を全うできないで気の毒な感じです。
これは別に十日町に限った事でなく、日本橋でも街路に花が植わっていますが、植え替えの時になると、作業のおじさんが
花を引っこ抜いて、持っていた「ゴミ袋」に投げ込んでいます。

批判をして「じゃあ、どうするんだ!」と言われても困るのですが、動物なら十分に虐待です。
自分の会社の前にある4鉢8株分くらいは自宅に持っていけば植えられるので、毎回持ち帰ります。
他の皆さんも実のところはそれなりに胸が痛むようで、二三年前に「植えるなら、うちのもあげるよ」という方がたくさんあり、
ちょっと量が多かったので、丁重にお断りしたことがあります。
確かに気の毒といえば気の毒です。


パンジーも春先の背が低いうちは可愛らしいのですが、暖かくなって背が伸びるとほっぽらかしの髪の毛みたいに
方々に伸びるので、あまり格好がよくありません。
それでも庭の隅に植えて水をあげたら元気なって咲いています。

パンジーって上下で線対称ではなく、おさるさんだか、ミッキーみたいな模様になっています。
これってなんでなんですかね。
彼らなりに「外敵」から身を守る怖い顔みたいな感じなのでしょうか。
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