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大映では昭和32年(1957)に「赤胴鈴之助」を製作しましたが、このシリーズに主
演し一躍人気が出た梅若正二を今回は取り上げます。
当時は映画館の上映形式がまだ2本立てが常識の時代です。同じレベルの作
品を2本製作するのは大変だということで、メインの作品に添える作品を、尺数
を抑えて60分前後とし、後はアイディアを凝らして製作する方針で出てきたのが
「赤胴鈴之助」シリーズでして、梅若主演が7本、最後の方になって桃山太郎主
演が2本の計9本を製作しました。
梅若正二は能の梅若流宗家の長男で、長身で目鼻立ちがはっきりしていること
から、昭和31年に大映からデビュー、翌年の昭和32年に「赤胴鈴之助」の主演
に抜擢されたものです。
ところが急に人気が沸騰したことから天狗になってしまい、我儘勝手な言動が目
に余るようになり、撮影所内で大顰蹙を買います。ギャラが低い、ホテルの待遇
が悪い、送迎のハイヤーが外車ではない・・・とかで、あの勝ちゃんでもこんな我
儘は言わなかったのに、梅若の態度は最悪だったようです。
それでも会社は不動の時代劇スターに育てようと考え、赤胴シリーズ7本に並行
して別に10本くらいの主演作を与えていますが、最後まで態度が不遜で自制する
ことが出来なかった梅若正二でしたし、人気に陰りが出て来ました。
そんな梅若が交通事故を起こしてしまい、ブランクが出来たことから、昭和34年
(1959)1月の『天竜の鴉』を最後に大映から追われるようにして去っています。
その後、新東宝~大蔵映画などに何本か出演しましたが、何時の間にか消えま
した。昭和11年生れですから現在78歳です。
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梅若さんが天狗になって、結局消えていったということは何かで読みました。以前買ったガメラの本に、鈴之助姿の梅若さんと平次姿の長谷川御大が握手している写真が掲載されていました。大スター(しかも重役)の姿を見て、自分もそれと同様と勘違いしてしまったのでしょうか。鈴之助シリーズでは、林成年さんのキャラクターが生かされていて、玉緒さんもすごく可愛いですし、黒川弥太郎さんが全体を締めていたように思います。子供向け映画でも手を抜かないという大映の社風が感じられるシリーズだと思います。
社風といえば、邦画各社のうち、大映と東映(ともに特に京都撮影所で)は、大スターが脇役俳優等を引き連れて遊びに行くという社風があり、これに対して東宝と松竹はあまりそういうことがないというイメージなのですが、実際はどのような感じだったのでしょうか。ちなみに新東宝ですと、大スターというのが嵐寛さんぐらいしかいなくて、イメージしずらいです。若いころの宇津井さんや天知さんなどが、仲間とワイワイやるといった感じでしょうか。梅若さんから離れてしまいましたが、印象をお聞かせいただけたら、と思います。
梅若はとてもいい素材だったと思うのですが、人格というか性格が悪いと
どうにもならない見本みたいなものです。
撮影所そのものに、スターがみんなを引き連れて豪遊するという風習は、
無かったと思います。
ただ特別な俳優、例えば勝・若山兄弟などは個人でやっているものです。
東映のことは詳しく判りませんが、同様だと思っています。
この方の話題じゃないんですが、今週の16日土曜日「サワコの朝」という阿川佐和子さんのトーク番組に
若尾文子さんがゲストで登場されるとのことです。
どんなお話をしてくださるかとても楽しみですね。
ご連絡有難うございます。
私もあの番組が好きで、先週も見ていて最後に予告で若尾ちゃんが出てきたので
知っていました。
彼女がどんな話をするのか、私も楽しみです。
社風というよりも個人のキャラクターということですね。それがたまたま特定の会社にいらした、ということになるのですね。勉強になりました。どうも「蒲田行進曲」に毒されていたようです。この作品は東映撮影所でロケをした松竹映画、そして監督は東映の方というちょっとややこしい作品ですね。
俳優さんは5社協定がありましたが、監督さんは結構行き来があったかと思います。若尾さんの最高傑作は大映プロパーの監督ではない川島雄三監督の「しとやかな獣たち」だと思っています。中島様から見て、「他社の監督による作品で最も出来の良い作品」というのは、どのようなものがありますでしょうか。大映作品に限らず、ご意見をお聞かせください。
五社協定は監督にも適用される協定ですが、俳優ほど影響が出ないということもあり、
話題になっていません。
監督は他社作品を監督して、現在所属の会社では中々出来なかった仕事をやりたいと
考えているので、実現すると張り切って仕事に打ち込んでいましたね。
大映から東宝に出た森一生監督が「決闘鍵屋の辻」(間違っていたらごめんなさい)のよう
にです。
大映にも黒沢明・今井正・川島雄三・渡辺邦夫・山本薩夫・岡本喜八・井上梅次など
多くの他社監督が来ていて、それぞれいい仕事を残してくれていると思いますし、五社協定
が上手く活用された事例でしょう。
「わが青春の大映回顧録」を読ませていただきました。
お手紙を書こうと思っていたのですが、「梅若正二」を検索したら、このブログを発見し、記事も読ませて頂きました。
僕は、市川雷蔵 山本富士子 京マチ子のファンなので3人のことが書かれているところは、興味深く読ませていただきました。
特に、雷蔵さんのご子息が経営されている喫茶店を訪れてご子息と雷蔵さんの思い出を語られている様子は、この本のなかで1番印象に残っております。
京マチ子さんの回想シーン(お付きの人に鼻毛出てない?と聞く場面)は、大変おもしろく、読んでいて笑ってしまいました。
ピーターのブログに京マチ子さんの写真がアップされていて、90歳の京マチさんとピーターの2ショット写真が掲載されています。(去年のハワイでの様子です)
山本富士子さんの五社協定の話ですが、3年前にお富士さんが「徹子の部屋」に出演したときにこのように話しておりました。
「1年に10本以上の作品に出てて、自分一人でも限界な状態で大変なことを経て結婚しましたから、この結婚生活だけはお互いに大事にしたいという思いが強くて、そこへ契約も会社と10年満期になって、だからこの結婚を機にフリーになりたいと、2人で社長のところへお願いにあがったんです。
そうしたら、もう1年やってみて、それでもし無理だと思うなら来年フリーになればいい、というお話を頂いて、それで翌年フリー宣言をしたら、五社協定で決まっていた仕事もダメになってしまって」と言っておりました。
いま、DVDで確認しました。
結婚も両家の反対、丈晴さんの結核を乗り越えての結婚(出会って7年)だったから、この結婚だけは壊したくないとの思いが強かったんだと思います。
梅若正二ですが、ピンクのシャツを着ている人は、梅若正二でしょうか?
先日、「マルベル堂」で梅若正二のプロマイドを10枚ほど買いましたが、スッピンの写真も手元にありますが、どうも似ても似つかなくて。
歳を重ねて容姿も変わってしまったのでしょうか?
それと最後の画像ですが、作品名はおわかりでしょうか?
忍術っぽいな、と思ったのですが、梅若正二の作品は、CSでも放映されないし、貴重です。
現在は、能の世界に戻られているのでしょうか?
プロマイドも雷蔵や山本富士子に比べると、京マチ子さんや木暮実千代 角梨枝子は、3枚ぐらいしかなくて残念でした(気に入った写真がなくて)
大映といえば、阿井美千子や和泉千太郎も好きなのですが、お会いになったことはありますか?
2人とも雷蔵作品で知った俳優ですが。
35歳で雷蔵や山本富士子ファンだというと、同年代には全く通じませんね。(あたりまえですが)
長文ですみません。
本を買っていただき有難うございます。
さらにここにお立ち寄りいただき重ねてお礼申し上げます。
ピーターさんのブログでの京さんの写真は私も見ました。ただただお元気なのが嬉しいです。
山本富士子さんの件は、他社出演に
関する意見が食い違ったこともあり、大映に残って貰えず本当に残念です。
ピンクのシャツはノーメイクの梅若に間違いありません。一番下の写真は「赤胴鈴之助」に
7本出ていて、その内のどれか作品名は覚えていません。ごめんなさい。
阿井美千子さんについては、このブログの今年4月6日にアップしています。ご覧ください。
ところで二枚目の写真のご仁ですが、どうやら山城新伍さんのようです。
少し気になりましたので、指摘させていただきます。あげ足取りで誠に申し訳ございません。
ご指摘有難うございます。
私は仕事で何度も素顔の梅若に会っているので、この写真は彼と思い載せましたが、
再度よく調べて、違えば修正させていただきます。有難うございました。