1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

人間のプライドにはそれほどの価値はない、かな。

2016-10-19 19:38:20 | 法話
遣唐使で中国に渡ったお二人。「密教の勉強だけが時間不足で不十分に」と当時最高僧の最澄さんが、会得し戻った無名の空海さんに頭を下げ教わったと。頭を下げる方もすごいが、受け入れる方もまたすごい。地位や名誉の肩書きが邪魔にならないんだね。心が最も澄んだ人であるとの意で「最澄」の僧名が。

昨今は葬式、通夜で法話をしない住職が少なからずいると。(四国巡拝中)

2016-10-19 11:55:25 | 法話
この呼称は今は悪いイメージしか。真言も天台も当時南都六宗(東大寺、興福寺)から見たら新興宗教。本来の意味は新しく興した宗教。以前古刹の寺院に宿泊した時徒弟さんが「葬式坊主という言われ方が一番好かん」と。「ならば葬式で人の心を打つ法話を。その呼称に悪い印象を付けたのは坊主だよ」と。

何気ない慰めを掛けれる方って、何とも言えねぇ。(四国巡拝中)

2016-10-19 05:53:34 | 法話
檀家青年が「小学生の頃、親が喧嘩三昧。家族揃って食卓を囲んだ事も。嫁姑争いは耐える事なし。挙句勝手に離婚して勝手に再婚しおって。そんな時期『お前んとこはいいな。次から次に問題が起こって。俺のとこなんか淡々と時が流れ、くそ面白くもないぞ』と叔父が。この言葉には救われたな」と回想を。