原発問題

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放射性物質 40日で地球1周「世界各地の地上にちりなどと共に落ちている」

2012-06-04 12:27:51 | 未分類

放射性物質 40日で地球1周

2012年5月29日 4時30分
放射性物質 40日で地球1周
 
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東京電力福島第一原発の事故で、大気に拡散した放射性物質が、およそ40日間かけて地球を1周し、世界中に広がった可能性が高いことが、福島大学の研究グループの調査で分かりました。

気象学が専門の福島大学の渡邊明教授の研究グループは、原発事故のおよそ2か月後の去年5月から福島市の大学の屋上で、大気中の放射性物質について毎日、調査を行いました。
ことし4月までの調査結果によりますと、調査開始からの1か月間の大気中の放射性物質の濃度は1立方メートル当たり平均で0.0048ベクレルでしたが、およそ10か月後のことし3月では、およそ0.0007ベクレルで85%程度減少したということです。また、全体的には濃度が下がっている一方、40日周期で増加と減少を繰り返していることが分かったということです。
研究グループは、拡散した放射性物質が大気と共におよそ40日間をかけて地球を1周し、世界各地の地上にちりなどと共に落ちるなどして、徐々に減少している可能性が高いとしています。
渡邊教授は「放射性物質が世界中にどう拡散し、それぞれの国にどのように影響するのかを明らかにできる可能性がある」と話しています。
この調査結果は茨城県で開かれている日本気象学会で29日、発表されます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120529/k10015441451000.html


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