本日快晴、絶好の登山日和。仙山線白沢駅あたりから、標高300~400mの小ピークが並んで見えます。これが白沢五山。ここ数年、登山道が整ってきたとの話は聞いていたのですが、仙台近郊にもかかわらずこれまで登ったことはありませんでした。五山の名称のとおり、5~6個の山が連なっているのですが、今日は初めてでもあり、比較的道が整っている前山と箱倉山に登ってみました。
白沢五山と前山(下)
仙台駅前から作並温泉行きのバスで約50分。白沢駅前下車。ここから約10分、天王神社が登山口となります。急な階段を上ると最後のお社と梵鐘。その脇から細々とした登山道が尾根に沿って伸びていました。登り始めて約20分、あっという間に前山山頂着。標高346m。尾根の途中という感じで、見過ごしてしまいそうな山頂です。雑木で眺望はまったくなく、休憩するスペースもありません。
ダメもとでDCRをワッチしたところ、石巻上品山移動のミヤギIT03局が聞こえてきました。交信が終わるのを待って呼んでみたところ、さっそく応答あり。メリット5アンテナマーク2本の良好な伝搬を確認。これなら特小もいけるのでは?ということでさっそく特小実験。本日のリグは双方共DJ-P24L。コンパンダ―機能の有効性を確認してからというもの、すっかりこのリグがメインになっています。まずは10mW、51-52で交信成立。続いて1mWで試したところ、一瞬何も聞こえなくなったものの、フワッと03局の変調が浮いてくるポイントを発見。なんとか31-31で交信成立となりました。その後10mWに戻し、かつ、コンパンダ―機能を双方オンにして安定QSO。そのままファイナルし、次のピークを目指すことにしました。
前山からは紅葉が残る快適な雑木道が続き、木間からは大東岳や泉ケ岳がいつもと違った姿で見えていました。葉の落ちるこの時期、ここはお勧めですね。いくつかの分岐を経て、登り返すこと約30分。箱倉山山頂に到着。明るい雑木に囲まれた落ち着ける山頂。標高349m。先ほどの前山より3mこちらが高いようです。
途中の雑木道と箱倉山山頂(下)
このピークで再度、ミヤギIT03局をお呼びしてみました。前山と同じくメリット5+アンテナマーク2本で入感。IT03局からはアンテナマーク3本のレポート。続く特小実験では10mWで52-52。前山より若干強めの印象はあるものの、ポイントは微妙です。1mWにパワーダウンしたところ、先ほどと同じように何も聞こえなくなってしまいました。位置を探ってかすかに入感。そしてアンテナを斜めにしたところ、かろうじて交信成立。入感ポイント+アンテナ角度、これ重要ですね。1mW状態で双方コンパンダー機能オンにしたところ・・・。いつものことながらバックノイズが消滅。信号強度および了解度が上がって51-51に。微妙だった入感ポイントも拡大。コンパンダ―オフ状態での先ほどの交信は何だったの?? 狐につままれた気分。ホント、驚きの機能です。信号が弱い程、効果が表れるということを本日実感しました。ということで、1mWで安定QSO。そのままファイナルとなりました。ミヤギIT03局に感謝。
箱倉山ー上品山 63.1km 見通し
帰路、バス亭に戻る途中に無人のJR白沢駅に立ち寄ってみました。かつては、駅に売店もあったし、駅前には何軒かの店や理髪店などがあったのですが、今は何もありませんでした。ホームからは先ほど登った前山、箱倉山、そして今日は歩けなかった山々が間近に迫っていました。いくつもの小ピークを結ぶ明るい雑木道、気に入りました。白いものが積もる前に、また訪ねてみたくなりました。
最近、DCR 5エレ疑問に感じる時があります。モビホのほうがいい時が多いように、感じる時があります。
5エレの件、特に上品山のように全方角に開けている場合は、そうかもしれませんね。八木の良さは間違いなくあるとは思いますが。次回、またゆっくりお願います。