JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550   特小・LCR 山岳移動 

泉ヶ岳 8/21

2022年08月21日 | 奥山 移動運用

 

 

 新型コロナの感染拡大、当県でも連日過去最多を更新中です。以前は1日40人でも多いと思ったのに、今は4000人超えが普通になってしまいました。数度のワクチン接種が進み、ほぼ全員がマスクをし、手洗いを徹底し、衛生意識も比較的高いといわれていた日本が4週連続で世界最悪の感染国になってしまいました。死者数も急増。これがなぜなのか? 「専門家」なる方々からその解説を聞いたことはありません。行動制限もイベント制限もない日本はウイルスにとって勝手し放題、穴だらけということでしょう。

 

 本日しばらくぶりの快晴予報であるものの遠出する気にもならず、いつもの泉ヶ岳へ。今シーズン既に10回くらい登っていますが、同じ山といってもルートはいろいろ、登るたびになんらか変化が感じられ、特に飽きるということもありません。地下鉄泉中央駅から始発バスに乗って登山口へ。前回、桑沼からのルートでだいぶバテたこともあり、今回は自然ふれあい館前から一般的なコースを歩きました。どのコースで登っても山頂までの標高差は約600mあり、足慣らしと気分転換にはちょうど良いです。

自然ふれあい館前キャンプ場

 

 水神コースを入ってすぐ、左手に小さな滝があって沢の雰囲気も良く、下山に使うときはここで休憩したります。30分ほどで水神平。トレランの数組が追い越していきました。この数年、トレラン激増中のようです。

水神コース入り口付近の小さな滝

 

 大岩を経て賽の河原の小広いガレ場から大東岳、面白山など二口の山々が見渡せました。蔵王は雲の中。船形山あたりはガスがかかり、山の天気は期待したほどでもありません。まもなく山頂着。自然ふれあい館からちょうど90分。他のコースに比べ若干遠回りになり長めにかかるようです。山頂から北泉ヶ岳方向に少し進んだいつもの運用場所に移動し、アンテナを設置しました(145MHz)。

賽の河原

山頂

 

 風が強いのでは?と思い、しばらくぶりにアローラインにしました。実際は微風程度で、3エレでもよかったかもしれません。長さ2.5mのモノポールにクリップで取り付けるのみ。軽いのでこれで十分です。途中弱い混信が入り周波数を変更しながら、岩手、山形、福島および県内各局に交信いただきました。ポール位置をずらしたり斜めにすると信号が上がるケースがある一方、弱い信号で何をしても了解しきれないケースもありました。山岳移動局? こちらの信号は十分届いている様子は何となく伝わってくるのですが、交信に至らず。約1時間40分の無線運用、15局にお相手いただき終了としました。

 

 いつの間にか正面に見えていた後白髭山や北泉ヶ岳にガスがかかり始めてきました。この山頂の好天もいつまで持つかわかりません。急ぎ撤収し、かもしかコースを下山。岡沼周辺の草はだいぶ伸びてススキもちらほら。

岡沼

スキー場上部

 

 帰りのバス車窓から山頂付近に雲をかぶった泉ヶ岳が見えていました。今週また、天気は崩れつつあるようです。

 

 

 

 

 

 

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桑沼ー北泉ヶ岳―スプリングバレー登山口 8/11

2022年08月12日 | 奥山 移動運用

 

 

 相変わらず天候不安定、空気もどんよりして眺望も期待できそうになし、ということで、泉ヶ岳スプリングバレーバス停を起点に、地味なルートを歩いてみることにしました。祝日なので市バスは自然ふれあい館の先、スプリングバレースキー場まで延長されます。登山者5~6名が乗車しましたが、自分以外は自然ふれあい館前で下車。今回も終点まで貸し切り状態となりました。

 

 スプリングバレースキー場から西に3~4キロのところに「桑沼」があります。このあたりでは大きな沼で、ブナの森に静かな湖面を湛えて、紅葉の時期に訪れる人は多いようです。自分も車で何度か行ったことがあります。今回は桑沼から北泉ヶ岳に登り、スプリングバレースキー場に戻る周回ルートを歩くことにしました。

 

 まずはバス停から続く車道を歩き桑沼へ。舗装されているのはバス停から数百メートルで、その後は砂利の林道となり、緩い登りが続きます。峠のピークを過ぎると下りに転じ、特段面白みのない道が延々と続く中、トレランの数人が追い抜いていきました。

桑沼へ向けて歩く

車道途中より レストハウスとアララギ山

 

 約1時間の林道歩きで「船形山桑沼入山口」に到着。入ってすぐ左手に桑沼が見えてきました。以前は桑沼遊歩道の先から尾根に取り付く細道があったのですが、藪と化しているようです。遊歩道には入らず、林道を進み10分ほどで登山口。

船形山桑沼入山口(林道分岐)

桑沼

 

 20分ほどの急登で大倉山分岐。大倉山、氾濫原を散策する方も多いようですが今回はパス。なにしろ蒸し暑さは半端ありません。風もなし。北泉ヶ岳に続く歩きやすい道をしばらく登ると、途中、桑沼の展望地があり、全景が見えていました。

登山口

登山口からの急登

大倉山分岐 北泉ヶ岳へ

桑沼展望地より

 

 船形山縦走路分岐を経て、少し急になってきたかな、と思ったら、北泉ヶ岳山頂でした。バス停から2時間30分ほど。標高1253.1m。低木が茂って眺望なし。ここで無線運用とも考えたのですが、狭い山頂で登山者数人が登ってくる気配もあり、やめておきました。

船形山縦走路分岐

北泉ヶ岳山頂

 

 この後は勝手知ったルート。三叉路まで下り、そこから泉ヶ岳方向に向かい、鞍部の「くまざさ平」からスプリングバレースキー場に下山。

ゲレンデ上部 下山口付近

 

 帰りのバス時刻に少し時間的余裕がありそうということで、下山口のゲレンデ最上部にて短時間、無線運用しました(145MHz)。標高920m付近。VFOをメインに合わせると、ちょうど栗原市固定局のCQが聞こえてきました。59-59。北斜面なので通りが良いようです。交信後、下の周波数でCQを出してみましたが、チェックを入れたにもかかわらず不法局が出没。急にやる気がなくなり、時間もないので終了としました。

 

 夏休みでゲレンデは展望広場もアトラクション広場も親子連れでにぎわっていました。そのような楽し気な場所は苦手なので、近づきたくないのですが、林道出口のゲレンデ脇に前回はなかった「トレラン・トレッキングコース」の標識があり、それに沿って下ると、アトラクション広場を通って外に出るようになっていました。汗まみれでくたびれ果てた自分は場違いなだけ。歩き始めから約4時間でバス停着。

 

ゲレンデ上部 展望広場

ゲレンデ中腹からいったん林道へ

 

林道出口付近

 

 暑い時期に歩くにはきついルートでした。体調も良いとは言えず、かなりバテてしまい、最後は惰性で歩いていた感じです。ただ、バス停を起点に周回でき、おおよその時間がわかったのは収穫でした。晩秋のころにでもまた歩いてみようかと思います。

 

<追記 2022.10>

 スプリングバレースキー場ゲレンデの至る所に「私有地により、いかなる目的であっても立ち入り禁止」の標識が設置され、ロープが張られています。現状、ここからの入山は不可能と思われます(リフト利用なら可?)。ご注意ください。

 

 

 

 

 

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泉ヶ岳 8/6

2022年08月07日 | 奥山 移動運用

 

 

 どの山に登るのか、無計画なので前日か当日に決めることになります。天候を考えると、いつも悩ましいです。東西南北、おおむねどちら方向の天候が良いのか(空間軸)、これから時間と共に良くなるのか悪化に向かうのか(時間軸)、どの程度の高さがあれば雲を突き抜けて晴れてくれるのか(高度軸)。これら3つの要素で考えるのですが、当てが外れるのはいつものことです。当日の朝、気象庁のライブカメラで山頂付近が晴れていることを確認して登っても、実際はガスがかかって何も見えずということもあります。もちろん逆もあり、万事がこんな調子です。

 

 昨朝、下界は曇天。ライブカメラでは蔵王お釜周辺は晴れており、雲海の中に標高1200m前後の山々が島のように見えていました。これなら標高1172mの泉ヶ岳も山頂部は晴れてくれるのでは? 期待半分で登ってみました。

 

 いつものとおり地下鉄泉中央駅前から始発バスに乗車。10人ほどの登山者が自然ふれあい館前で下車。スキー場あたりまでは見えていますが、その先はガスがかかっているようです。

 

 水神コースから入山。水神平を過ぎると登山道が少し濡れており、湿った感じのガス帯に突入。大岩を通過、賽の河原あたりまでくるといくぶん薄くなってきました。登山口から90分ほどで山頂着。ガスが切れ、上空には青空が・・・。ただ、雲を突き抜けるかどうかの瀬戸際という感じで、眺望は何も得られません。山頂から西に進んだいつもの定位置で無線をしながら様子を見ることにしました。

水神コース

賽の河原付近

山頂

 

 今回もFTM10SとJ型アンテナ(145MHz)。土曜日ということでダンプの不法局があちこち出没していて周波数チェックをかけても「使ってます」。なんとか空きを見つけてCQを出し数局交信するといつの間にか混信がからんでくる。その繰り返しで何度か周波数を変更しながら1時間ほど運用、県内のほか岩手、山形、福島の9局に交信いただきました。

 

 そうこうしているうちに、ガスがみるみる消え北泉ヶ岳と船形山が姿を見せてくれました。急ぎ撤収。見晴らしの良いガレ場に移動したところ、休憩中の方々が歓声をあげていました。足元から続く見渡す限りの雲海。そこに蔵王、雁戸山、大東岳などの山々。何度となく登っている泉ヶ岳ですが、これほどの雲海に出会えたのは初めてでしばし見とれてしまいました。

 

 やはり山は登ってみなければわかりません。登った結果、良いこともあれば良くないこともある、極めてまれにとても良いこともある、そういうことだろうと思います。無線運用も似たところがあるかな、と思った次第です。

 

 

 

 

 

 

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