JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550   特小・LCR 山岳移動 

北泉ヶ岳―泉ヶ岳 11/3

2023年11月04日 | 奥山 移動運用

 

 

 北泉ヶ岳は泉ヶ岳と双耳峰のようになっていて、標高1253m。県境の山を除くと大東岳、仙台神室に次ぎ仙台で3番目に高い山かと思われます(違うかもしれません)。ただ、ルート上も山頂からも眺望はなく、船形山への縦走路の通過点といった感じの地味な存在で、1度だけ無線運用したことがありますが、平日だったこともあり、あまり芳しい印象はなかったように思います。落葉が進んできた今時期はどんな感じだろうと思い、今回はこの山で無線運用してみることにしました。

 

 いつもの始発バス、自然ふれあい館前で下車。標高600mほどですが、紅葉はこのあたりまで降りてきているようです。

 

 水神コースから入山、水神分岐で泉ヶ岳への登山道と分かれ、沢を渡渉して北泉ヶ岳へ。緩やかな登山道は赤、黄色など鮮やかなコントラスト、今、まさに紅葉真っ盛りといったところです。標高が上がるにつれ、落葉して冬枯れとなったブナ、樺が目立つようになり、水神分岐から40分ほどで三叉路に到着。

水神付近

 

 前方に北泉ヶ岳が見えてきました。いったん少し下るとブナやカツラ、椎などの大木が林立する平坦地となり、山深い感じが漂ってきます。

前方に北泉ヶ岳

泉ヶ岳

 

 ブナ林の中のほぼ一直線の緩い登り。樹間に泉ヶ岳が見えますが、すっきり見える場所はなく、ホント眺望に恵まれない山です。バス停から2時間弱で山頂着。狭い山頂。3人の登山者が休んでいました。ポツリポツリと登ってきますが、眺めもないので長居する感じではないようです。

北泉ヶ岳山頂 ↑↓

 

 少し下ったところにアンテナを設置しました。

 

 アローラインの銅パイプ差し込み式エレメントはいろんな場所で測定した結果47.2cmで確定しハンダ付け、今回はこれを持参しました。あらためて測定してみたところ、これで問題ないようです。

 

 さっそく145.160でCQを出し、岩手、宮城、福島各局に呼んでいただきました。遠方の交信はありませんでしたが、南は福島県石川郡浅川町固定局と55-41。こちらの信号はそれなりに届いている様子。ただ受信が厳しく、ポールの傾きで信号が強まる位置を探りながら交信を続け、なんとかファイナルを送りました。距離約152km。泉ヶ岳より標高で80mほど高いものの、樹木の影響、あるいは泉ヶ岳が壁になるのか、バンド内ワッチしても遠方局の入感はなく、やはり無線には芳しくないのかもしれません。約30分、6局に交信いただき早めにCL。

 

 三叉路まで戻り、このまま下山とも考えましたが、まだ時間的な余裕もあり、泉ヶ岳山頂を経由することにしました。熊笹平から登り返すこと20分ほど、見晴らしの良いガレ場となり、振り返ると先ほどの北泉ヶ岳が目の前に見えてきました。奥には三峰山、船形山も。好天で雲一つなし。遠くに蔵王の山々も霞んで見えていました。

北泉ヶ岳 奥に船形山

 

 いつもの運用場所に行ってみると、何度かこの山でお会いしているギフNX71(JS2JHV)局さんと偶然アイボール。ライセンスフリー無線の方は一斉オンエアデーとのことでだいぶ賑わっている様子でした。

 

 泉ヶ岳山頂を踏み、滑降コースへ。見返平付近から見事な紅葉が続き、まさに山の粧い。これもあと数日というところでしょうか。

下山口

 

 今日は11月初旬にしては異様なほどの暑さで少し疲れました。

 

 

 

 

 

コメント
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