JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550   特小・LCR 山岳移動 

萱ヶ崎山 2/11

2024年02月11日 | 里山 移動運用

 

 

 ここは合併前の仙台市の最高地点で、過去に何度も無線運用しました。山頂に鉄塔と高圧送電線があり、はじめは気づかなかったのですが、不規則に盛大な電磁波パルスを受けるということがわかり、以後、無線には不適ということであまり足が向かなくなった経緯があります。高圧線の影響から逃れられる運用適地はないか、あらためて探索してみたいと思い、本日登ってみました。

 

 仙台駅前から茂庭台行きのバスに乗車。通常ルートの登山口は馬越石トンネルの脇にあります。ただ、交通量も多いので、今回は茂庭台4丁目バス停で下車し、南側斜面のルートから入山しました。標識や赤布はなく、入り口付近にイノシシの捕獲檻が設置されていたりして、少し不気味な雰囲気があります。実際、以前にイノシシが罠に閉じ込められているのを見たこともあります。団地内の人しか通らないのかもしれませんが、竹林のある登山道は良く踏まれて歩きやすい道です。

登山口付近

馬越石コース合流点

 

 5分ほど登ると立石神社の祠の前で馬越石トンネルからのルートに合流、ここから急登を登ったところにあるのが太白山を正面に見る展望地で、今日は海も霞んで見えていました。

 

 雑木の尾根道を20分ほど進むと西側が開け、送電線と鉄塔のある山頂に到着。蔵王が半分見えていたものの雪雲をかぶった状態。ここの山頂も西風が吹いて思いのほか寒く、長居はできないかもしれません。樹木で覆われてはいるものの、地形的には平らな山頂であり、登山道からさほど奥に入らない程度に藪漕ぎして、高圧線の影響を受けない良さそうな場所に当たりを付けてみました。冬場は下草がないので楽です。

蔵王方向

山頂

 

 まずは1200MHz。自作した1λヘンテナでCQを出したところ仙台市内の固定局に応答いただきました。このアンテナでの初交信。お相手局はGPとのこと、こちらの電波はなんとか届いているようで51-51。はじめ59のレポートをいただいたのですが、市内とはいえけっこう離れた場所であり、そんなはずはないのではと思い、リアルレポートをお願いしたところSは振っていないとのこと51訂正。ヘンテナを回すと8の字というよりも小刻みに強弱あって方向が今一つ定まらない感じがありました。いろんな反射を拾っているのかもしれません。続いて5エレプリンテナの比較実験に協力いただきました。こちらも51-51変わらずではありますが、信号が太くなって安定した感触があり、相手局からも同様のレポートをいただきました。1λヘンテナと5エレプリンテナ、それぞれ利得なりの手ごたえがあったかな、といったところです。その後もメインでCQを出してみましたが後が続かず、本日も1局のみ、1200MHz、相変わらずです。

 

 145MHzにQSY。白石市、角田市、山形市の3局に交信いただいたところで、雪も舞ってきて耐えられそうもなく、撤収としました。

 

 往路を戻る尾根の途中に「南風蕃山Wルート」なる小さな標識と枝道があるのに気づきました。萱ヶ崎山を含むこの山全体が「蕃山」であり、西風蕃山とか蛇台蕃山とかいくつかピークがあるものの、「南風蕃山」というのは初めて目にしました。あまりに寒く、今回はパスしましたが、ちょっと興味が湧きました。そのうち訪ねてみたいと思います。

下山口 バス停付近

 

 

 

 

 

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