JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

DCR8エレ八木そして特小比較

2014年07月13日 | 特小・DCR運用


 絶好の運用日和になるかと思いきや、予想外の曇天。午後から雨模様との予報。近場の泉ヶ岳、それも山頂ではなく中腹の旗頭展望台にて午前中のみ運用してきました。目的は最近購入したDCR用8エレ八木を使ってみること、そして特小実験。

 泉ヶ岳駐車場前のバス停で下車。目の前のゲレンデをひたすら登って約30分。スキー場最上部からさらに50mほど登ったところが旗頭展望台です。標高約700m。小広い芝生の斜面となって、南は遮るものなし。


泉ヶ岳旗頭展望台


 さっそく三脚に8エレを設置。こんな大きいアンテナを山に持ち込むのは初めてで、自宅で何度か練習しましたが、それでも多少手間がかかります。蝶ナットを落とさないよう慎重に組み立て、設営。三脚への固定は、大型クリップによるワンタッチ方式。ちょうど均衡点で支えるため三脚とのバランスは悪くありません。


ブームは2分割でなんとかザック運搬可

クリップ固定式


 本日、おかざきKG295局の移動地は、福島県田村市麓山。旗頭展望台と麓山は完全な見通しで、距離約94km。10時ジャスト。KG295局よりお呼び出しいただき、DPR3+ホイップにて応答。意外にも弱め。麓山側は雨本降りとのことで、影響が出ている様子。八木に切り替えたところ、双方M5+2~3本に上昇。さすが8エレ。別世界。実力を垣間見ることができました。




 続いて雨が小降りになるのを待って特小実験へ。KG295局がお持ちのDJ-R100DとP24Lによる興味深い比較をすることができました。この二つは形もアンテナの長さも同じ。でも型番は別系統。当局の使用リグはDJ-R20D。

 はじめにDJ-R100D にて10mWで送信いただき、52-52で良好な伝搬を確認。スケルチが開く程の問題のない信号。続いてP24Lで送信いただいたところ、41~51に低下。ノイズに埋もれがちな浅い変調で了解度もよくありません。明らかにDJ-R100Dの方が強く入感。



 さらに双方1mW。DJ-R100Dからの送信では51-51~52。ノイズが多少増えたものの、メリハリが効いた変調で了解度はさほど10mWと変わらず。P24Lからの送信ではポイントを探って、31~41がやっとでした。変調が浅く、時々了解不可、パワー自体も弱いのでは?と思えるほどでした。以前にも感じたことですが、DJ-R100Dから送信された変調は音圧が高くとてもパワフルに聞こえます。こちらからの信号も聞き比べレポートをいただいたところ、大きくは変わらないもののDJ-R100Dの方が多少耳も良いとのことでした。1mWという超ローパワーでの交信。わずかな送受信性能の違いが了解度の違いとなって表れる結果となりました。型番どおりDJ-R100DはR20Dの流れをくんだとても良いリグのようです。

 本日も交信実験ありがとうございました。また交信いただきました各局様、FBQSOありがとうございました。

<DCR>
ミヤギTM109局 宮城野区 5/5+3本(1W)8エレ
ミヤギIT03局  石巻市上品山 5/5+3本(0.2W)8エレ
おかざきKG295局 田村市麓山 5/5+2本(0.2W)8エレ
ミヤギOS147局 三本木町   5/5+0本(1W)8エレ 43cmホイップでは不可
イワテKA215局 若林区    5/5+1本(1W)43cmホイップ

〈特小〉
ミヤギIT03局  石巻市上品山 10mW 5/5  1mW5/5 距離57km
おかざきKG295局 田村市麓山 10mW 52/52   1mW51/51 距離94km








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