韮山農園生活

 定年後の生活を妻と二人で韮山で暮らしています。園芸、食品加工、陶芸鑑賞、散歩などの感想を綴ります。 

風鎮祭

2017-09-06 08:40:18 | 日記
 私の住む地区では毎年9月最初頃に村の鎮守で風鎮祭という行事を行いますが、これは簡素なお祭りで、特別な飾りや山車、屋台などは出ません。私も区長になるまでは、こういう行事を知りませんでした。地区選出の神主さんの祝詞に従って、この時期にとれる自然の恵みを神前にお供えして祈祷します。柴栗、サツマイモ、里芋などの野や畑の恵と金目鯛などを供えて、区長、副区長、会計、協議員、老人会役員などの面々が参列します。祝詞では台風による風水害や地震、稲の病害虫などの自然災害からの回避などをお願いします。柴栗は山に自然に生えている栗で、小粒ですが栗の内側の皮が渋くなくそのまま食べられます。味も濃厚で、丹波栗より数段美味しい栗です。サツマイモや里芋はまだ”はしり”の時期で、貴重品です。
 9月の第一週ともなると、庭の果樹も秋の装いを見せてくれます。我が家の狭い庭には次郎柿、リンゴ、ミカン、枇杷、ブルーベリーなどが植わっていますが、この時期になると、リンゴはあかるみ、次郎柿やミカンは果実が肥大して、かすかに色づいてきます。
 リンゴの木は異なる品種の木が1本ずつあります。受精をよくするためには2種類必要だそうです。
 

 


 温州みかんも大きくなりました。10月末には食べられそうです。
 


 次郎柿は毎年よくなります。10月末には食べられます。
 


 隣の畑に白菜とキャベツの苗を植えました。白菜もキャベツも種を買ってきて、自分で苗を育てました。自分の都合の良い時に苗を育てられるし、しかも安価で済みます。
 


 白菜とキャベツの苗は2,3回に分けて播種したので、収穫時期をずらすことができます。韮山では、冬の寒さがゆるいので、白菜の外側の葉が緑色でしかも上手に結球しません。それでも、漬物にしたり鍋物の具にできます。粗繊維の補給になるので健康食品だと思っています。当然無農薬なので、葉の内側にナメクジがいたり、蝶の卵が産んであったりしますが、指ではじいたり、潰したりしています。