韮山農園生活

 定年後の生活を妻と二人で韮山で暮らしています。園芸、食品加工、陶芸鑑賞、散歩などの感想を綴ります。 

5月末のキッチンガーデン

2017-05-29 17:44:19 | 日記
 我が家の周りの水田の田起こしも終わり、水が張られるのを待つ日々です。我が家のキッチンガーデンの作物も真夏に向かって生長しています。
 トマトに緑色の実がなっていますが、トマトはなかなか赤く色づきません。6月の初旬には赤く色づくでしょう。
 


 ナスの花が咲いています。大きい実は大人の親指よりも大きくなりました。ナスの花は無駄花が少ないので、ほとんどの花は実になります。
 「親の意見となすびの花は、千に一つの無駄が無い」と言います。本当にそう思います。
 


 今年はカボチャの栗坊のネット栽培を試みました。ウリハムシの攻撃を受けながら、大きくなりました。黄色い花が咲き、青梅大の実をつ
けはじめました。ウリハムシは捕獲しています。日中はカボチャに軽く水をかけ、ウリハムシの動きを鈍くしてから、タモを使って捕まえます。無農薬栽培もなかなか大変です。
 


 我が家で芽出し育苗してから畑に定植した里芋も大きくなっています。
 


 去年の12月に植えた晩生のタマネギが少しずつ倒れはじめました。7割くらいが倒れたら収穫です。
 


 庭ではゆすらうめと枇杷が収穫期を迎えました。枇杷は生葉を煎じて飲んだら、美味しかった。赤色の抽出液が美しいです。ところで、最近は伊豆の国市の温水プールに通っています。水中ウォーキングをやっています。水温が30度くらいで、動いていると寒くはありません。ジャグジーもあるので、時々体を暖めたりしながら、運動しています。
 


 プールの効果が出るかなと期待しています。

5月中旬の庭、畑

2017-05-17 08:05:23 | 日記
 5月も中旬だというのに、気温が低い日が続き作物の成長に影響を与えないか危惧しています。4月末に種まきした野菜苗が少しずつ発芽をしています。インゲンなどはだいぶ前に発芽したので早々と畑に移植してしっかり根付いています。里芋の芽出し育苗も進行中で、「土垂れ」という品種の芽出しは早いですが、「石川早生」という品種の芽出しはゆっくりです。芽出しの早さが品種の差なのか或いは種芋の差なのかわかりませんがゆっくり見守っています。オクラは早々と発芽しましたが、鉢が小さいためかあるいは高温好みのオクラには今の気温が不足なのか、成長はゆっくりです。カボチャは2種類、古い品種のカボチャと東京栗カボチャを種まきし、両方とも本葉2枚になってきました。本葉が3,4枚になったら畑に定植ですが、出番は近いようです。
 


 去年の晩秋に定植したタマネギが収穫期を迎えています。早生は4月半ば頃から収穫していますが、晩生がそろそろ収穫期を迎えました。早生タマネギの後作にオクラを定植し、晩生タマネギの後作はコーンを直播します。畑の回転も大忙しです。
 


 ゴールデンウィーク前頃に植えたトマトが黄色い花を付けたかと思ったら、小さな実が実りはじめました。これはミニトマトの幼果です。
 


 庭のブルーベリーも実をつけ始めました。
 


 ミカンの花が散った後に、小さなミカンの子房が付いています。この子房もまもなく幼果になります。
 


 ゆすらうめの実が赤く色づき始めました。
 


 リンゴの幼果も付いていますが、台風に耐えられるかな?
 


 今年は枇杷のなりどしです。青いというか緑色の実がたくさん付いています。
 


 去年は今頃私の実家付近で蛍を見ました。結構群舞していて見事でした。もう少し暖かくなったら、蛍もでるかな。




春の終わり、夏の始まり

2017-05-05 08:33:19 | 日記
 膝痛を抱えた60代末の私にとって、軽い農作業や近所の散歩は大事なお仕事であります。数日前に城池の周辺を歩いていたら、城池に逆さ富士が映っていました。富士山の眺めが良い、いわゆる名所ではありませんが、この地で育った私には、この景色が好きです。
 最近の逆さ富士です。
 


 今年の2月3日に撮影した逆さ富士です。
 


 城池北端に大きな藤の木があり、毎年見事な花を咲かせます。
 


 今朝は、堂川という小さな川沿いを歩いていたら、上空でトンビの鳴き声がしました。電柱の上にとまって、澄んだ声で鳴いていました。昼間には2,3羽のカラスに追われて、悲鳴をあげることもありますが、今朝のトンビは平和でした。
 


 城池は韮山城址の東側にある農業用水池です。韮山城は北条早雲が晩年まで過ごしたお城で、このお堀の一部が農業用水池になったようです。夏になると狩野川の水をポンプアップしてこの池に溜め、韮山耕地に流します。農業用語に温水池という言葉がありますが、この池に溜めることによって、水温を上げる効果があります。私が子どもの頃田植えの手伝いをしましたが、韮山耕地の水田の水は、山水を引いた里山の水田よりも暖かかったことを覚えています。
 水田稲作の民は、しゃがむ姿勢をとりますので重労働です。欧米人やアフリカ人などの外国人は、このしゃがむという姿勢が難しいようです。外人は水田稲作の民の姿勢を、アジアンスクワットと言うそうですが、不思議なのでしょう。小麦栽培やトウモロコシ栽培などの農作業の姿勢を見ると、文化や歴史が違った角度から見えます。ミレーの落穂拾いの農民の姿を思い出してみると、なるほどなと思えることがあります。伝統芸能や相撲なども、このアジアンスクワットの賜物のような気がします。

晩春の頃

2017-05-02 13:29:58 | 日記
 桜の便りがずいぶん前のような気がする昨今ですが、花の主役は桜から他の花に変わってきました。我が家のキッチンガーデンにも、トマトやナス、キュウリ、ピーマン、スイカなどの苗の植え付けも終了しました。トウモロコシは畑に直播しましたが、発芽はまだです。庭では、カボチャ、サトイモ、インゲン、オクラなどの播種を終えて、毎日の水遣りなどをしています。
 インゲンが揃って発芽を開始しました。大豆や小豆、インゲンなどのマメ科植物の発芽模様はなかなか感動的です。豆の下には長い根が下に伸びています。豆の上には芽が上に伸び、土を持ち上げて太陽の光を求めています。芽の上に豆の殻を被った様子は、とても可愛いです。
 


 カボチャやサトイモ、オクラなども鉢に播種しました。風除けと保温を兼ねて鉢をダンボール箱に入れてみました。初めての試みなので、毎日観察です。
 


 キュウリ苗を畑に植えたら、早速瓜羽虫がやってきました。放置するとキュウリの葉が筋だらけになって枯れてしまいます。殺虫剤は使わないので、見つけたら捕獲していましたが、なかなか大変です。捕獲は早朝、まだ瓜羽虫の羽が重い時にやらないとうまくいきません。昼間では逃げられてしまいます。そこで、ビニール袋で株の周囲を囲う作戦を試みました。今のところ瓜羽虫の飛来はありません。
 


 昨年の11月に植えた早生タマネギが収穫期を迎えました。2週間くらい前から茎が折れ始めて、収穫期を教えてくれました。手前が早生、その奥は晩生です。晩生はいまでも成長中で、収穫期は今月末から6月最初頃です。
 

 庭の温州ミカンの花がもうじき咲きそうです。この温州ミカンは我が家の風土にあっているみたいで、生りもよいし美味しいです。
 
 

 我が家にはリンゴの木もあります。いわゆる暖地りんごですが、台風の風でかなり落果してしまいます。なかなか真っ赤なリンゴにはなりません。実も小さいですが、花がきれいなので植えてあります。
 
 

 近所の田んぼには忘れられたようにレンゲが咲いていました。もうじき田植え準備が始まるとこの蓮華の花も見納めです。
 
 


 もうじき八十八夜です。私が子どもの頃は今頃お茶摘みやお茶揉みなどをしました。近所の家でも一斉にお茶揉みをしたので、集落全体にお茶の香りが漂っていました。私はお茶は味わうものというよりも香りをいただくものだと思っています。お茶の一番よい香りは製茶工程で空に献上していますが、お茶揉みの時の掌の熱さはお茶のよい香りとともに忘れられません。