田方平野では稲刈りが順調にすすんでいます。コスモスが秋風にやさしく揺れている小春日和の日に、田圃道を歩きました。アスファルトに見覚えのある文様が映っていたので、何だろうと目を近づけたら、蛙の死骸であることに気づきました。川と田圃との間にある農道なので、蛙たちが行き来しています。たまに通る軽トラに轢かれて道路の文様になっています。この蛙たちも元気な頃には、蛙の歌を合唱していたことでしょう。10月末になって急に気温が下がり初めてきました。思うように餌も取れなくて、しかも蛙の体温が急激に低下して、体の動きも悪くなってきました。道路を横切るのにも時間がかかるので、夏のように素早い動きができません。こんな訳で軽トラの車輪に踏まれることが多くなります。中には、片足だけ轢かれて、身動きできない蛙もいました。頭が無い蛙もいました。
轢かれたばかりの蛙の側で、じっとしている蛙もいました。弔っているようです。
この蛙に、「父母未生以前 汝が本来の面目や如何」と問うたら、何と答えるか。
「ゲロゲロ」ですか。
農道の模様となった蛙
白隠禅師曰く、「闇の夜の 鳴かぬ烏の声聞けば 生まれぬ先の父ぞ恋しき」
蛙曰く、 「闇の夜の 鳴かぬ蛙の声聞けば 生まれぬ先の父ぞ恋しき」 ですかね。
轢かれたばかりの蛙の側で、じっとしている蛙もいました。弔っているようです。
この蛙に、「父母未生以前 汝が本来の面目や如何」と問うたら、何と答えるか。
「ゲロゲロ」ですか。
農道の模様となった蛙
白隠禅師曰く、「闇の夜の 鳴かぬ烏の声聞けば 生まれぬ先の父ぞ恋しき」
蛙曰く、 「闇の夜の 鳴かぬ蛙の声聞けば 生まれぬ先の父ぞ恋しき」 ですかね。