春は名のみの・・・と言いますが、時々は暖かい日もあり、そういう日は趣味の園芸の農作業が楽しいこの頃であります。初春の柔らかい光に包まれた器が美しく際立つ時があります。今朝もそんな日でした。普段愛でている器を鑑賞しているときが、この上なく幸せなひと時であります。伊豆の陶芸家、渡邊隆之さんの作品と丹波焼きの壷を紹介します。
渡邊さんの器は、薪窯で焼いた花瓶や小鉢です。自然釉の色合いがいいですね。表面がゴツゴツザラザラしているので、最初見たときは、「あれっ」という感じですが、時間の経過とともに、器が内包する「美」がにじみ出てきます。
これも渡邊さんの花瓶ですが、随分印象が違います。落ち着いた雰囲気がいいですね。紋様も優しく、形も柔らかです。
これは小鉢です。野菜のオヒタシなどを盛り付けると、映えます。
これは丹波焼きの壷です。頂き物です。かなり大きく存在感があります。一般的にはこういう器が美しく、分かりやすい作品です。
今は世界中で和食ブームですが、和食にはラーメンや天ぷら、寿司、刺身、うどんなどがあり、いずれも「健康」と「旨味」を主張した日本の料理で、とても分かりやすいものです。この和食ブームはますます世界中に広がると思いますが、精進料理や懐石料理、行事料理などの日本食は、和食ほどブームにはならないかもしれません。
和食と日本食の違いは沢山ありますが、食事を盛り付ける器や食事の席を演出する壷や花器、軸物などのしつらえが全く異なります。生け花や茶道は勿論のこと、日本食の会席では、器も大切な要素になります。日本食には日本の精神文化がぎっしり詰まっています。
ところで、懐石料理をいただくとしたら、その席にどんな器を置きたくなりますか。着物姿で着飾った女性が多い時とか、草堂で頂く時とか、状況によって随分異なりますが、こんなことを想像してみるのも楽しいものです。
渡邊さんの器は、薪窯で焼いた花瓶や小鉢です。自然釉の色合いがいいですね。表面がゴツゴツザラザラしているので、最初見たときは、「あれっ」という感じですが、時間の経過とともに、器が内包する「美」がにじみ出てきます。
これも渡邊さんの花瓶ですが、随分印象が違います。落ち着いた雰囲気がいいですね。紋様も優しく、形も柔らかです。
これは小鉢です。野菜のオヒタシなどを盛り付けると、映えます。
これは丹波焼きの壷です。頂き物です。かなり大きく存在感があります。一般的にはこういう器が美しく、分かりやすい作品です。
今は世界中で和食ブームですが、和食にはラーメンや天ぷら、寿司、刺身、うどんなどがあり、いずれも「健康」と「旨味」を主張した日本の料理で、とても分かりやすいものです。この和食ブームはますます世界中に広がると思いますが、精進料理や懐石料理、行事料理などの日本食は、和食ほどブームにはならないかもしれません。
和食と日本食の違いは沢山ありますが、食事を盛り付ける器や食事の席を演出する壷や花器、軸物などのしつらえが全く異なります。生け花や茶道は勿論のこと、日本食の会席では、器も大切な要素になります。日本食には日本の精神文化がぎっしり詰まっています。
ところで、懐石料理をいただくとしたら、その席にどんな器を置きたくなりますか。着物姿で着飾った女性が多い時とか、草堂で頂く時とか、状況によって随分異なりますが、こんなことを想像してみるのも楽しいものです。