JA阿寒

「農業の発展と地域経済への貢献」をモットーに事業・運営を行っています。

第47回阿寒釧路家畜共進会開催

2013-06-17 09:27:53 | イベント・行事

 第47回阿寒釧路家畜共進会が6月10日(月)阿寒町家畜共進会場で開催されました。
 審査員は、乳牛の部ジェネテイクス北海道東事業所営業課の人見智亮氏が務め、馬の部は釧路農協連の齋藤藤晃一氏が務めました。
 デーリィプリンセスには仁成ファーム研修中の長潮音さんが務めました。
 また、共進会開催前に獣魂祭が開催されました。

 


第52回通常総会終了

2013-06-10 09:48:15 | イベント・行事

 6月5日(水)、阿寒町公民館に於いて第52回通常総会が開催されました。
 総会は開会宣言に続き、小瀬組合長の挨拶、組合員表彰の授賞式が行なわれました。
 特別顕彰ではJA女性部組織活動体験発表会で北海道地区最優秀賞を受賞した菊地まゆみさんが表彰されました。
 功労者顕彰では、乳検成績1頭当り乳量10,185kgの清水邦雄さんと乳検成績1頭当り乳量11,797kgの福田貴仁さんが表彰されました。
 議長には大西博氏・清水幸治氏が選任され、議事が進められました。
 全議案について原案通り可決され、盛会の中終了致しました。


普及センターコーナー

2013-06-03 14:15:00 | お知らせ

暑熱時の乳房炎対策
 夏場は高温による乳房炎原因菌の増殖、暑熱ストレスによる採食量や免疫力の低下など、乳房炎に感染する危険性が増え、経済的にも大きな損失につながります。
 表1は体細胞数と乳量の損失割合を示したものです。
 年500トンの生産量で体細胞30万の場合、損失金額は約320万円にもなります。



1.牛床を清潔に保つ
○除ふん・敷料交換を徹底
 湿った牛床は、乳房炎原因菌にとって絶好の場所です。 
 牛舎内を換気し、常に牛床が乾燥した状態を保ち、除ふんや敷料交換もこまめに行い牛床を清潔に保ちましよう。

○消石灰で消毒を
 消石灰には乾燥・消毒効果あります。
牛床、通路の除ふん後に散布しましよう。
 下表(表2)はオガクズ(100g)に対して各濃度の消石灰を混合し、クレブシエラ菌を接種混合後、30分後、2時間後に菌数を観察しました。
 消石灰を、重量比で3%程度混合すれば消毒効果を上げる事が出来ると考えられます。



2.暑熱ストレスを回避
○牛体への送風・換気
 夏場は熱の発散部位である首から肩(牛の上半身)への送風が効果的です。
 また最近は換気扇の台数を多く設置する事例も見られます。

○新鮮な水を与えよう
 飲水量の制限は乳量、採食量に影響を及ぼします。
 日を決めて定期的に清掃しウォーターカップの弁、吐水量に不具合がないか確認しましよう。

3.牛の採食量や免疫力を高める
○消化率の高い繊維の給与
 刈り遅れの粗飼料は消化に時間を要し、熱発生量の増加、採食量の低下を招きます。
 消化の良いエサを与え、暑熱ストレスを軽減しましよう。

○ミネラルの補給
 夏場は発汗量の増加によりミネラルが不足しがちです。
 分娩前後や高泌乳牛、食欲不振の牛には1割~2割増給しましよう。

○重曹の給与
 夏場は、涼しい夜間でのかため食い、反すうの減少によりルーメンアシドーシスの危険性が高くなるので重曹(100~200g)酸化マグネシウム(50g)を給与しルーメンPHの安定化を図りましよう。