JA阿寒

「農業の発展と地域経済への貢献」をモットーに事業・運営を行っています。

JA女性部総会開催

2010-03-18 13:48:20 | イベント・行事
 3月10日(水)、赤いベレーに於いて、阿寒農協女性部第47回通常総会が開催されました。
 
 よつ葉乳業(株)根釧工場川瀬工場長、釧路農業改良普及センター大居支所長の来賓挨拶の後、菊池節子さんの議長により議事が行なわれました。平成21年度の事業報告の後、平成22年度の事業計画が協議され、女性部員の加入促進、フレッシュミズの育成強化、JA運営における男女共同参画促進運動等総ての議案が全会一致で決定致しました。
 
 また、総会終了後、懇親会を行い、いろいろな意見交換をしていました。今後も女性の活躍に期待したいと思います。

阿寒野菜組合講習会開催

2010-03-15 13:39:49 | イベント・行事
 3月10日、JA阿寒会議室に於いて、阿寒野菜組合講習会が開催されました。
 
 講師に元農業試験場で野菜栽培の研究に携わっていた土肥氏(現住友化学)を迎えて、農薬に頼らない病害虫防除の方法として、「IPM(総合的病害虫管理)、ICM(総合的作物管理)」の考え方についての講習会を実施しました。
 講習の中で「病害虫対策としては、作物が元気に育つことが基本であり、そのためには、堆肥の投入による土づくりが基本になる」ことや、「マルチフィルムやハウスビニールの機能性を生かすことによって、病害虫の発生を軽減できる」などが話されました。
 
 今回の講習会を参考により安全・安心な野菜栽培が取り組まれます。

 3月下旬からほうれん草の出荷が始まります。

(有)阿寒グリーンヒルファーム優秀賞

2010-03-12 13:53:03 | イベント・行事

 
 去る、3月10日(水)札幌市に於いて、「平成21年度草づくりコンクール」が開催されました。このコンクールは全道規模で毎年開催されており、各地区より草資源を有効活用し、飼料自給率の向上及び生産コスト低減に取り組んでいる農場を抽出し、審査の結果表彰されるものであります。
 
 本年度は当地区から(有)阿寒グリーンヒルファームが出品し見事、優秀賞(草地協会会長賞)を受賞いたしました。阿寒グリーンヒルファームは、簡易更新とルーサンを活用した高栄養粗飼料確保を中心に取り組んできており、その取り組み内容が優良事例として評価されました。当日は、代表取締役の鈴木忠さんが出席し表彰式及び優良事例としての発表を行いました。日頃より、草づくりに重点を置いた努力が報われた結果だと思います。大変おめでとうございました。
 
 尚、阿寒グリーンヒルファームは全道の優良事例として「全国草地畜産コンクール」へ推薦され、現在審査中であります。(全道2農場)良い結果がでる事を期待しております。

 


肢蹄の状態と飼養管理を確認しよう

2010-03-03 14:10:30 | 農業
肢蹄の状態が悪くなると寝起きや移動に影響が出ます。その結果、採食行動を制限し、生産性を大きく下げてしまいます。
肢蹄の状態を確認し、牛の健康状態、飼養管理を再確認しましょう。

●蹄壁(蹄表面)の状態

蹄はツルツルと滑らかですか?傷が見られませんか?

蹄表面の状態は過去の栄養状態を表しています。傷は過去にルーメンアシドーシス(第一胃内が酸性化している状態)が起こったことの名残です。



蹄の成長は一ヶ月で約5ミリといわれていますから、蹄の付け根から3センチ程度下に傷があれば半年前にルーメンアシドーシスが起こっていたと考えられます。全体がザラザラとしているのであれば常に軽いルーメンアシドーシス状態にあることを示しています。

●蹄冠部の状態

蹄冠部が腫れたり、赤くなったりしたときもルーメンアシドーシスが疑われます。
このような状況は粗飼料の摂取不足や穀類、配合飼料の過給によって反芻が減少し、ルーメン内が酸性に傾くことによって引き起こされます。


>>対応策

1.粗飼料の給与量、採取量を再確認する。

 ○粗飼料の水分変化に合わせて給与量を調節する。
 ○手持ちの粗飼料の食い込みが良くないときは、粗飼料の代わりにビートパルプなどの繊維を含む飼料を増給する。
 ○購入粗飼料(アルファルファヘイ、クレイングラスなど)の利用も検討する。

2.粗飼料の食い込みに合わせて穀類(とうもろこしなど)や配合飼料の給与総量や給与回数(1回当たりの給与量)を調整する。

●飛節の状態

片方の飛節が腫れている場合は、牛床で擦れたり、寝起きに支障が生じているなど施設的なことが要因として考えられます。
両方の飛節が腫れている場合は栄養的な要因も考えられます。タンパク質とエネルギーのバランスが崩れたときに見られ、ルーメンの中で早く分解されるタンパク質が過剰になったときに起こりやすくなります。



>>対応策

1.敷料を増やして牛床の安楽性を高める。

2.タンパク質飼料(大豆粕など)や配合飼料の給与総量や給与回数(一回当たりの給与量)を見直し、エネルギーとタンパク質のバランスをとる。



肢蹄の状態変化に留意し、健康を維持することによって生産性の低下を防ぎましょう。