5月10日(金)阿寒TMRセンター格納庫前に於いて、本年度の農作業開始にあたって、「安全祈願祭」を行いました。
5月中旬からは、コーンの播種作業が始まり、阿寒TMRセンターは5月18日から始まり、5月25日終了。(昨年終了5月25日)
217・2ha播種しました。
釧路TMRセンターは5月22日から始まり、5月26日に終了。(昨年終了5月29日)
117・4ha播種しました。
5月15日(水)赤いベレーにて、青年部とドリームの研修生の交流会が開催されました。
青年部・研修生・関係機関合わせて15名が出席致しました。
最初に研修会が開催され、青年部の浅野達彦さんと鈴木真悟さんが講師となり牛についての研修会が開催されました。
その後、懇親会が開催され、それぞれ自己紹介等をし、親睦を深めました。
5月13日(月)、農協2階会議室において平成25年度、阿寒町阿寒集落総会が開催されました。
議長は小瀬会長が務めました。
昨年は畜舎衛生環境整備事業(処理室清掃・農用施設屋根塗装等)を行い58戸が利用しました。
予防接種は、牛1,714頭、馬5頭行いました。
議事については全議案原案通り可決されました。
5月11日(土)釧路農協連共進会場に於いて、第35回釧路B&Wショウが開催されました。
審査員にオールジャパンブリーダーズサービス㈱竹田 秀臣 氏のもと審査が行われました。
当JAからも洗練された乳牛が6頭出陳され、第9部に出品された佐藤和則氏所有牛スイートホーム ルリ アドベント REDが部門で1位に選ばれる等乳牛たちが活躍しました。
今後も、共進会が引き続き開催されていきますので好成績が残せるよう、出陳者の皆様これからも頑張って下さい。
雑草を防除して植生を改善しよう
植物の悪化は、サイレージ品質低下の要因となります。
今回は、植生改善に向けた雑草防除について紹介します。
草地における主な雑草
地下茎イネ科雑草
1.シバムギ
出穂前のシバムギは、一見するとチモシーとの判別が難しい草種です。
茎が細く、倒伏しやすい特徴があります(写真1)。
嗜好性が悪く、サイレージ発酵しづらい草種です。
2.リードカナリーグラス
リードカナリーグラスは、太い茎で倒伏に強く、草丈は成人男性の背丈を超えるほど生長します。(写真2)
出穂後は茎部の木質化が進むため、嗜好性が低下します。
広葉雑草(ギシギシ類)
ギシギシの古株は1株から2万粒の種を落とすと言われ、繁殖力旺盛です。
また、土中の種が更新時の耕起により光を受け、発芽し、繁茂する事があります。
植生に合わせた雑草防除
雑草が3割以上占める草地は、防除の対象となります。
優占する雑草が地下茎イネ化雑草か広葉雑草か植生を確認し、防除方法を選択しましょう。
地下茎イネ科雑草が多い場合
イネ科雑草の防除は、草地更新時が唯一の機会となります。
既成植生にグリホサート系除草剤(主な商品名 ラウンドアップ、タッチダウン等)を散布し、徹底的に故殺しましょう。
【除草剤使用のポイント】
1.草丈30㎝程度で散布
草丈が伸びすぎると散布ムラとなる。
特に倒伏したシバムギは、実際の草丈より短く見えるので、適期を逃さないよう注意する。
2.除草剤散布後、10日以上おく
可能であれば散布後2~3週間おく。
期間をおくことで、薬剤が根まで移行し、雑草再生を防げる。
3.少量散布で効果を高める
専用ノズルを使い、希釈水量を25~50リットルに減らす方法。
散布ムラを防ぎ、雑草防除効果を高める。
広葉雑草が多い場合
1.草地更新時に防除
播種床造成後、40~60日間おいて、雑草の発芽揃いを待ちます。
除草剤が展着する大きさに展開したらグリホサート系除草剤を散布し、故殺します。
大きくなりすぎると、影になった葉に薬剤がかからなくなるので、散布時期を見極めましょう。
2.除草剤の茎葉散布
更新時以外に、ハーモニーやアージランの茎葉散布という選択肢があります。
薬剤毎に留意点があるので、使用前に必ず確認して下さい。
また、大きな古株かある、ギシギシの占有率が高い場合、裸地になる心配があります。
防除と併せて追播をご検討下さい。