子牛の育成
離乳時の飼養管理
離乳は子牛が反芻動物へ切り替わる重要な時期です。
子牛の健康や発育に影響を及ぼすようなストレスを与えず離乳できるように、準備していきましょう。
◎ルーメンを早く発達させる
生まれたばかりの子牛の胃はその七割が第四胃です。
第一胃はまだ非常に小さく、ルーメン機能は不十分です。(図1)
ルーメン機能を発達させるには、固形飼料の人工乳(スターター)を早く食べられるようにすることが必要です。
①人工乳の馴らし給与
人工乳は、出生後二目目にひとつかみ程度(50~100g)を直接口に入れて味を覚えさせます。
数目で自分でたべるようになります。
②白由採食
人工乳は容器に一日分を入れて自由に食べさせるように入れます。
水やよだれで汚れると腐敗しやすいので、注意しましょう。
食い込み状況をよく観察して給与量を増やしていきます。
③水の給与
哺育中であっても水はとても大事です。
衛生的な水を、いつでも飲めるようにしてあげましょう。
ただし、飲んだ水が第四胃に流入してしまうことを防ぐため、哺乳後三〇分程度経過してから水を飲めるようにしてあげましよう。
④離乳
離乳の目安は、人工乳を一日一kg以上、三日間連続して食べられるようになった時です。
ルーメンが正常に発達すれば四〇~五〇日で離乳が可能になります。
⑤離乳方法
離乳には、 一気に遮断する一発離乳と、哺乳量を減らして数日かけて段階的に離乳する方法があります。
・一発離乳は手間がかからず離乳後の人工乳の食い込みが一気に高まります。
・段階的に離乳する方法は、牛の状態を見ながら離乳でき下痢や鼓腸症の低減が期待できます。
⑥離乳後の管理
離乳後は、カーフハッチなど個体管理から群管理に移行する時期です。
移行時のストレス発生防止のため、離乳と移行は同時に行わないようにしましよう。
○移行時は、一挙に他の育成牛と同居させない
・体高・体重の揃った子牛を、二~三頭ずつ群で段階的に馴らし、広い施設に一緒に移行する。
移行先の施設には、食い負けしない餌槽、衛生的給水施設・休息場づくりへも配慮し、発育停滞防止に努めましよう。
4月13日(水)、徹別多目的センターに於いて、平成23年度通常総会が開催されました。
議案については全議案について可決されました。
議事終了後の懇談では、今後のPCASとしての活動方針やどのような研修が農業経営に必要なのか、など様々な意見が交わされました。
※PCASでは現在、会員を墓集しております。
税金の申告を白分で行っている方やパソコンを始めようと思っている方などを対象としています。
松下裕幸さん所有牛インレツト ジエラルデイン チエツトが、決定得点85点、生涯乳量56,747㎏で基準を満たし、国内後代検定生涯能力優秀雌牛として表彰されました。
おめでとうございます。
この賞は、生涯乳量5万㎏以上、決定得点85点以上を満たし、十勝家畜人工授精所の後代検定種雄牛娘牛を所有する酪農家を表彰し、記念の楯が贈呈されます。
成績については、次の通り。
2003年2.22生
5産
M 56,747
F 2,299 4.0%
SNF 5,068 8.9%
P 1,970 3.5%
4月より新たに農業研修生が農業研修施設ドリームに入居し研修を行なっていますのでご紹介いたします。
片淵幸三さんは沼田牧場にて4月13日より実習研修を行っています。
みなさんよろしくお願い致します。
4月15日阿寒公民館にて青年部の総会が行われました。
菊池健聖さんのご発声により青年部綱領が朗唱されました。
議長に清水聡さんが選出され、議案は全て可決されました。
尚、役員改選により新役員が選出されましたので、報告致します。
新役員
部 長 菅 原 雄 一
副部長 菊 池 辰 巳
〃 菊 池 健 聖
理 事 菊 池 信 之
〃 斉 藤 伸 一
〃 鈴 木 真 悟
〃 浅 野 達 彦
監 事 及 川 賢 治
〃 金 子 睦
総会終了後、青年部50周年式典が行なわれました。歴代の部長11名と来賓、現青年部、事務局併せて36名が参加しました。
菅原部長が挨拶をし、来賓祝辞では、小瀬組合長、産業振興課農林課中村課長、普及センター山下支所長より祝辞をいただきました。
最後は、2代目青年部部長、安藤静夫さんの万歳三唱で式典を閉めました。
これから農繁期に入ります。
例年これからの時期は、農作業事故が多発する時期です。
次のような事に注意して作業にかかりましょう。
◎農作業の計画化
無理な作業にならないように、作業手順を安全に、効率的に計画をたてましょう。
◎機械の点検・整備
点検・整備・トラブル発生時はエンジンを止めて、衣類等が機械に巻き込まれなように行いましょう。
◎トラクターの転倒事故防止
万一の事故に備えて、安全キャップ安全フレームの装着と、シートベルトを着用しましょう。
公道を走行する場合は反射器の取付、安全運転しましょう。
◎体調を万全に
農作業が長時間に及ぷ場合や体調が万全でない場合は、休息を十分取りましょう。
4月1日、北海道信用農業協同組合連合会より、平成22年北海道信用事業に貢献した「優績JA」として当JAが表彰されました。
JAバンクローン部門、JAカード部門でどちらも全道で3位という優秀な成績を収めることができました。
これも、日頃の職員の努力の成果のあらわれかと思います。
平成23年4月1目より配合飼料の価格を改定します。
実施期間 平成23年4月1日~6月31日
改定額(トン当)1~3月期価格に対し全畜種平均トン当り
約1,700円値上げ
※牛代用乳については20kg袋当り
約1,000円値上げ
※安定基金(4,700円)が補てんされます
〈4月〉
7日(木) 一般市場
12日(火) 肉牛市場
13日(水) 乳牛市場
14日(木) 一般市場
21日(木) 一般市場
22日(金) 育成市場
28日(木) 一般市場
30日(土) 懇談会(予定)