因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2024年3月の観劇と俳句の予定

2024-03-01 | お知らせ
 あれよあれよという間に観劇の予定がどんどん増えております。
*ライブ版 2024年春 ひな祭り公演『西瓜とゲートル』第2弾
 桑原茂夫原作(『西瓜とゲートル オノレを失った男とオノレをつらぬいた女』から)・脚本 天願大介演出 月船さらら、外波山文明出演 山崎ハコ特別出演 四家卯大音楽 SPACE雑遊 ギャラリーB1 3月2日~3日
 母の遺品のなかから出てきた小さな手帳に記されていたのは、夫が出征したあとの子どもたちと八百屋の店を守り抜いた戦中戦後の日々の記録だった。それを丹念に読み込み、当時の世相や用語、出来事の背景などについて注釈を加えた原作は、市井の人々の暮らしや心の様相を活写する素晴らしいドキュメンタリーであり、新たなる戦前とささやかれる流れに断固抵抗する作者の気概あふれる一冊である。2021年秋の第1弾を見逃してしまったので、今回は是非に。
*座・高円寺 春の劇場29 日本劇作家協会プログラム
劇団フライングステージ第49回公演 関根信一作・演出 公式サイトはこちら (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25)  
『こころ、心、ココロ 日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語
 A 第一部 名も無き時代(1914年~1970年)
 B 第二部 名づけること、名付けられること(1970年~2023年)
 朝日新聞に記事あり。
*文学座三月アトリエの会 マックス・フリッシュ作 永田紫乃訳 西本由香演出『アンドーラ 十二からなる戯曲』公式サイトはこちら 信濃町/文学座アトリエ
 戦後スイスを代表するマックス・フリッシュがドイツ語で書き、教科書にも掲載されている作品とのこと(公演チラシ)。市川明翻訳版を一読して「文学座らしい作品」との手応えを得た。
*ACO/名取事務所共同制作 内藤裕子作・演出『カタブイ、1995』公式サイトはこちら 下北沢/小劇場B1(内藤裕子関連のblog記事→『かっぽれ!』シリーズ4作含むgreen flowers公演の記録、劇団内外作・演出および演出 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13) 
 沖縄の本土復帰をテーマに内藤が三部作を書下ろし、沖縄と東京の俳優陣で上演する企画の第2弾は、米兵3人により少女暴行事件が起こった1995年の沖縄が舞台となる。
 
*劇団パラドックス定数 第49項 野木萌葱作・演出『諜報員』公式サイトはこちら 東京芸術劇場シアターイースト (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31
 ドイツ人の父とロシア人の母のあいだに生まれ、ドイツのジャーナリストとして日本へ入国したリヒャルト・ゾルゲのほんとうのすがたは、ソビエト連邦の諜報員だった。
*三月大歌舞伎昼の部 「寺子屋」/「傾城道成寺」/「御浜御殿」公式サイトはこちら 
*川手ふきの脚本 桒原秀一脚色・演出『遠き日の落球』公式サイトはこちら シアター・アルファ東京
*劇団唐ゼミ☆ 唐十郎作 中野敦之演出『鐡假面』公式サイトはこちら1,2,3)文化庁の海外研修生として1年間過ごしたロンドンから帰国した中野敦之が「この芝居にありったけを叩き込みます」とのこと。

 俳句関連の予定は次の通り。
*かさゝぎ俳句勉強会・・・「初花」
*十六夜句会・・・「涅槃」、「楤の芽」
*金星句会・・・「巣立鳥」、「山笑ふ」
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